鉄的ニュースとしては少し古いですが、今回はこんな話をば。
東急東横線と東京メトロ副都心線 相互直通運転の開始日が2013年3月16日に決定!
おさらいのつもりで軽く書くと、東横線の渋谷駅が「ヒカリエ」の地下に移転し、メトロ副都心線とつながることで、西武池袋線、もしくは東武東上線からメトロの渋谷を経由して東横線に入り、横浜および元町中華街まで乗り換えなしで行ける、ということ。
しかし本題はこの話題でなく、裏にあるこんな話。
「東横線・東京メトロ副都心線の相互直通運転にあわせ、現在東横線と相互直通運転を実施している日比谷線は中目黒を始発・終着駅とし、東横線は全列車渋谷方面行きとなります。」(pdf文書より)
すなわち、今も細々と(!?)続いている東横線とメトロ日比谷線の直通運転が、この日を境になくなってしまう、ということ。
直通運転用として1989年に登場した、東急1000系。
その去就がにわかに気になってきたわけでして。
日比谷線との直通運転を廃止するのはいくつか理由がありそうだが、大きな理由は車体なのかもしれない。
東横線の車両が今はほとんど20メートルで1両あたりのドアは4つ。副都心線や西武、東武線からの相互乗り入れ車両もほぼ同じ規格なので、たとえば朝ラッシュなどでの整列乗車もそんなに乱れないし、ゆくゆくはホームドアを設置することも可能になる。これに対し、東急1000系や日比谷線の車両は少し短い18メートルでドアは3つ。当然、4つドアの位置とは異なる。ラッシュで並んでいてもドアの位置がずれるため、列も乱れる。
この車両、兄貴分ともいうべき9000系(1986年)
とそっくりで、車内の見付もほぼ同じ、しかし前述のとおり車体の長さが違うので、ホームの端に立っているとその手前で止まってしまう、なんてことも。
東横特急を走らせてから、直通列車はあきらかに少なくなったため、乗車のチャンスも必然と少なくなったが、来春、ついにその使命を終えることになる。
車両そのものはまだまだ使えるはずなので、どこか地方で使ってくれればと思うのだが、こんな使い方はどうだろうか?以下、ぼくの妄想である。
(1)日比谷線~東武線で引き続き使ってもらう
東武を走る東急1000というのを想像しただけで、ファンのぼくはワクワクするな(現状は北千住どまり)。たとえば北千住~春日部あたりまでの複々線を、外の急行線を田園都市線からの8500系と5000系、内の各停線を1000系が走って(併走して)いたとしたら、はて、ここはどこなんだろうという錯覚に・・・。
(2)蒲蒲線で使ってもらう
東急線の蒲田駅と京急の京急蒲田駅の間は1キロ近く離れている。この2つの駅を短絡するような地下線を建設し、渋谷から羽田空港まで直通で行けるようにしよう、というもの。
ご存知の方もおられようが、東急と京急では線路の幅(ゲージ)が違う。で、そのための東急側の電車に、1000系をあてがってみてはどうだろうか?ということ。京急は18メートルの3ドア車も多くいるので、両方のゲージの車両が走れるよう、かつてあった3線レールにするとか。ほかにもいろいろ雑多な問題がはらんでいるらしいけど。
・・・簡単に言うなって?だから妄想なのさ。