Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

季節的には冬なんですが・・・月末は忙しくなりそうです

2014-01-26 21:00:17 | Ferrari275GTB
今日の山陰は天気予報通りに冷たい雨が降っています。
ですが意外と温かくて夜半には雪に変わると言われても何だかピンとこない気温なんですね。
本当に降るのかな~雪!

まあ天気はこんな調子なんですが中庭のガーデン作りは少しずつ進んでおりまして先日は散水栓の為の水道工事をしましたが、この月末から森林組合さんが木を植えに来られる事になりました。
木は一度植えてしまうと移動が困難なので植える位置関係がかなかな難しい・・・どこから見るのを一番にするかで植える位置が違ってくるのです・・・携帯電話で指示するという事も出来ないですしね~ですから私自身が留守にする訳にはいきません。
当然ですが職人さんと一緒に植え込み作業をする事になります。
ココだけの話ですが2月1日は本当なら横浜のホビーフォーラムに誘われていたので行こうと思っていたのですがどうも行けそうに有りません。
残念だけど仕方ないですね~。

冷たい雨が降っていてもこの間木を植えたり、薔薇の剪定をしたり・・・次の季節への準備が着々と進んでいるんですね~!

さて制作を始めます。
昨日はタイヤホイールを付けてまずまずのバランスだったんですが、リアのホイールハウスの奥行きが少なくてタイヤがはみ出てしまいました。
リアのホイールハウスの奥行きを直さなければなりませんが、その前にボディとシャーシの位置関係を決めてしまわないとホイールの位置関係を触る訳には行きません。
このキットにはフロントにビスを揉む部分が有ったのですが中央付近を一旦カットして幅を調節していますのでこのビスを止める部分を一旦カットしています。
それを元に戻します・・・
十分な溶かし込みをしておかないとビスを揉んだ途端に外れてしまう場合も有りますから十分に気をつけて下さい。


これでボディとシャーシの前後の位置関係が決まりました。
リアホイールのインナー部分はこのキットの場合シャーシと一体でキャストされていますAMRなんかですとここの部分が別パーツなので加工は簡単なのですが・・・
タイヤの逃げがどの位必要なのかマジックで描いてみましたら意外と大きなスペースでインアーを広げなければなりませんね~。


どんな方法でここを広げようか考えたのですがこの邪魔になる部分の板厚だけ逃がしてみようと思いまして先ほどの画像の壁の部分を半分だけ削ってみました。


やはり厚みの部分だけ全面削ってしまわないとどうも収まりそうにないですね~
車軸は中央付近しかハンダ付けしていないのは両サイドの板を削る必要が有ったからなんですね。
車軸の位置がわからなくなると困りますのでパイプは付けたままにして加工しています。


ホイールハウスインナーの壁を全て削ってしまいましたのでその奥側に新たな壁を作ってやらないとホイールの隙間から反対側が見えてしまいます。
コクピット内の後ろ側の床を取り付けなければならないのでこのパネルは削る前と同形状にしてしてあります。


そしてハンダ付けします。
書き忘れましたが奥の壁の素材はシャーシと同じメタルの板で作っています、真鍮板をお使いになっても何ら問題は無いですがアルミではハンダが効かないので接着になってしまいますね。


元々の形状になる様に削っています、時間を省略する為には少しリューターで削ってからペーパーで仕上げるのが楽ですね。
画像ではよくわからないかもしれませんが最初有ったホイールインナーの壁の厚みだけ奥側に凹んだ感じですね。
これでうまく逃げが出来たんでしょうか?



次はシートの後ろ側に有るバルクヘッドの幅を詰めています。
この部分は先ほど詰めた幅の分だけ削ってやらないとうまく収まりません。




さて如何でしょうか?
ホイール/タイヤはうまく奥に入りましたね~。
ちなみにフロント側はシャーシを少し削っただけでうまく納める事が出来ました。


真横からですと奥に入っているのがわからないかもしれませんので・・・斜め上から・・・。


シャーシを削ったついでにサイレンサーから後ろ側のエキゾーストパイプを削っておきましたここから先は真鍮線で作り直す予定なのです。


時間をかければ奇麗に削る事が出来ます。
ここから前側はなぜ削らないかと言うとこのエキゾーストは1.2mm程の真鍮線で作るのですがサイレンサーの部分はそれよりも少し厚くなってしまうので完成後にボディの下で結構飛び出してしまいます。
特にCamのキットではシャーシの厚みが結構厚いので余計に飛び出してしまいますから奇麗なモールドはそのままの方が良い様に思います。


時間が余ったのでダッシュボードを少し加工しておきましょう。
モールドに有るメーターはデカールと別部品の為に削ってしまいます、中央の補助メーターも・・・グローブボックスの筋彫りは少し掘り直しておきましょう。


ホイールを奥に引っ込めると言う書くだけなら簡単な作業予定だったのですが、行なってみると結構大変な作業でしてほぼ一日がかりの作業になってしまいましたね~。
やってみないとわからない事は沢山有るという事ですがそれでも何とか解決して少しホッとしています・・・(笑)

荷物が来ました・・・?今日もなかなか長文です(笑)

2014-01-25 20:56:00 | Ferrari275GTB
English Version

先日、アイドロンのデカール加工に付いてお電話を頂いた岡山県の方から荷物が送られて来ました。
少し前にヤフオクでバイクの部品を落札して送金をした所だったのでてっきり部品が来たのかと思っていたら違っていました(笑)

早速開封して作業を開始致します・・・机の上が奇麗な朝の内が良いですね。
デカールの下にゴミがかんでしまうと良くないですから・・・作業前に奇麗に片付けて掃除はしますけどデカールの下へのゴミかみはNGですからね~。
デカールはあっという間に完成です!
完成品に加工する場合アンテナなどの細かな部品に不用意に当たらない様にまたデカールが乾燥後には指紋などの汚れが付いていないか良く確認の上リアウイングのフラップを固定している小さな部品を取り付けたりと・・・なかなか神経質な作業になります。
まあこれをやりたくないと思われる方の気持ちもわからない事は無いですね。

この後さらにクリーニングをして箱に戻して発送します。
喜んで下されば良いですね~。

さて275GTBですがボディの大きな変更は終わったのですがまだ仕上げていない部分でホイールアーチが有りますね、この部分はタイヤ/ホイールを取り付けてさらに車高を決めないと加工する事が出来ません。
と言う事でまずタイヤから・・・
キットに付いているのはミニカーショップコジマ製のタイヤでダンロップですがこれをキットのホイールに填めると結構きつくて指が痛くなってしまいます。
まあそれくらいですからこのまま制作を進めると早々にタイヤが切れてしまいそうです。
また設計年次が古いのでトレッドパターンは線が入っているだけ・・・ちょっともの足らないですね。

ちなみにキットのホイールはこんな感じです。
ホイール本体は真鍮?にメッキを施した物でセンターのディスクはメタル製です。
ちなみに275GTBはフェラーリのロードカーの標準ホイールでアルミホイールを最初に採用した車だって知ってました?
今でこそアルミホイールは全く珍しい物ではないですしスタッドレスタイヤを購入するとスチールホイールでは無くアルミホイールが付いてくる事も多くなりましたね。
でもこの時代はまだまだ珍しく先進的な物だった様です。

もう一つ書いておけば275GTBのアルミホイールには2種類有りまして初期の物はこんな感じの物でした。
主に275GTBの初期のシングルカムエンジン搭載車に使われていた様です。
勿論後期の4カムエンジン搭載車に付けている例もありますが・・・)

アバルトパターンの様な感じですね・・・これはこれでかっこいいのです。

後期の車はこんなアルミホイールでした・・・

透し図ではわかり難いかもしれませんから・・・(まあ最初からこの写真を出せよって・・・!?笑)
このタイプのホイールは同年代のロードカーにも使われています、レーシングカーにも・・・例えばディノ206Sなどもオフセットとかは違うかもしれませんが同じデザインのホイールを使っていますね。

そこでこのキットのホイールですが・・・
どうも気に入らないのです、どこが気に入らないかと言うと穴はまあ開ければ近い姿にはなると思います。
しかしリムとディスクの部分が90度に近い入り角が出来てしまいます、また別部品ですから隙間も出来てしまいます。
実車は一体の鋳物ですから隙間は無い訳でして・・・しかも微妙なラインでリムにつながっています・・・

そこで探したのが以前作ったディノ206Sピニファリーナのホイールです。
と言っても私が原型を作ったのでは無くAMRのフェラーリ275GTBのホイールに少し手を加えた物をレジンでキャストしたものです。
今見るとまだまだな部分も有りますがこちらの方がまだ雰囲気が良いかと思います・・・。
とにかく内角の部分の一体感を出す為にはディスクの部分は継ぎ目無しの一体整形が良いと思います。

このホイールはキットのホイールと直径が違いまして、キットのオリジナルは10.5mmの直径に対してこのホイールは10mmです。
ホイールのインナー側は旋盤で作るとしてタイヤは?と言う事になりますね。
10mmのタイヤで時代を考えても良いタイヤはメイクアップのGTタイヤでしょうか!?
在庫を持っていましたのでこのタイヤを使う事に致しました。
先日予備のGTタイヤを入手すべく連絡を入れた所メイクアップさんでもこのタイヤの在庫が尽きてしまったと伺いました。
貴重な在庫だったんですね・・・。

ホイールの内側を作ります。
旋盤に真鍮の丸棒をくわえて固定して削っています
画像は中グリバイトでレジンのディッシュが嵌る部分を掘っている所です。

いよいよ切断しますが、ディッシュ部分が2.0mm有りますのでインナーはフロントが2.0mmリアが3.0mmにしました。
これは使用するタイヤの寸法に合わせてと言う事ですね。

ディッシュ部分と合わせてみました。
まだカエリを処理していませんのでディッシュが斜めに入ったりしていますが最終的には真っすぐに入る様に調整致します。

メイクアップのGTタイヤを填めて見るとこんな感じです。
寸法も丁度良くてタイヤが一方的に無理をしている様には見えません、これなら短時間で破断する事も無いと思われます。


雰囲気は・・・

リアも付けてみると・・・

問題が有るのは・・・ココです!!
ホイールの幅が変わったと言うよりもボディを絞ったからタイヤが飛び出してしまいました。
トレッドを変更しなければなりませんね、これは明日の仕事になりそうですね。

今日は温かくて気持ちが良いですよ

2014-01-24 21:44:20 | Ferrari275GTB
English Version

本日は全国的に温かい天候だと思います。
山陰も随分温かくて気持ち良い天気ですね~。

こんな日は畑仕事をしなければならないのです・・・今日のメニューはブルーベリーの寒肥やしをやりました。
木のまわりに3ヶ所から4ヶ所くらい穴を掘って堆肥を入れてまた土で蓋をしておきます、花が咲く前には大切な栄養補給です。
これでまた沢山の実が成ってくれると良いですね。

さて制作は今日も275GTBですがいよいよフロントバンパーを削ります。
リアは1本物のバンパーですがフロントは左右が分割された物でして275GTBの雰囲気をアグレッシブルな物にしていると思います。
雰囲気はそうなのですが作るのは結構大変ですね。
左右の形状を揃えなければ成りませんのでこれがまた難しくしてています。
削りの加工はハンドバイスで固定してから行ないます、それと今日は新品のヤスリをおろしました。
こんな部品を削る場合にはその切れ味は大切なのです。

新しいヤスリをおろした成果かスムーズに切削出来ます。
少しずつ形状が出て来ましたね~。
細かな部分はペーパーで削って均します・・・。

取り付け用のピンを付けました、これもまたハンダですね。

ボディに穴も開けて取り付けてみましたが・・・部品自体のボリュームが少々気になりますね。
少し大きな様です・・・もっと削りましょう。

バンパー前側の形状を変更して少しスマートに見える様にしてみました、これだけでも随分印象が違う様です。
どこを削ったのかわかるでしょうか?

反対側のバンパーも削ってゆきます、まずはボディに当たる内側を削って合わせます。
本当はここからが難しいのです、取り付けた時の全体のバランスは当然なんですが左右のバランスまでもじっくりと検討しておかなければ成りません。

ここからは間違えは許されませんよ。
間違えは全て即作り直しに成ってしまいます・・・。
取り敢えず反対側の物をあてがってマジックで外形を描いてみました・・・。

右側のバンパーも大体の形状に削れて来ましたのでボディの取り付け穴を開けてみました。
ここからは実際にボディに取り付けて左右のバランスを取りながら削ってゆきます・・・左右のバランスが難しい・・・です。


如何でしょう??
やっと左右のバンパーを削る事が出来ました、まずまず良いんじゃないでしょうか??


今日は作業量は少なかったのですが削り合わせが時間がかかりましたね。
しっかりと時間がかかってしまいました。
明日はタイヤホイールを合わせたいですね・・・。


久々の晴れ

2014-01-23 21:35:19 | Ferrari275GTB
English Version

昨日も雨が少しパラつきましたが定休日だったのでガーデンの水道工事を行ないました。
と言ってもそんなに難しい物ではなく今までの芝生の部分に有った埋め込み型の散水栓の途中から分岐して35m程地面を掘って塩ビ製の水道管を敷設して左右1ヶ所ずつ散水栓を埋め込みました。
敷設はそう大変じゃないのですが、地面を掘って埋め戻すのがちょっと大変ですね。
いつも使わない筋肉を使う事になりますのでこの後筋肉痛はかならず出てくるかと思います。
エルボが1個足らなかったので1ヶ所の散水栓は真っすぐなままで接着してあります、近い内に1個エルボを買って来てこの部分をやり直さないといけないのですが取り敢えず止めて作業をした水を開通しておかないといけないので・・・。


275GTBのバンパーを削ります。
真鍮は結構な硬さが有りますので削るのにも時間がかかります
そしてボディの面に合わせないといけませんので削っては確認をしないと大きく削り過ぎてしまうともう使えなくなってしまいますのでなかなか緊張感の有る作業が続きます。
最初に削ったのはボディに当たる内側の部分です。
ボディに当たると言っても実際にはほんの少しのクリアランスが有りまして当たっていない状態になります。
ただ現状のボディはまだ未塗装ですから塗装の厚みを考えながらの作業になりますので多少の想像力は必要になりますね。

外側・・・つまりバンパーの形状も決めてゆかなければなりません。
次に削るのは外側になる部分の角を削る事ですね。
これも余り機械的に45°に削ってしまうと緩やかなボディの形状と全く合わない物になってしまいます。
緩やかなRを持った美しいバンパーを目指しましょう。
斜めに削る場合はバンパーの下側に板を置いてその高さを利用してヤスリを逃がして削ります。
高ければ高い程逃げが効きますが作業姿勢の問題も有りますが削る事よりもその材料の固定方法が難しいですかね。
まあ私は指で押さえて削っていますが指が痛くなる事も有ります。

荒削りが終わったら320番くらいのペーパーで磨いてヤスリ目を消します。
最終的には5~600番くらいまで番手を上げて奇麗な仕上がりを目指します。

ボディに取り付けるには0.8mm程度の真鍮線を植えます。
バンパーの裏面に2ヶ所0.8mmの穴をあけますが位置が狂わない様にポンチを打っておく事が必要ですね、これをしておかないとかならずズレます。
取り付けは後のメッキに出す事を考えればハンダですね、瞬間接着剤では必ず外れてしまいます。

取り付けピンを付けたらボディ側の穴もあけなければなリませんよね。
これは結構難しいですよ、ズレたら使い物にならなくなってしまいます・・・まあ気合いで開けて下さいと言うのはウソです(笑)
バンパーのピンの方側をほんの僅か長くしておいてボディに当てて先にそちら側を開けます。
穴の中に長いピンを差し込んでおいて反対側の穴を開けますと少し楽かな~私は・・・。



リアのバンパーが目処がついたので今度はフロント側ですね。
先に切り出していた真鍮板が少し寸法不足に感じましたのでまた切り直しています。
2.0mmの真鍮板を切るのは結構骨が折れますが出来上がりを想像しながら切り出すと意外に早く切れたりします・・・(笑)
まあ何事も近道は無いのです、手を動かしましょう。

フロントバンパーは先端がボディのフロントのインテークの前までかかっています、何とも微妙な形状なので注意深く削る事になる様ですね・・・
続きはまた明日になりますが果たしてうまく削れるのかな??



今日も小雨がパラパラしています・・・

2014-01-21 21:08:07 | Ferrari275GTB
English Version

このところずっと冬の山陰らしい天気が続いております。
ずっと曇りで寒く雪まじりの雨が降っています。
私が子供の時から山陰の冬と言うとこんなイメージなんですが・・・
それでも今まで2回程県外に住むチャンスが有りました。
一つは大学生の頃京都に住んでいまして、それも市内の北の方で上賀茂神社の近くでしたので結構雪が降りました。
下宿をしていたのですが北大路通の辺りまでは結構雪が有った様な気がします、不思議な事にそれ以降南に行くと盆地なので寒いのは寒いですが雪が無かったです。
大学を卒業してから広島で就職をして2年程住みましたが雪は年に2度くらいでしょうか?結構天気が良い日が続いてさすがに山陽だと思いましたね。
窓の外はまた雪が降って来ました今夜は大雪に注意と言う予報が出ていますが大雪で何をどの様に注意をすれば良いのやら・・・わかりません。

昨日までの所で250TRはヘッドレストまでの問題が一段落しましたので今日は275GTBを進めてゆきます。
どこまで作っていたのか若干わかり難いので取り敢えずガラスの準備でもしておきましょう。
ウインドを盛大にいじってしまった275GTBは当然ながらキットのウインドでは合うはずも無く・・・取り敢えずバキュームのバックアップは取ってみましたが全く使い物にならない様子ですね・・・シリコンの無駄たったというお話です。
仕方が無いのでウインドの型を作ります。
作り方には色々方法は有りますが一般的な!?アルミ板で型を作ります。本来ならアニメセルで作りたいのですがAピラーが余りにも細いのでここに接着代を作るとピラーが太くなってしまいます。
内側からバキュームしたガラスを接着して表側はボディとガラスの際の部分に洋白のモールを取り付ける事にする予定です。
型取りは内側からマスキングテープを貼っておいて極細のマジックでマーキングします。
これをアルミ板に貼って切り取って調整致します。

サイドウインドはほぼ平面なのでアニメセルのウインドウにすれば良いけどリアはそんな訳に行かないのでフロント同様にマスキングテープで型取りしてアルミ板に置き換えました。

アルミ板だけでは簡単に曲がってしまいますので裏にポリパテを盛って原型を変えない様にします。と言っても持つ場所がないのでこんな具合にしておいて後でこの塊から切り出します。

調子が出て来た所で一気にバンパーを作ります。
と言ってもメタル部品をメッキした素晴らしい部品が付いています・・・

がちょっと薄いんですよね・・・
このバンパーって前とか真横から見る事が多いので薄いと少し感じが変わって見える様な気がするんです・・・

厚みを計ってみると1.5mmしかないと言う事は43倍すると6cm4mm程ですね・・・実車では長さが70cm程有るはずなので厚みが1,.8mm~2.0mmくらい有っても不思議じゃないはず。

と言う事でもっと275GTBにふさわしいボリュームの有る物に作り直す事に致しました。
作り直しに当たっては洋白では磨くと少し黄色みを帯びてしまいますしメタルは変色しやすいし錫も候補にあがったけど仕上がりがシャープじゃないと思うのです。
ボディがシルバーの予定なのでメッキ物はやはりシャープな仕上がりでないと良くない様に思うのです。
そこでやはりクロームメッキする事に致しました。
こうなると素材は銅か真鍮になりますね。
銅でも柔らかく加工はしやすいのですが少し硬さが有った方が加工しやすいという事で真鍮の2.0mmをチョイスしました。

ですが志は高いけど加工は硬くて結構大変でして糸鋸で3本のバンパーを切り出すだけで5本もの刃を折ってしまいました(笑)

随分荒く切っていますね・・・。
上村さんならもう少し丁寧に作業をするんでしょうね・・・理由ですか?
少し前に彼のブログで使いかけの真鍮板が出ていまして、彼の使いかけの真鍮板って何を切り出したのかすぐわかる形状に切ってあるのを見たんですよ。僕はB型人間だからこれは出来ないな~と感じましたよ(爆笑)
まあ自分が行なう削りの作業が大変になるだけなんで・・・(笑)

私がバンパーを削る時に最初に削るのはバンパーの内側ですね。
つまりボディと接する部分ですここをきちんと決めないといくら外形がかっこ良く決まってもダメなんです。
つまりボディとの隙間が均一で最小限である事が求められます。
これはボディの塗装も有りますので少し難しいのですが何事も経験値が物を言う世界ですね。


まだまだです・・・!

やっと内側の荒削りが完了かな!