Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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明日MF43アストンマーチンDB4ザガートが入荷します!

2014-02-23 21:08:47 | Ferrari250TR NART 1958
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今日もいい天気でしたね、朝は放射冷却で結構寒かったですがグングンと気温が上がり結構暖かかったです。
日曜日じゃなければ外で庭仕事をするにはもってこいの天気と言えるでしょう。
これでまた春に近づくのかな!?
春が来たら畑もバラ園も忙しくなります~!

明日の午後からMF43のアストンマーチンDB4ザガートが入荷します

某名古屋のショップさんでは既に入荷済なのですが、当店にはなかなか入荷しなかったのです。
ここで個人輸入経験の有る方は税関で止められちゃったな~!と思われるかもしれません。
随分前にシトロエンDSやGSの部品を英国から取り寄せた時に税関で引っかかってしまいまして思いもよらない税金を払うはめになった事が有ります、あの悪夢が(笑)よみがえりました!
でも今回はそうではなくベルギー発の荷物が海外に出るまでになんと10日もかかってしまったらしいのです。
この様な荷物は追跡番号を発送業者より連絡してもらう事が多いのですがそれによるとベルギーの国内で10日も暮らしていたらしい・・・一体どこに行っていたのか??
日本国内の輸送は全く問題ないはずなので普通に届けば明日の午後という事になります。
フェニックスのキットはもうなかなか入手出来ないのでこれが最後のチャンスかもしれません、本物にこだわられる方は本物しか無理でしょうけれど作る方にとっては有り難いチャンスという事になります。
ご予約を頂いている方に付きましては、本日午後から確認のメールを差し上げておきましたので返信を頂き次第明日発送しますので明後日にはお手元に到着すると思います。
店頭在庫に付きましては少量の入荷に付きあっという間に無くなる可能性がございますのでどうしてもと言う方は早めのご検討をお願い致します。

さて250TRは1台のサンプルをかなり進めていますがここからは完全に組立て台に固定しての作業が多くなります。
今まで組立て台は2つしか無くて量産する場合は組み替えて使って来ましたが5つも作る事になりますとその組み替えの手間だけでもかなり時間を取られます。
なのでこの際組立て台を考えてみようと思いまして・・・。
今までは制作する物によって2つ取付ける固定ネジの場所が違っていましたのでその都度組立て台に穴を開けておりました。
その為に組立て台は穴だらけになっております・・・これも何とかしたかったのです・・・。

幸いにして・・・と言うか平たく言ってしまうと穴開けに失敗した展示ベースが3枚ほど有りまして丁度これを使える訳です。
穴開けに失敗したのはボール盤のレバーに当たってしまい勝手に穴を開けられてしまったんです・・・手に穴が空かなくて良かった!

ついでだけど275GTBも仮組台が欲しいタイミングなのでこれも一緒に作りましょう。
まず裏面の加工です。
木製の展示ベースは厚みが15mmですので裏面はビスの頭が飛び出さない様にフライス盤で削っています深さは10mmです。
275GTBの為の不足分は以前買っておいた10mmのアクリル板でこちらは深さ7mmに掘っています

板の固定は面板を旋盤のスライドテーブルに取付けておいて専用の固定金具でテコの力を使って固定致します。
固定は専門家に教えてもらった訳じゃないので違うかもしれませんがご容赦ください!
木製台は柔らかいので強く固定すると凹んでしまいます、力加減が微妙ですね。

10mmの深さを一度に掘る事は出来ないので2~3回に分けて一回の掘り込みは3mmくらいですかね。
最後は一度に沢山掘らず1mm程度で刃物を往復させると奇麗に仕上ります。
木は柔らかいのでブツが逃げるのか刃物が逃げているのかよくわからないですが一度に沢山掘らない方が良いでしょう。

裏側が完成したら今度は表側から加工します。
と言うのも2mmのネジに合わせて2mmのスリットを入れたいのですが2mmのエンドミルは長さも短いので10mmも奥の部分をさらに5mm削るという事が出来ないのです。
また2mmのエンドミルは2mmずつ掘り下げてゆきますから5mmの深さを加工するのに3回程往復させなければなりません。

こちらはアクリル板の加工例です。
アクリル板の方が奇麗に加工出来ます・・・が


アクリルの板で作った仮組台は少し重く扱いが大変かな~!?
ただし角も平面も奇麗に出ています、少し角がきつ過ぎて持つ手が痛いのは私だけでしょうか??
最後に方眼紙を貼って完成ですね。


木製の台は軽くて手触りも良好です。
仮組台の素材はまあ好みによる部分が大きいかもしれませんが・・・。
方眼紙はスプレー糊を使ってはります、糊でもいいのですが方眼紙自体が水分を含むと伸びて寸法が変わって来ますから左右で別々に貼る今回の様な貼り方には不向きです。


天気予報は外しちゃったね~!

2014-02-22 20:57:36 | Ferrari250TR NART 1958
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今日の降水確率は午前中30%だったにも関わらず雲は高く春の様な天気ですね。
朝は寒かったけど昼間はかなり暖かい・・・今日ばかりは天気予報が外れちゃったね~
まあ良い方に外れたのだから感謝しなくちゃね~
この陽気で午前中は中庭で木の移植作業を行っていました、でもまだまだ終わりません、春までに片付くかな~ちょっと不安です。

今日は午後4時から安来市文化協会の仕事(!?)で出かけますので午前中に更新をして予約投稿をしておきます。
まあ夜には帰れると思いますが・・・今日は先日安来市文化協会がとある表彰を受けたのでその祝賀会なのです。
本来なら私は何も貢献していないので出られる立場じゃないのですが名前だけでも役が付いていると出欠の返事をしていなくても強制的に出席でカウントされるらしい・・・(笑)
事前の準備が有るので他の方よりも1時間早く集合だそうです・・・!

さて本日の更新は
250TRのペダルからですね。
250TRのペダルは当時の詳細な画像は無いですから正確にはわかりません、250TRの様なレーシングカーになりますと乗るドライバーの好みに合わせて改造されたりしていますのでどの形状がメーカー純正なのかさっぱりわからないですね。
当時でもそんな状態ですから現在の物はレストアを受けていたり現在の所有者さんが乗りやすい様に加工している事が多く同じ形状の物にであった事が無いですね。
そんな事ですのでよく見るタイプを再現しておくのが良さそうですね~
ちなみにキットではABCペダルが一体になったエッチングが付いています・・・しかしこのエッチングは恐らくフェニックスのLHDをベースに作られているでしょうけれど・・・
250TRの場合下からペダルが生えていますので下から生える様に取付けようと思うとアクセルペダルが左側になってしまいます。
フェニックスのキットの場合はペダルの滑り止めの穴が貫通していますので裏表どちらでも使えますからまだ良いのですが、このミネルバのペダルは穴が貫通していないので裏には使えませんから困った物です・・・ミネルバはこのキットを発売するにあたって組上げてみたのかいささか疑問が生じますね。

仕方が無いので・・・と言うか最初からエッチングをそのまま使うなんて考えていませんのでペダルは作ります。
まずはアクセルペダルです。
アクセルペダルは縦の滑り止めの入った物をラジエターのエッチング板と真鍮線で作りました。

車体に取付けるとこんな感じ・・・

他のBとCのペダルはキットに付属するエッチングを使います。
切り離さずに真鍮線をハンダ付けした方が楽ですね・・・

カットして先ほど取付けたアクセルペダルの脇に取付けます。

他の物も真鍮線をハンダ付けして量産しておきましょう!


ついでに気になったメーターパネルです。
フェニックスのキットを組んでいるLHDのメーターパネルは実車と少し印象の違う物でした

キットを見たときから気になっていたのでZモデル製のメーターパネルを購入してありました
ただこのキットはステンレス製のエッチングなので硬くて加工し難いですね・・・メーターリングは別部品で付いていますのでどうせエッチングを作るなら洋白か・・・塗装をするので真鍮でも良かったですね。

取付けて見ると、当たり前ですがボディのメーターの膨らみと形状が合わない・・・ですね。

メーターパネルを瞬間接着剤で取付けておいてからボディ側の膨らみを削ってメーターパネルに合わせました。
完璧には合わないので微妙な修正はパテを使わざるを得ないですね。

試作車のNo1はいい所まで進みましたので他の4台も同じ工程まで進めたいのですが仮組台が2個しか無いので作らないといけませんね、明日はその辺りからご紹介をしたいと思います。





250TRフロントスタビライザーを作ります

2014-02-21 13:32:21 | Ferrari250TR NART 1958
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本日は時々小雨がパラつきましたが、青空も出ています。
早朝に雪の予報が出ていましたので確かに昨夜はかなり冷え込んでいましたが、起床すると雪はほとんど無い状態でしたね。
アトリエのまわりにはうっすらと雪が積っていますが・・・まあこれは無いと言ってもよいでしょう。
少し暖かかったり冷え込んだりしていますので私のまわりでもインフルエンザが流行して来ました。
先日のほろにが会の例会でもいつも元気の良いHさんがインフルエンザで出席をドタキャンされたりいつも見る顔が無いので聞いたらインフルですって・・・あ~流行って来たんだね~と感じる今日この頃ですね。

250TRの制作はフロントスタビライザーを作りますが先だって先日作ったキャブレターの燃料デリバリーパイプの止めに使っていた六角ボルトが一袋しかなかったのでアドラーズネストさんに発注しておきました。
他の荷物が少々遅れがちなのですがこの荷物はなぜだか早く到着しました。
アドラーズネストさんの対応が良かったのか?それともたまたまなのかもしれませんが思っていたよりも早く到着したので少々ビックリ!
5000円以上注文で送料が無料になりますので5袋程頼んでおきました。


さてさてスタビライザーですが
寸法を決める為には方眼紙の上で組立てるのが良いですね、両面テープを方眼紙の上に貼っておいてスタビの取り付けベースとなる0.2mmX1.0mmの帯金を平行に貼付けておき、その上に曲げたスタビライザーを置いてから木片で押さえてハンダを流します。

スタビと取り付けベースが一体化したら今度は上からスタビを押さえてくれる部品を作ります。
この押さえは帯金で作るのですが真中の部分がスタビを避けて膨らんだ形状なので何かで真鍮帯金をプレスして作りましょう。
何を使えば奇麗にプレス出来るかな?
最初はペンチを使っていましたがペンチよりもハンドバイスの方が楽ですね。
口の部分を1.0mm開く様に調整して使います。

1.0mmの真鍮線を鉄製の台の上に置いてから上に帯金をおきます。
上からハンドバイスでプレスしてやりますとウ~ン出来ました。

作った部品を先ほど作ったスタビの取り付けベースの上に重ねて再びハンダ付け・・・
そしてスタビの長さを他のボディにも合わせてみて長さを調整し、先を時計ヤットコで潰します。
潰す量はスタビ本体が0.6mmの真鍮線なので0.4~5mm程度になればOKですね。

潰したスタビライザーの端にエッチング製のスタビリンクをハンダ付けします。
本来ならこのスタビリンクはロアアームに取り付けられますが最終組立て時の車高調整をする場合スタビの位置関係にも影響しますのでこの時点ではロアアームとは接合しません。

スタビをシャーシの取り付けてみました・・・この時点では先ほどのスタビリンクは取り付けていません・・・実車の250TRのスタビライザーはメインの太いフレームの前に細いパイプでサブフレームを組んでおいてそれにスタビライザーを取り付けてありますがさすがに1/43ではボディとの取り合いも有りますのでこの様な構成になります。

下の画像をご覧になって何?と思われたかもしれませんね。
ラジエターとエンジンを結ぶパイプを取り付けました・・・場所は発電機の左側少し太めのハンダ線が見えています。

ラジエターホースをこのタイミングで付けたのは、そこからシリンダーヘッドの前端につながれるエア抜きのパイプを付けたかったのです。
エンジンルームを見た場合このホースはかなり目立つ物でして省略したく無かったのです。
250TRのエンジンにこのパイプが取り付けられているという事はシリンダーヘッドの冷却水の中のエアーが抜け難かったんですね。
エアーが抜けないと冷却水の圧力が上がり難くなりますのでオーバーヒートしやすいのです。
細いホースですが重要なホースなんです・・・。

今日は仕事のペースが良かったらしく量産型のスタビライザーも作っておきましょう。
長さは少々まちまちですが同じ形状に曲げておきます

スタビの取付けベースと押さえの部品をハンダ付けします。

こちらがスタビライザーの先の付くエッチング部品ですが元々は何かのサスペンション部品なんですね~

全部の部品をハンダ付けして5台分のスタビライザーが完成致しました!!

明日はABCペダルと一部のメーターパネルや5台分の仮組台を制作しましょう
今になって仮組台を作るのは、今まで差し替えて同じ仮組台を使っていましたが何度も差し替えをするとガタが出やすくなりますし差し替えの時間が無駄になる様に思いまして作っておく事に致しました。

アイドロン EK001 Lamborghini Countach LP400キット再入荷しました!

2014-02-20 10:59:18 | Ferrari250TR NART 1958
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昨日はお休みを頂きました、水曜定休というのはお店として始めた5年前からずっと同じなのですが、水曜日お休みのお店って結構多いですよね。
TVなどでどこそこのアレが美味しいという様な情報がありますと商売柄どうしても食べてみたくなって定休日に出かけるのですがそのお店も水曜定休だったなどという事は珍しい事じゃないですね。
最近行ったお店はどこのお店もたて続けに水曜日が定休だったんですよ・・・。

まあ運が悪いときは続く物ですね・・・(笑)
仕方が無いから外で仮植えをしてあるバラを移植えたり、芝生の植え替えをしたり体を使った労働をしていました・・・冬の外仕事は少ないと思われるかもしれませんが夏に青い芝を楽しみたければ冬の間にも色々と仕事が有るんですよね!

さて先日は関東方面で大雪でしたが輸送機関も大混乱した様ですね。
私の所はそんなに荷物のやり取りをする訳じゃないのですがメイクアップから荷物の出荷案内が来ていたのに何日経過しても一向に届く気配が無かったのです。
ひょっとしてこの荷物は大雪の中高速道路で閉じ込められていたのかもしれませんね・・・
またまたひょっとしてトラックの運転手さんは山崎パンのパンをもらって食べていたのかも・・・まさかね~(笑)
まあ緊急時の判断としては山崎製パンの運転手さんは良い判断だったと思いますね。

話が横道にそれましたが
やっと除雪出来た様でアイドロンのキットランボルギーニカウンタックLP400が再入荷しました。
前回入荷したキットは(私個人のキットも放出しました)全て一瞬で完売致しました、まあ今回は既にいくつか出回っていますので引き合は少ないかもしれませんが・・・
でも少し前にヤフオクに同キットが出ておりましたね、ご覧になった方もいらっしゃったでしょう。
開始価格は低かったのですが、最終的には定価に近い10000円まで上がった様ですからやはり人気があると思われます。
今回もレターパックプラスでの送料サービスで10000円での販売になります。
当店に取りにこられる方には9500円になります、ご来店をお待ちしています。


さて250TRですが
試作の250TRですがエンジンまわりも結構形になって来ましたが細かな部分の手配もしておかなければなりません。
エンジンのカムカバーにはFerrariの文字が浮き出し文字でキャスティングされていますのでこれも準備をしておかなければなりません、また文字の前後には線も入っていますので文字の大きさも限定されています。
必要な文字の大きさを測ってみますと長さが4mmというのが良い様ですね・・・
4mmのエッチング文字を探すと・・・丁度以前何かの為に作ったエッチング板が有りました!
これなら丁度4mmです。

自作エッチング板ですので色々な部品が混在しています。指の左側はホンダS800~S360用のメーターパネルとかステアリングのスポークとか他にもエンブレムなども既に準備していますが・・・いつの事になるやら・・・(笑)

フロントサスペンションは未だアッパーアームとロアアームのダブルウイッシュボーンだけでして前から見た場合に少し寂しい感じですね。
実車にはこれにスタビライザーとダンパー/スプリングユニットとステアリングのタイロッドが付きますから今度はこれを作らなければなりません。
今日は手始めにスプリング/ダンパーユニットを作りましょう。
まずはスプリングの真中に有るダンパーユニットです。
これは真鍮丸棒から旋盤で削ります。

部品だけですとまだイマイチよくわかりませんね。
スプリングを填めてみるとよくわかりますでしょうか??
スプリングの内径よりも少し小さめにしておきまして塗裝してからもスプリングが動ける様にしておきました・・・まあサスペンションが可動する訳では無いですけどね。
塗装してスプリングが一体になってしまうのは避けたかったんですね。

スプリングの上側の押さえになる部分を少し太くして残します。
なかなか形がイメージ出来ないかも・・・

突っ切りバイトでカットしました・・・10個で5台分ですね。
同じ物を作る場合同じ寸法で削る工程はバイトの位置を変えずに削る素材を交換して加工します。

スプリングの下側の押さえを作ります。
下側の押さえはロアアームの上側に乗る感じで取り付けられていますので板をカットして削ります。
この後重ねてハンダ付けをして加工ですね・・・同じ物を複数作るときのおなじみの作り方です。
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重ねて中央に穴を開けます穴は0.8mmでダンパーユニットのピンが0.8mmになっています。
穴開けが終わったら熱したハンダゴテを当てて分解し余分なハンダを削ります。

作った部品でダンパー/スプリングユニットを組み立てました、まず1個作ってみましたって感じですね・・・
これはハンダ組をしていますのでこのままの状態で塗装をかける事になります。


取り付けてみますとこんな感じでロアアームの上側に乗ります。
サスペンションアームの間にチラリと見えるのはなかなか良い感じですね。

数時間が経過して5台分10個完成!
フ~。


しかし、問題が・・・ボディをかぶせてみると余り見えませんな~。
努力は報われるのか??



続いて明日はスタビを作りましょうかね~

燃料デリバリーパイプの量産!?

2014-02-18 21:43:09 | Ferrari250TR NART 1958
今日は冷え込みましたね~
この所の暖かさを思うとかなり寒く感じますね

予報では寒くなって少し雪が降るかもしれないのでこんなものかも・・・
一昨日は梅の木とバラなどに消毒をしておきました、消毒後に雨が降ると流れてしまいますので24時間雨や雪が降らなかったのは有り難いですね~。

さて今日は少し退屈なエントリーになるかもしれません
昨日試作のNo.1シャーシに燃料のデリバリーパイプを作って納得のゆく物になりましたので今度は量産!?して4台分追加しなければなりませんね。
昨日真鍮パイプと洋白線を組み合わせてハンダ付けした物は試作分だけではなく量産分も見据えて10台分くらい準備しておきましたのでそれをそのまま使えば良いのです。
ただし加工の仕方は少し考えないといけないのです。
カットしてからヤスリで削り最小限の厚みだけ残したいのですが保持するのがなかなか難しいのでカットする前に片側だけ先にヤスリで削っていきます。
カットする前の状態では強度が十分なので削りやすい訳ですね。

糸鋸でカットします。
試作ではダイヤモンドディスクを使ってカットしていましたがカットする時に過熱しますのでハンダが融けてしまい分解してしまうのです。
ですから糸鋸で過熱しない様にカットします、下に木製の台とか置いておくと楽にカット出来ます。
またカットする位置はなるべくヤスリでの修正が少なくて済む部分でカットするのが良いですね。

先に書いた部分を考えずにカットした部品は修正が非常に時間がかかります。
数を経験すると少しずつ効率的に作る事を覚えます、これが大切な所です
真鍮のパイプの長い物と短い物があるのはそんな理由です


ダイヤモンドカッターで切るとこんな感じになってしまいます。

真鍮パイプを切る時に出る熱でハンダが溶けて短く切れた真鍮パイプが飛びます、かなり熱いですから注意が必要ですね
この部品はもう使えません・・・

カットしたデリバリーパイプはハンドバイスにとめておいてペーパーを木片に止めた物を使って修正ですね。
全ての真鍮パイプが同じ厚さになる様に削りあわせます


両端の長さを調整して片側を少し曲げます、この曲げはデスビに当たらない様に避けてあるのです。
最終的にはエンジンに取り付けてから微調整を必要としますが試作に合わせて曲げてあります。


デリバリーパイプの両側に内径0.4mm外径0.8mmのパイプを1.5mm程に切ってハンダ付けします
このパイプは後で燃料ホースを差し込む為のパイプです
このパイプは黄色なホースを金属メッシュで補強したタイプのホースを使っています、このホースはまだ作り方を考えていませんがそのうちに考えなければなりませんね。