Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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パーツの複製準備Ver.2

2017-02-20 21:05:29 | Ford ModelA Hot rod
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本日の午前中は久々にブガッティなども持ち出しまして製作の再開準備をしておりました。
それと同時にホットロッドも進めますよ。

エンジンはスーペリアのコブラの物を使いますがこのキットも最近は結構高価になってしまいましておいそれと部品を使ってしまう事も出来なくなってしまいました。
どうやらメイクアップさんにも部品の余分な物は無いらしくてどこからも声がかからないので複製をしなければならない様なのです。
仮組したエンジンですがどこまで一体に抜けば良いのか考えどころなのでは有りますが組み立て時の誤差を考えると出来るだけ一体に抜いた方が良いのは理解出来ますがそのモールドや変形を考えますとやはりいくつかに分割しておいた方が良さそうかなと思いましてアセトンに浸けて分解致しました。
必然的にポリパテは剥がれてしまいますがそれは仕方がないからもう一度やり直しをします。

再び接着剤を使って仮組してからポリパテで隙間を塞ぎました。
そのままではキャストが出来ません、なぜならポリパテとシリコンは相性が良く無いのでポリパテに触れた部分が硬化不良を起こしてしまいます。
ですからサフを塗っておくのです。
こうする事で硬化不良は起きません。

シリコン型を取る為にこんな風に並べて固定しておきました。
本日は雨の為に倉庫からシリコンを持ってくる事が出来ずシリコン型を作る事は出来ませんでした、段取り的に言えば本日シリコンを流しておけば帰った頃には十分に硬化していて作業が進むと思いますが・・・なかなか自分が思った通りにはなりません。

5号車微調整

2017-02-20 18:14:57 | Bugatti Type57SC Atlantic
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今日は朝から100%雨の予報でした。
さすがに100%雨という予報はあまり見た事が無い様な気がしますが・・・
出勤時には雨は降ってなくて良かったのですがアトリエに到着と同時に降って来ました。
一日中強く降ったり弱くなったりを繰り返していましてさすがに100%雨という予報を納得しました。
明日から上京してストラトスの納品に伺いますが曇りでも良いから雨が降らないで欲しいですね。


さて本日は昨日の続きで312Pをやりたい所なのですが、朝の時点でまだ312Pスパイダーが届いていなかったのです。
まあ関東方面からでしたので午後2時以降でしょう・・・。
新しいのを始める訳にもゆかず、ショップさんのほうからボディカラーの確認のメールもこの時点では戻っていなかったので取り敢えずブガッティを出して来て今までの制作状況を確認しておきます。
近日中に再開したいので予習と言うか忘れていた事を思い出す為にと言いますか・・・(笑)
出してみたら5号車のボディの収まり方がどうも気になりましてもう一度やり直しをしました。
確かに私の記憶ではボディの下側からシャーシが見える量が他のに比べて多い事を思い出しました。
エンジンがボンネットの当たらない位にボディを下げてやりました。
結果はなかなか良い感じになった気がします。

まだコクピット内のパーツは組み付けられていませんが真鍮板は全てカット済だったと思いますので、ここから先は比較的進めやすいのではないかと思います。
それが完了したらドアを叩かないといけませんね・・・ドアはまだ何もしていなかったです。
そしてボディのドアの部分に穴を開けてフィッティングをすれば大体他の車体に近くなってきますね。


だいぶ長い間ご無沙汰していましたから思い出すまではなかなか大変です(笑)

そんな事をしていましたら部品取りが到着しました。

Ferrari312Pデカール製作

2017-02-19 22:16:27 | その他
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さて次はFerrari312Pの修理を行ないます。
昨日手配した予備のFerrari312Pは本日支払、本日発送で明日到着の予定です。
オリジナルのパーツで修理するのであれば予備の部品が到着するまで手も足も出ません(笑)

さて出来る部分を直しておきましょう。
まずはアップライトの止めビスをカバーする部品ですね。
これも綺麗に外してありましたので取り付けるだけです・・・この部品ですがプレス部品なのですが何となくボールジョイントに見えるから素晴らしいですね。
この様な細かな配慮がCMCの良い所と言ったら褒め過ぎかな!?

さてこの312Pですがサスペンションのジオメトリーの調整ともう一つご依頼が有りまして、御客様が入手されたデカールを貼って加工して欲しいと言う事でした。
が・・・御客様曰くこのデカールが思ったよりも良く無かったらしいのです。
フランス製らしいのですが・・・何やらクリアーデカールにレーザープリンターで印刷された様なデカールです。

御客様が良く無いと言われるのはこのゼッケン部分の版ズレが有るからなんですね。
マゼンタが上側にシアンが下側にずれているんですね・・・確かにこれはちょっと使えないですね。

どうやってゼッケンを作るか・・・これが問題ですね。
サークルは旧モデラーズのホワイトデカールをカットして使います、理由は他のデカールよりも透けが少ないからです。
カットするセンターを決める為に定規を当てて位置を決めるのです。
大体の位置が決まるだけでもカットしやすいですね。

パンチコンパスでカットしますがセンターに穴が開くと困るのでプラ板を両面テープで貼って針の穴が開かない様にします。

ホワイトデカールは円形にカット出来ましたが一つ問題が有ります。
リアのサークルはリアスポイラーに少しかかっていまして実車ではこの掛かった部分はサークルが切られているのです。
どれくらい切っておけば良いのかマスキングテープで試しておきます。

このマスキングテープで試したら下側3mmカットで良い感じになりそうですね。
リアウインドウの下側とサークルの位置のバランスが実車に近くなる様に検討します。

ゼッケンサークルの下側3.0mmをカットしました。
事前にマスキングテープで試していますから安心して作業を進められます。

デカールを貼る部分を脱脂します。
CMCに限らずミニカーは艶出しを塗ってある事が多いので完成品にデカール加工する場合は脱脂しておく事をお勧めします。油分やシリコンが付いていますとせっかく貼ったデカールがちょっとした事で剥がれてしまう事も有ります。

ゼッケンサークルを貼ってみました。
さすがにモデラーズですね、柔軟性も十分透けも最小限ですね。

フロントのサークルはちょっと面倒だったりします。
御客様のご希望でフェラーリのマークを外してからデカールを貼りもう一度エンブレムを取り付ける作業になります。
まずは取り外しです、取り付け方法はわかりませんが取合えずエナメルシンナーを流して接着剤が溶けてくれれば良いですが・・・

外してみたらエンブレムの裏側に取り付けピンが有りました。
ラッキーなのは接着剤が外れてくれた事です、意外と簡単に外れました

サークルのデカールを貼ってみました。
エンブレムの部分はX型にカットラインを入れましてソフターを使ってなじませています。

X型にカットした部分をタッチアップします。
ここはフェラーリのエンブレムが上側に付くので見えないかもしれませんがエンブレムを取り付けてみないとわかりませんし取り付けてからではタッチアップは更に難しくなりますから今の時点でやっておく方が良いですね。

今回は印刷したナンバーを貼らずに黒いデカールをカットした物を使います。
理由はクリアーデカールの上に印刷したデカールを貼りますとニスの部分がどうしても見えてしまいます。
それを見えない様にする為には黒いデカールを使ってカッティングマシンでカットした物を貼る訳です。
これがカットしたナンバーですね。

サイドのゼッケンナンバーを貼ってみました。
ドアの開口部分に僅かに白い部分が有りますのでその部分を少しタッチアップが必要かもしれません。
写真では角の部分なので光っているだけかもしれません、実物を確認してからの判断になります。

フロントのゼッケンサークルにフェラーリのエンブレムを戻してみました。
ナンバーの周りにニスの余白も有りませんし綺麗に出来ました。
他のデカールは完成までに傷が付いても困りますしサスペンションが終わってからですね・・・。

ゼッケンだけなら傷が付いても自分で作った物だからいくらでもやり直しが出来ますからね(笑)

パーツの複製準備

2017-02-19 18:41:25 | Ford ModelA Hot rod
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今日は予定外の天気でしたね・・・
天気が良く暖かだった山陰です、山陰の冬と言うと雨や雪が降って寒い感じがしますが・・・今日の山陰は全く違いました。
この陽気に誘われてか?Cafeの方もお昼は大変混み合いましてお客様にはご迷惑をおかけしました。
私も途中で招集がかかりまして・・・「ちょっと手伝って・・・」と言われたのですが気がつけば2時間以上手伝っていました。
まあ昼食を食べさせて頂いているので手伝い位はしておかないといけないのです。

さて仕事のご紹介ですね。
少し前に来週ストラトスの納品で上京しますと書きました。
まだ荷物の準備をしていませんので忘れ物をしない為にもこの辺りで準備をしておかなければなりません、間際になって慌てて準備をしますと忘れてしまう確率がかなり高い様な気がします。
ますはストラトスです・・・。
この他に部品が残っているアレナのストラトス(部品が揃っていないので必要かどうかはわからないですが・・・所有権はお客様に有りますから)を2個忘れない様にしておかなければなりませんね。

そして次の週ですがSAアペルタを持って大阪に行きます。
下の画像がSAアペルタですね、こっちも梱包して準備をしておきます。
中のミニカーには全てテーピングをして有ります。
宅配で送って欲しいと言われていますが、この所宅配便で1/18のミニカーを送りますと必ずの様に壊れていますから・・・今度は転ばぬ先の杖ですね。
手間はかかりますが丁寧な仕事の総仕上げです。
これも替えの無い作品の一つですから・・・お客様はどう思われるかはわかりませんが、どのお客様にも常にその時点での100%の仕事をしたいのです。

フォードモデルAの方はちょっとだけ制作を進めておきます。
エンジンやシートの複製をしようとして分解していましたらエキゾーストの納まりが良くない事がわかりましてハンダを解いてもう一度やり直しました。
4in1の後ろ側のジョイントの部分の肉が薄くて裂けてしまいましたのでその部分をもう一度作り直しておきました。
と言っても見ている方にはわからないかもしれませんね、後側のパイプの部分を削り取りましてパイプを旋盤で制作しハンダ付けしています。
その部分に4in1の部分を差し込んで微調整してからハンダ付けして完了ですね。

シートなどを複製する為にプラ板の上に止めています。
2つ穴が有りますが裏側にテープを貼っておきましたので問題無いと思います。

エンジンは一体でキャストしようか検討したのですが、オイルパン/シリンダー/ヘッド/キャブフロントカバーに分けてキャストしておく事に致しました。
なのでアセトンに浸けて分解中です。
余談ですが今度モデルアート111の1/43デイトナコブラが入荷するのですがこのエンジンを積んでみたいと思っていまして・・・(笑)
モデルアートさんのはエンジンレスの様なので良いタイミングかな!?


Ferrari312Pの方はこの後10時30分くらいまでには更新する予定です、そちらの方もお楽しみに〜!

ボディパーツ製作

2017-02-18 22:10:33 | Ford ModelA Hot rod
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本日はFerrari312Pの修理だけでは無くフォードモデルAホットロッドの方も製作を進めています。
余談ですが昨日のテールレンズやナンバープレートはオリジナルのミニカーではこのエッチング1枚だったようですね。
ナンバープレートの上側の丸い部分がテールレンズのようですね・・・。
これでは余りにも寂しいでしょう・・・。

ドアハンドルのパーツを作ります。
0.8mmの洋白線をリューターで回しながら削って尖らせてゆきます。
この作業は簡単ですよ、ヤスリを当てておけば良いのですから・・・。

同様にリアのドアのハンドルを作ります。
同様に削っておいてから一部分を潰しまして0.4mmの穴をあけます・・・この部分はちょっと難しいかな。

空けた穴に0.4mmの洋白線を通しましてハンダ付けします。

切ったり削ったりをを繰り返しましてこんな形状にします。
ミニカーでは余り形状が良くわからないので実車画像を探すのですがホットロッドの場合色々な形状の物を使っていまして必ずしもオリジナルの部品を使っていないようですね。

この様なハンドルが付いている場合ボディへの取り付けは楕円形のベースの板がボデぃ側にビス止めされている感じになっていますから、残り物のエッチング板から良さそうな形状の物を選んで先にボディに付けてみました。
あくまでも仮ですが・・・

そして中央の穴の部分に先程作ったハンドルを取り付けています。
なかなかそれらしい感じになったのではないかと思います。

ドアハンドルも同様に作ります。
これもハンドルだけ刺しているのとは違い実車の感じが良く出ている様に思います。

そしてボンネットの後部に何やらラジエターキャップの様な物が有ります。
この様な物は他の車ではあまり有りません。
ラジエターキャップはラジエターの上に別に付いているのです・・・
調べてみますとどうやらこれはガソリンのタンクの蓋のようですね。
実車の場合この位置にガソリンタンクが付いているのです・・・ちょっと恐ろしい様な気がしますが・・・。

そしてこれがラジエターキャップです。
フォードの大衆車のバンですからそんなに凝った形状の物が付いている訳も無いですから・・・単純な形状で良いのです。

次は・・・こんな部分に穴が開けられているのがわかりますか?
直径3.0mm程の円盤の中央に出っ張りが有りましてその出っ張った部分の根元に0.4mmの穴が開けられています。

円盤の部分はこんな感じです。
実はこれはバックミラーなのです。
円盤の中央の部分は凹みが付けてありまして、後でここにミラーを貼付けます。

穴を空けた部分に0.4mmの穴に0.4mmの洋白線を差し込んでハンダ付けします。
先をL型に曲げて真鍮パイプにさし込んでハンダ付け・・・真鍮パイプの側面に穴をあけて再び0.4mmの真鍮線を差し込んでハンダ付け・・・最後に取り付けた真鍮線はボディへの取り付けピンなのです。

このバックミラーはドライバー側にしかないのですが幾つかの実車が同じミラーを取り付けていますのでこれが純正品のミラーなのではないかと思います。