踊る小児科医のblog

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「やわらかいせんべいのみみ」を求めて

2005年07月21日 | ART / CULTURE
南部地方(青森県南~岩手県北)の方でないと「せんべいのみみ(耳)」といっても「??」でしょう。食パンにみみがあるのは知ってるけど、どうしてせんべいにみみがあるの?

八戸生まれではない私にとって、せんべいといえば新潟のせんべいや草加せんべいなどに代表される「米菓」だったので、小麦粉からつくられる南部せんべい・八戸せんべいは当初馴染めないものの一つでした(今は逆転してせんべいといえば南部せんべいになっています)。

それだけでなくて、せんべいのみみ、それも「やわらかいせんべいのみみ」となると、価値観の逆転につぐ逆転で、なんのこっちゃ?という状態でした。。

しかし、おいしいんだな、これが。酒のつまみにもgood。
今でも、綺麗に焼けているせんべいよりも、せんべいのみみや、焼き損じたせんべいを集めたものの方が好きです。
ところが、普通にスーパーで売られているのは「かたいせんべいのみみ」だけで、この「やわらかいせんべいのみみ」を入手するのはなかなか難しい。
どうしてだろう? と思って探したのが下記のページ。

やわらかいせんべいのみみ(青森の美味い物・ねぶたんの温泉小屋)
http://www9.plala.or.jp/nebutan/umaimono/senbeimimi.htm

なるほどなるほど。
確かにあれは日持ちしにくいし(要するに少し生焼けということか)、流通にはのりにくそう。秋以降で、スーパーではなく古くからある専門店。しかも八戸にはあまりない。かつて軟らかいみみの専門店があったとのこと。。
せんべいの道も、奥が深い。