踊る小児科医のblog

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奥入瀬渓流マイカー規制休止は警察の暴走だ

2005年07月22日 | SPORTS
奥入瀬一体どういうつもりなのか、この警察の姿勢には滅茶苦茶腹が立ちますね。私は2年続けてマイカー規制の日に奥入瀬を歩いていますが、伝えられている記事の内容からすると、各機関がこの貴重な事業の意義を認めて協力しながら継続していこうという考えが全くない。確かに「七曲り」区間の落石(と遅々として進まない工事)では、今年の十和田湖ウォークもまた1周できなくなるなど、危険性は残るし問題はあるのだけれども、だからといってマイカー規制以外の日も注意しながら普通に運用しているのだから、危険性を理由にこの日だけ休止させるのは説得力がない。危険性だったら、奥入瀬の区間だってあるし、このあたりは全くゼロにはできないのだから、監視活動や修復工事などをしっかり行ってもらう他はない。

県外観光客や自然環境保護関係者からも大きな注目を集めていた奥入瀬渓流マイカー規制を、こんな形で再開の目途が立たないままやめてしまっていいのか。

奥入瀬渓流マイカー規制を2カ年休止へ(2005/07/21)
 二〇〇三年から十和田八幡平国立公園奥入瀬渓流の国道102号(惣辺―子ノ口間、約十キロ)で実施されていたマイカー規制が、今年は見送られることが二十日、分かった。落石が相次ぐ迂回(うかい)路の利用に交通規制者の県警が難色を示し、道路管理者である青森県との調整がつかなかったため。県は〇六年まで落石防止対策を講じ、〇七年からマイカー規制を再開したい考え。
 復旧工事は今秋にも終わる見通しで、十和田県土整備事務所は規制を継続する意向だったが、十和田署が七曲り地区で崩落、落石が相次いでいる事態を重視。「迂回路としての利用を認めない」と主張していた。
 同事務所は危険個所の常時監視や巡視活動の強化を提案したものの、同署は「安全が保証されていない」と譲らなかった。
 ただ、協議会内には、全面規制の前提となる青■(木へんに無)山バイパスの完成のめどが立っていないことを理由に規制継続を疑問視する声もあり、再開までには曲折も予想される。