踊る小児科医のblog

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十和田湖ウォーク2005:人はなぜ繰り返し歩き続けるのか?

2005年07月25日 | SPORTS
今年の十和田湖ウォークは、予想外の一周50kmコースでした。後で見直してみたら、ホームページにも掲載されていたのですが、工事中で絶対無理だろうと思いこんでいたので事前にチェックもせず、35km気分で気軽に出かけていったら思わずのけぞってしまいました。もちろん、50kmの方が良いのですが、気持ちの準備が足りなかった。

しかし、結果は無事3年連続の完歩。しかも2年前のゴールタイム14時50分から1時間半以上短縮して、13時05分に全体1100人のうち69位でゴール。これはちょっと嬉しかった。二ケタを目指したのですが、やはり先頭グループの人たちは上り坂でも異常な健脚で、どんどん追い抜かれて目標は難しいかと思ったのですが、何とか最後のペースダウンを防げたのも、この2年間での進歩が少しはあったのかなと感じています。天候が程々に曇ったり晴れたりで、風も気持ちよく、昨年の猛暑に比べて歩きやすかったこともあったのでしょう。

それ以上に驚いたのは、息子(中3)が13時40分に131位でゴールし、カミサンと娘(中1)も705位・706位で初めて完歩したこと。いつも軟弱だと思っていましたが(自分自身もそうなので)、この頑張りで少し見直しました。いつの間にか、親が気づかないうちに子どもたちは成長しているようです。

十和田湖ウォークは、完歩してみないと本当の感動は味わえません。大げさですが、少し世界が違ってくる。2度目3度目でもあるにはありますが、やはり初めての時が一番大きい。それがきっかけで毎年参加し続けている人が多い。この距離とこの上り下りのあるハードなコース。そして十和田湖そのもの。いつまでも続く緑の回廊。特に朝方は車も少なく、これほど贅沢なことはありません。ウォーキングコースとしては、これ以上ないというほどの条件(厳しさも含む)を備えています。(他にいろいろ出たことがあるわけではないのですが)

最後の10kmを歩いているときには「何で好き好んでこんな事やっているんだろう」などと考えているのですが、帰ってきたらもう「来年はもう少しトレーニングして登り坂を制覇しよう」と心に決めていたりする。

写真は、前日夕方の瞰湖台から眺めた逆光に光り輝く十和田湖。