十勝・帯広旅行の二日目に泊まったのは、帯広から60k北上したところの「ぬかびら(糠平)温泉」
です。Wikipediaによれば、現在9件の宿泊施設があり内湯はすべて「かけ流しの湯」と言います。
糠平には昭和30年ごろ作られたダム湖=糠平湖があり、一時観光ブームに沸きました。その後
の反動で寂れ、いま旅館組合が中心になって再興に努めています。糠平には原始林が多く残り、
ビューポイントの「タウシュベツ橋梁」を臨む展望台に行く途中、「ミズナラ」の巨木を見ました。
タウシュベツ橋梁の近くまで行くには、営林署の許可を得て鍵を貰い、林道入り口の鉄扉を開錠
してダートな林道を4キロ走ったところから湖底に降ります。「ヒグマに注意!」の看板をみて家人
は怖気づきますが、なだめすかして湖底に降りたちました。
ここからroot273を30キロ北上すると三国峠です。手許のツーリングマップルには「三国峠、標高
1139m道内最高所の峠、眼下に樹海が広がる圧巻の景色」とあり車を走らせます。峠に着いた
のは1時半頃・・まだ時間的余裕がある・・あと30キロ走れば層雲峡とわかり足を延ばしました。
道中で驚いたのは、数人のサイクリストを見たことでした。糠平から層雲峡まで60kのあいだ道内
最高の峠を越えるには余程の体力が要ります。頂上以外に施設らしいのは数えるほど。GSもなく
携帯は「圏外」マークで役立たず・・こんな所で事故ったらどうしよう・・一瞬、恐怖心が過りました。
十勝・帯広ー糠平は、今人気の北海道でも観光客が少なく、北海道の自然観光に良い所と思い
ます。同行した家人は「今度行く時は観光客が多いところが良い・・誰もいないところで、熊がでる
ようなワイルドなのは懲り々々」と愚痴りました。
お送りするレシピは「アナゴ二題」です。アナゴの旬は6月~8月で今が最高の時季です。近海で
獲れた活けアナゴを炭火焼きするのは、一般的でないかも知れません。二次的な贅沢としては
「明石の焼きアナゴ」がお奨めです。
下に、関連のURLを置きます。ご興味がある方ご一覧下さい。
ぬかびら温泉郷
タウシュベツ川橋梁
北海道 三国 峠
ナイタイ高原牧場
活けあなごのつけ焼きです。つけ焼きは、食材を調味料に漬け込んで焼くからつけ焼きと言う
そうで、レシピの焼き方なら照り焼きが正しいと言えそうです。日本料理は曖昧な表現が多く、
味をつけた焼き方にも違いがあります。レシピは活けアナゴのつけ焼き=照り焼きです。
材 料
活けあなご 2尾 300g
かば焼きのたれ 適宜
かば焼きのたれの作り方
日本酒 1/4カップ 45cc
みりん 1/2カップ 90cc
さとう 大さじ 3 30g
創味つゆ 大さじ 2 20cc
濃口醤油 大さじ 2 20cc
たまり醤油 1/2カップ 90cc
焼き穴子の頭 適宜
以上の材料を小鍋に入れて、弱火で煮る。
フツフツし始めてから20分煮て火を止める。
そのまま冷ましてざるなどで漉す。
・・残った頭は捨てないで、豆腐やなすを煮る・・
アナゴを焼く
穴子のつけ焼きする火ダネは炭火・・備長炭で
なく、ホームセンターにある木炭でOKです。
問題は焼くタイミング・・炭火が白い灰をかぶる
ほどに火力が落ちてから焼くと失敗がない。
1.あなごを白焼きする
炭火に焼き網をおいてしばらく置き、網が熱し
たらあなごを乗せて焼く・・穴子が焼けて脂が
落ち、煙が立ち始めてから裏返す。
2.白焼きした穴子にタレをくぐらせる
穴子の表裏がこんがり焼けたら、タレをまぶし
ながら味付けして焼く。
タレをトレーに入れ、焼き穴子をくぐらせながら
焼いても良いし、タレを刷毛に浸して焼き穴子
に塗りつけながら焼いても良い。