男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

鰻肝の佃煮

2015年08月05日 | 魚介類

連日、怖ろしいほどの熱さ・・暑いというより熱い・・がピッタリです。蒸し風呂の暑さと言
いますが、蒸し風呂=サウナというより、オーヴンの中・・・というような熱さです。年々
歳々、夏が来ると熱さが酷くなる気がするのは、気のせいか年令のせいでしょうか?

熱いと愚痴りながら、今日も昼食を済ませた後、家人は近くのプールでレッスン、私は
サイクリングに出かけます。お互い13時過ぎに家を出て、帰宅するのは15時頃・・夫々
2時間の訓練です。家人は2時間みっちり・・私は途中40分ブックオフで中休みします。

わたしのサイクリングは夏から秋だけ・・「有馬山・猪名の笹原風吹けば・」の猪名川の
遊歩道10~15キロ程を1~2時間かけて走りますが、冬は危険なので走りません。
何しろ冷たい川風は、真夏の熱風よりも壮絶・・わたしの体力では堪え得ません。

昨秋、自転車で2回転んで外科治療に通い、サイクリングに自信喪失しました。それで
冬期の自転車走行は、近隣の用足しだけにしました。近ごろ真夏に入り、体が柔らかく
なったのでしょうか・・サイクリングしても、自転車とからだが一体に動くようになり」した。

真夏の昼下がりの一番熱い13時~15時の2時間、途中で30~40分中休みしながら走る
のがわたし流の体訓練ですが、家人を始め子供たちはわたしが「熱中症」になるのを
気遣います。昨年8月初日の体重は69.25k・・毎日暑中サイクリングしたあとの・・月末
体重67.05kでした。この夏、どれだけ体重が落とせるか・・67k台を目標にしています。

真夏の昼下がりに、サイクリングやウォーキングする酔狂な人はあまり見かけませんが、
それでも、チラホラ見かけます。今日、くそ熱い最中、河川敷のベンチに寝そべっている
男性を見ました。こういう人が熱中症になるのでは・・と心配し乍らペダルを踏みました。

レシピはウナギのキモの佃煮と串焼きです。今の時季、ウナギは体力補充の、格好の
食材・・その鰻肝も体力補充の食材です。熱さに体を馴染ませて動かし、栄養効果の
ある食材を、日々のメニューに採り入れて、この夏を凌いで欲しいと思います。

行きつけの魚屋さんに行くと、この日は土用丑の日・・焼きたてのかば焼きが並んでいました。
いじましくも物色して大きいのを1尾ゲット・・棚にパック詰めの鰻肝が並んでいて2パック買い
佃煮にしました。2パックの鰻肝は39こ・・この魚屋さんは一日で200尾捌いたと聞きました。


材 料
鰻の肝 2パック 400g ・・胆嚢=苦玉と浮袋を取り除く
生姜 1かけ 15g ・・小口より薄切り

調味料
日本酒 大さじ 3 30cc
みりん 1/4カップ 45cc
さとう 大さじ 2 20g
創味つゆ 大さじ 1 10cc
濃口醤油 大さじ 3 20cc
たまり醤油 大さじ 1 10cc

作り方
鰻の腸の胆嚢と浮き袋をのぞいたら、一旦
水洗いして熱湯で茹で、冷水に落としザルに
揚げて水けを切る。

鍋に日本酒とみりんを入れて中火で沸き立つ
まで煮て、刻み生姜と調味料全部を加える。
煮汁がフツフツし始めてから、水切りした鰻の
肝を入れて強火にする。煮立ったら中火より
一段階弱い火にして20分ほど煮込む。

・・煮る途中で味見をする。醤油の塩辛さは銘柄
によって異なるので、味見をして甘さ、塩辛さを
調えながら煮込む・・
煮詰まったら煮汁がタール
状になるので、ほど良い時点でざるなどに移し
煮汁を漉すときれいに仕上がる。

煮上りを硬くするか柔かくするか・・はお好みで・・
煮込みに煮込んでカチカチに煮るのもおいしい
・・またほどほどに煮込み柔かさを残した佃煮も
ジューシイさが残っておいしい・・これは食べる
人の好みでお作り下さい。
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厚揚げと夏野菜のエチュベ

2015年08月04日 | 豆類・とうふ類
夏野菜と厚揚げ豆腐を蒸し焼きにした料理です。豆腐の代わりにはベーコンや鶏肉などが
相性と思います。夏の野菜料理に肉類を使うときは、ハムやベーコンも使いやすいですが
レシピに使う「厚揚げ豆腐」は、和風・洋風・中華風のどれにも適応する優れもの食材です。


材 料
厚揚げ豆腐 1パック 180g ・・半分に切り、4等分に切る
玉ねぎ  中 1/2こ 100g ・・4cm角に切る
にんじん 5cm 60g ・・2×4cmの短冊切り
ピーマン 2こ 70g ・・タテ二つ、横4つに切る・・タネは除く
なす 中 1本 160g ・・長なすを2センチ巾に切る
トマト 中 1こ 200g ・・4cm角に切る

調味料

オリーブオイル 大さじ 2 20cc ・・ニンニク・ローリエなどを浸けたハーブオイルを使う
マギー 1こ 4g ・・細かk刻む
味塩 小さじ1/2 2g
粉チーズ 大さじ 3
白ワイン 大さじ 3 30cc
塩コショウ 少々


作り方
フライパンにオリーブオイル・・大さじ2をいれ
中火にかける。
オイルが煮立ったら、玉ねぎとにんじんとなす
を入れてざっくり混ぜ、食材にオイルを回す。
食材にオイルが回ったころ、厚揚げを入れて
中火のまま両面を焼く。
あと、ピーマンとトマトを入れ、マギー・あじ塩
あお加えてざっくりと混ぜ、白ワインと粉チーズ
を振ってフタをし、強火で蒸し焼きする。
・・途中の焦げ付きに注意・・野菜の水分で
蒸し焼きするので、水は一切加えません。

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炒めもやしの焼きうどん

2015年08月02日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ
もやし主体の具材で、濃口醤油味のきりっとした味の焼きうどんです。もやしの量は多いくらいが
良い・・嵩張る食材なので「ン?」と思うほどたくさん入れても大丈夫。レシピの量でも少なく感じま
した。味付けは濃口醤油で焼きつけましたが、お好み焼きソースもOK。好みの味で作って下さい。


材 料
うどん 2パック 400g ・・冷凍うどんはレンジで解凍する
もやし 1パック 200g ・・水洗いする
にんじん 4㎝ 50g ・・せん切り
ニラ 1/2パック 30g ・・1cmの小口切り
油揚げ 1/2枚 8g ・・5ミリ大の角切り
サクラエビ 大さじ 2 8g


調味料
ゴマ油 大さじ 2 20cc
味塩 小さじ 1/2 2g
豆鼓醤 小さじ 1/2 2g
日本酒 大さじ 2 20cc
濃口醤油 大さじ 2 20cc

作り方
もやしと人参を炒める
塩コショウを振る
次に油揚げとサクラエビを加える
次にニラを入れてうどんを加える
味塩と豆鼓醤を加えてよく混ぜる・・火は強火
焦げ付くようなら日本酒を入れる
最後に濃口醤油を回しかけて強火で炒める


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いわしの天丼

2015年08月02日 | ご飯類

先週の日曜日・・7月26日の夕方「薪能」を鑑賞しました。開催場所は家から自転車で
7~8分のところ・・尼崎の富松神社の境内です。案内のパンフレットには「第36回」と
あり、調べると初回は昭和55年(1991年)とあります。開催日は毎年7月26日と決めて
いて雨天の時は中止・・とシンプルなのが長続きしている所以でしょう。

富松神社の世話役の方から案内状を頂きました。家人は別ルートで何回か鑑賞した
と言いますが私は始めて・・薪能と聞いただけで神秘的な催し・・との思いがしました。
尼崎市では富松神社のほかに、大物で8月8日開催される「尼崎薪能」があります。

大物川はかつて、大物浦と呼ばれた入り江で、源頼朝に追われた源義経が静御前に
別れを告げて船出した場所とされ、それをえがいた「船弁慶」にちなんだ行事として
親しまれている・・と言います。

当日、不意の来客で遅くから参内しましたが、最終の演目「土蜘蛛」は初めから終い
迄鑑賞できました。一番感心したのは能役者の演技・・緩やかながら姿勢が不動で
立っていても座っていても微動だにしない・・腰痛持ちの私には括目でした。

尼崎市は公害や凶悪事件などが頭に残り、良い印象がありませんが、薪能のような
古典芸能を継続しているのを見て、認識をあらたに致しました。

参会人数の数は不明ですが、広い境内が一杯でした。出演者が退場し演技が終わる
と一斉に拍手が沸き、これも驚きでした。初心者の私は、いつが終わりか分りません。
交響曲の最終楽章で、指揮者がタクトを振り終えたトタンの拍手に似ていました。

お送りするのは三つのレシピです。このところの猛暑で食欲が減退しがちです。昨日
のお昼に「もやし焼きうどん」、夕食に「夏野菜のエチュベ」をつくり、今日のお昼には
「イワシの天ぷら丼」を作りました。三つとも思いつきの料理でしたが、試食した家人
は「おいしい!」と言って、合格点を呉れました。暑い日の夕食などにお試し下さい。


行きつけの魚屋さんに行くと、この日は土用丑の日とあって焼きたてのかば焼きが並んでいて
1尾2000円・・1尾包んでもらいました。レジで支払いを済ませると「オマケです」と言って頂いた
のがイワシのてんぷらでした。それを丼物にしましたが、できあがりはgood・・美味しい丼でした。

材 料
いわしの天ぷら 1パック 3尾
玉ねぎ 1/2こ 80g
ごはん 2杯分 260g

調味料
すき焼きのタレ 大さじ 2 20cc
創味つゆ 小さじ 1 4cc
日本酒 大さじ 4 40cc

作り方
天ぷらを温める

冷たい天ぷらを、キッチンペーパーで挟んで
ラップに包んで、電子レンジにかける。
・・ペーパーに挟むのは、余分な油を吸いとり
天ぷらをカリッとさせるため・・

天ぷらを煮る
底が平らな鍋に薄切りした玉ねぎを敷き詰め、全部の
調味料を入れて3~4分煮て味見して調え、イワシの
天ぷらを玉ねぎの上に並べ中火で数分煮る。
・・煮汁は天ぷらの下半分が隠れるくらいで丁度良い。
天ぷら全体が煮汁を被るようだとツユダクになり過ぎ、
イワシのようにクセが強い食材を天丼にするときは、
煮汁をすくなくすると食べ易くておいしい・・と思います。
でもこれは、作る人、食べる人の好みです。
煮立ってから1~2分して火を止める
ご飯は炊きたてだなくても良い・・冷凍ご飯ならレンジ
で温める・・丼物のご飯は熱いくらいがおいしい。

器にご飯を盛りつけ玉ねぎを乗せ、その上にイワシの
天ぷらを崩さないように乗せる。天ぷらの揚げコロモを
崩さないように盛りつけるのがポイントです。
・・天丼のおいしさは、揚げ衣にありますが、揚げ衣が
厚いのはNG・・カリッと薄い揚げ衣の天ぷらが1番です。

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焼き穴子の丼

2015年08月01日 | ご飯類
炊きたての暖かいご飯に、かば焼きのタレを振りかけて混ぜる・・その上に焼き穴子を乗せた
焼き穴子の丼です。ウナギほどのボリュームがなく、脂肪も少なくあっさりとした中に旨味が
たっぷりな丼です。焼き穴子を軟らかく煮てからご飯にのせるのもおいしそうです。


材 料
焼き穴子 4尾 200g
ご飯 2杯分 260g
かば焼きのタレ 適宜

作り方
焼き穴子を温めて、横二つに切る。

炊きたてのご飯を器に盛り、かば焼きの
タレを大さじ3を振りかけてご飯に万遍なく
混ぜ込む。
・・この時、焼き穴子の尻尾から5Cmほどを
細かく刻み、ご飯に混ぜ込むとおいしい。

焼き穴子を10cm長さに切り分け、かば焼き
のタレをまぶしたご飯の上に乗せる。

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あなごのつけ焼き

2015年08月01日 | 魚介類

十勝・帯広旅行の二日目に泊まったのは、帯広から60k北上したところの「ぬかびら(糠平)温泉」
です。Wikipediaによれば、現在9件の宿泊施設があり内湯はすべて「かけ流しの湯」と言います。

糠平には昭和30年ごろ作られたダム湖=糠平湖があり、一時観光ブームに沸きました。その後
の反動で寂れ、いま旅館組合が中心になって再興に努めています。糠平には原始林が多く残り、
ビューポイントの「タウシュベツ橋梁」を臨む展望台に行く途中、「ミズナラ」の巨木を見ました。

タウシュベツ橋梁の近くまで行くには、営林署の許可を得て鍵を貰い、林道入り口の鉄扉を開錠
してダートな林道を4キロ走ったところから湖底に降ります。「ヒグマに注意!」の看板をみて家人
は怖気づきますが、なだめすかして湖底に降りたちました。

ここからroot273を30キロ北上すると三国峠です。手許のツーリングマップルには「三国峠、標高
1139m道内最高所の峠、眼下に樹海が広がる圧巻の景色」とあり車を走らせます。峠に着いた
のは1時半頃・・まだ時間的余裕がある・・あと30キロ走れば層雲峡とわかり足を延ばしました。

道中で驚いたのは、数人のサイクリストを見たことでした。糠平から層雲峡まで60kのあいだ道内
最高の峠を越えるには余程の体力が要ります。頂上以外に施設らしいのは数えるほど。GSもなく
携帯は「圏外」マークで役立たず・・こんな所で事故ったらどうしよう・・一瞬、恐怖心が過りました。

十勝・帯広ー糠平は、今人気の北海道でも観光客が少なく、北海道の自然観光に良い所と思い
ます。同行した家人は「今度行く時は観光客が多いところが良い・・誰もいないところで、熊がでる
ようなワイルドなのは懲り々々」と愚痴りました。

お送りするレシピは「アナゴ二題」です。アナゴの旬は6月~8月で今が最高の時季です。近海で
獲れた活けアナゴを炭火焼きするのは、一般的でないかも知れません。二次的な贅沢としては
「明石の焼きアナゴ」がお奨めです。



下に、関連のURLを置きます。ご興味がある方ご一覧下さい。

ぬかびら温泉郷

タウシュベツ川橋梁

北海道 三国 峠

ナイタイ高原牧場




活けあなごのつけ焼きです。つけ焼きは、食材を調味料に漬け込んで焼くからつけ焼きと言う
そうで、レシピの焼き方なら照り焼きが正しいと言えそうです。日本料理は曖昧な表現が多く、
味をつけた焼き方にも違いがあります。レシピは活けアナゴのつけ焼き=照り焼きです。


材 料
活けあなご 2尾 300g
かば焼きのたれ 適宜

かば焼きのたれの作り方
日本酒 1/4カップ 45cc
みりん 1/2カップ 90cc
さとう 大さじ 3 30g
創味つゆ 大さじ 2 20cc
濃口醤油 大さじ 2 20cc
たまり醤油 1/2カップ 90cc
焼き穴子の頭 適宜
以上の材料を小鍋に入れて、弱火で煮る。
フツフツし始めてから20分煮て火を止める。
そのまま冷ましてざるなどで漉す。
・・残った頭は捨てないで、豆腐やなすを煮る・・
アナゴを焼く
穴子のつけ焼きする火ダネは炭火・・備長炭で
なく、ホームセンターにある木炭でOKです。
問題は焼くタイミング・・炭火が白い灰をかぶる
ほどに火力が落ちてから焼くと失敗がない。

1.あなごを白焼きする
炭火に焼き網をおいてしばらく置き、網が熱し
たらあなごを乗せて焼く・・穴子が焼けて脂が
落ち、煙が立ち始めてから裏返す。

2.白焼きした穴子にタレをくぐらせる
穴子の表裏がこんがり焼けたら、タレをまぶし
ながら味付けして焼く。
タレをトレーに入れ、焼き穴子をくぐらせながら
焼いても良いし、タレを刷毛に浸して焼き穴子
に塗りつけながら焼いても良い。





















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