雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

前夜の悪夢から覚めて M20三裂星雲

2020年08月24日 | 天体写真(星雲・星団)
80日ぶりのガイド撮影を行った18日夜は、最後までガイドが暴れまくり
あきらめて3時前に撤収しました。

機材の撤収の際に東の空にオリオン三ツ星が上っていたのを見たのですが、
ベテルギウスの方向に見慣れないまぶしいほどの星がありました。

まさか ベテルギウスの超新星爆発か !?
あわてておりおんショット用の三脚固定カメラで撮影しました。 ↓
あとで撮影した画像をステラナビで確認したところ、
ベテルギウスではなく 金星 だった事がわかりました。

翌日19日の夜も星が撮れそうな予報だったため明るいうちに機材を設営しました。
前日のガイド不良の原因がわからない中で 不安もあったのですが・・
まさに何事も無かったかのように ほぼ完ぺきなガイド撮影を行うことができました。


百聞は一見にしかず、この夜の一タイトル目に撮った南天の星雲です。
M20 三裂星雲  (いて座)  
M20(中央):距離 5200光年 視等級 9.0 視直径 28’ 反射星雲・輝線星雲・散開星団 
( 画像クリックで 元画像の25%で表示します )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2020/ 8/ 19 20:20’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 分 × 24枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2
24枚撮ってすべて完ぺきなガイドでした。

中央の星雲部分の拡大トリミング画像になります。 ↓
この星雲を撮るには撮影時期が遅すぎましたが、
薄明が終わってまもない時間でこれだけ撮れれば良しとしましょう。
( この星雲の明るさに助けられたというべきか ? )

参考に 撮影時のステラショット2のガイドグラフです。 ↓
キャリブレーションデータは昨夜作成したものをそのまま使用(グラフのスケールは±1ピクセル)

お約束の撮影時の空(おりおんショット)の画像です。
( 画像クリックで星座名を表示します )
見た通り南天の撮影には邪魔者がいっぱい。
電線群通過により明るい星に斜めの光条が発生しましたが、コツコツと手作業で修正しました。

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翌日に撮ったにもかかわらず前回記事から間が空いたのは
趣味部屋が日中30℃越えで画像処理ができないため。
新潟はずっと雨が無く猛暑が続いています。
そんな猛暑でも今が盛りと元気なのが・・ ↓
わたしは「ヒュンヒュン百合」と呼んでるのですが、外来種のタカサゴユリ

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コメント (4)
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