雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

80日ぶりのガイド撮影は悲惨なアート

2020年08月20日 | 天体写真(星雲・星団)
ずいぶんとブログ更新をさぼってしまいました。
ずっと星が顔を出してくれなかったせいなのですが
連日の暑さで趣味部屋に近づけなかったのも一因。(趣味部屋はクーラーなし)

新型コロナのせいで孫たちも来れず さみしいお盆が過ぎた18日、
やっと雲予報で星が見れそうな気配が。
ネオワイズ彗星祭りで2階にに置きっぱなしだった機材を降ろして、反射鏡筒用に組みなおしました。

予報が微妙だったため自宅裏口付近に設営したのは暗くなってから。
ガイド撮影は5月29日以来で約80日ぶりなので一抹の不安が・・
その不安が的中してステラショット2のオートガイドが乱れっぱなし。
どうやったらオートガイドでこんな星のアートが書けるの?

何度もキャリブレーションをやり直し、ガイド設定値をいろいろ変えても安定しません。
撮影対象を変えて試してみたのですが・・
南天の M16の「創造の柱」の前を泳ぐ熱帯魚の群れ?

こぎつね座の M27あれい星雲ではアラビア文字?

久しぶりに 白鳥座の 網状星雲(西側)はハングル文字

今回のガイドグラフは以前にも見たことがあるのですが
どうやって解決したかの記憶がありません。
結局、手の打ちようが無く3時前に撤収しました。

この夜に最も枚数を撮ったこぎつね座の M27 あれい星雲 を使える画像だけで処理してみました。
M27 あれい星雲  (こぎつね座)  
M27(中央):距離 1200光年 視等級 7.4 視直径 8.0'×5.7’ 惑星状星雲 
ガイドズレ分の周囲をトリミング ( 画像は 元画像の25%で掲載しています )
( 上方向が北 になります )
撮影DATA : 2020/ 8/ 18 23:34’~  Vixen VC200L+レデューサーHD(合成f=1,386mm)
露出 分 × 10枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット2
24枚撮って半分も使えませんでした。

中央の星雲部分の拡大トリミング画像になります。 ↓

一応 おりおんショット(撮影中風景)も撮っておきました。 ↓
( 画像クリックで星座名を表示します )
TAMRON Zoom(f=17mm F2.8) 30秒×5枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
星の写り具合から かなり透明度は悪かったようです

翌19日の夜も晴れたのですが、心配したガイドは・・
何事も無かったかのように完璧でした。
原因は「空の悪さ」と、「熱帯夜」だったのか?

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連日の猛暑の中にも秋の気配が感じられるようになりました。
越後では厚い雪雲に覆われる12月から2月の冬の3ヶ月の他に
6月から8月の3ヶ月も雲が多く天体写真のシーズンオフ。
1年の半分がシーズンオフとなる「天体写真」という趣味は
” 精神衛生上 ”も、 ” コスパ ”も よくありません。

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コメント (2)
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