雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

今さらのネオワイズ彗星(雲のち月明かりのち電線)

2020年08月02日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
撮影機材は19日以降2階に設置したままだったのですが、
ずっと梅雨空で8月に入ってしまいました。

そんな昨日(1日) 東日本もいよいよ梅雨明け宣言間近で、久しぶりの青空となりました。
ずいぶん星を見ていないのですが SCW雲予報もまずまずだったので、
まだ 見てない・撮ってない ネオワイズ彗星のラストチャンスに期待しました。

星さえ見えれば 2階に設置済みの (改)ヨンニッパステラショット2
月明かりがあっても 彗星の存在自体は簡単に撮れるだろうと思っていました。

ところが ギッチョン。
満月三日前という想定していた月明かりの他にも、想定外の障害が発生し
こんながっかりな画像になってしまいました。

月明かりのネオワイズ彗星(C/2020 F3)  
( 低空によるカブリと電線通過でトリミングしてあります )
左側上部の斜めに横切る黒い帯は 通過した電線によるものです
撮影DATA : 2020/ 8/ 1 21:38’~  canon 改・ヨンニッパ(絞りF2.8)
露出 秒 × 25枚 ISO 1600 LPS-D1 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M  ステラショット2 ステライメージ7 
撮影時の彗星の高度は約15°、明るさは5.9等級(ステラナビ)

想定外の障害というのは ・・
➀ 明るい月を隠すほど厚い雲が21時近くまで空を覆う
➁ 雲が薄くなって撮影開始したら彗星が電線を通過・・

当初の作戦は早めの時間から撮影開始して、相対的に月明かりの影響を少なくする。
だったのですが、
月は上り、彗星は電線に邪魔されているうちに低くなるという結果に。

撮影中の様子です ↓
彗星が以前より西側(画像では左側)にかなり移動していたため、
窓枠が邪魔しない様に昼間の内に赤道儀を右側に移動しておきました。

結局、今回も肉眼では彗星はむろん低空の星も確認できませんでした。
それでも写真は大したもので、
彗星の高度が下がって撮影終了後に撮ったものです。 ↓
21時56分ころ 20秒×4枚 TamronZoom(f=17mm F3.2) ISO1600 kissDX(SEO-SP2)
縮小前の元画像では彗星が確認できました。(この画像の彗星高度13°)

これがネオワイズ彗星の初ショットですが、たぶんラストショットになるでしょう。

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昨日は久しぶりに青空と夏らしい雲を見ました。
ラピュタのような入道雲でした
この梅雨で「星が見えるだけでもありがたい」ことだと思い知らされました。
ただ今回の電線通過の彗星の画像処理をやってみて、
やはり「星が見えるだけでは・・」 と。

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コメント (2)
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