栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

虫がよすぎる人達

2004-10-31 16:33:05 | 雑感
 世の中には虫がいい人というのもいるものである。
そういう人は大抵妙に馴れ馴れしく近付いてきたり、やたら人を褒めちぎる。
私のような人間は利用価値がないと思うが、それでもボランティア組織を主宰しているからか、たまにその種の人間が近付いてくることがある。
笑顔を一杯振りまきながら、彼ら、彼女たちは耳に心地よい言葉を並べ立て私をおだてていく。

 大体、初対面の時から急速に近付いてくる人間には用心している。
私とはタイプが合わないからである。
どちらかと言えば私はじっくり付き合う方である。
だが、たまには外れることもある。
それが異性だったりすればなおのことである。
つい気を許してしまう。

 私が主宰している会はボランティア組織である。
九州の経済を活性化するために各人の持てる能力を貸してくれるようお願いしている。しかし、不景気ということもあり、なんらかのビジネスチャンスを求めて入ってくる人達もいる。
そういう人達を拒否しているわけではない。
できればなんらかのビジネスの橋渡しをしてあげられたらと思っている。
だから頼まれれば、ビジネスの架け橋も行っている。
その代わり、営業手数料としていくばくかを会に寄付してくれるようお願いしている。
この点に関しては誰も異存はない。
どころか逆に相手からそのことを提案もされる。

 しかし、喉元過ぎれば何とやらだ。
仕事を獲得するまでは一生懸命に頼んでくるが、いざ仕事になると後は知らん振り。
そんな話をしましたかという顔をしている。
なんとも嫌な時代になったものだ。