栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

地球温暖化防止は明るく、楽しくいきたい。

2007-07-01 00:10:10 | 視点
 先に環境アンケートと題して6項目のアンケート調査(?)をしてみた。
 質問は「電気はこまめに消す方ですか」「保温ポットやジャーのコンセントを外出時に抜いていますか」「TVは夜眠るときや外出時にコンセントを抜くか、電源オフにしていますか」「人がいないとき、その部屋のエアコンは切っていますか」「買い物にマイバックを利用していますか」「マイ箸を持ち歩き、割り箸削減に協力していますか」という簡単なものばかり。
真面目に環境問題を考えている人達からはバカにされそうな内容だが、「外出時」とか「眠るとき」「人がいないとき」という言葉を入れたところがミソである。

 例に挙げると怒られそうだが、「30秒で世界を変えちゃう新聞」(6月22日号外)の中に「地球温暖化は止まっちゃうリスト」というのがあり、その中に「冬は厚着をして暖房の温度を下げ、夏は部屋を『ここはサウナだ』と言い聞かせよう」とか「宴会・パーティーは、マイ箸、マイカップ、マイ皿持参でゴミゼロにちょうせんしよう」「お風呂は愛する人と電気を消してろうそくの灯りで一緒に入ろう」などというのがある。
 環境問題を大上段に構えると、この種の意見が必ずといっていいほど出てくる。あまり細かいことを考えていると、そのうち電気を一切使わない生活をしなければならなくなる。そこまでいかないにしても、生活が息苦しくなる。そんな運動は広がらないし、長続きもしないだろう。

 「冷房を28度に設定しよう」というのも、電気にしてもそうだ。
ムダな場所の電気は消すにかぎると思うが、消しすぎると会社やオフィスの雰囲気自体が暗く、陰気になる。特に受付が暗い会社は出会う社員も含め全体的に雰囲気が暗い。これでは福の神も逃げてしまいそうだ。
 つまり細部にこだわりすぎると大きなところを見失うことがあるので注意したい。
要は「ムダ」な部分をカットすることで、何がムダかをしっかり考えてみることが必要ではないだろうか。
 例えば誰も使ってないのにつけっぱなしになっているパソコンとか、ダラダラとしている残業とか。

 面白いのは一部の人の回答に見られた「電気代節約のためにやっている」という意見だ。
そう、実はエコは「儲かる」のだ。

地球温暖化防止のためにと思ってやっていると、窮屈になり、やがて続かなくなる。
ところが、エコ生活で儲けていると思うと楽しくて仕方がない(?)はずだ。
特に家計を預かる主婦には。
 「保温ポット・ジャーは火災の心配があるので不在時には必ずコンセントを抜く」という意見も多かった。
 これなどもコンセントを抜くことで火災を防ぎ、電気代も節約でき、結果として地球温暖化防止にも貢献しているわけだ。こういう風に考えれば義務感でもなく、無理なく実行できていいのではないだろうか。
 同じことなら窮屈に考えて息苦しくなるような生活より、明るく、楽しくエコを実践した方が長続きする。
環境問題は明るく、楽しくいきたい。

 ところで、これはうまいなと感じた例があるので紹介しておきたい。

    記事全文はリエゾン九州のHP内「栗野的視点」で


【限定特価】ウイルスキラーゼロ 1ユーザ版(ESD)3台用