戦後最長といわれたいざなぎ景気を超える好景気といわれても、地方や中小企業には実感も恩恵もないのが今回の景気の特徴。それどころか、日銀が昨日発表した9月企業短期経済観測調査(短観)では中小企業の景況感は悪化している。
ところが、景気後退局面にもかかわらず狭いエリアに10店舗もの新規出店が相次ぐなど元気な地域もある。それらに共通するのは「安・近・短」ビジネスーー。
◆中心部を離れた住宅地で相次ぐ新規開店
だがこんな異変(?)に気付いたのは数カ月前。この数年、シャッターが降りたままの空き店舗・事務所跡に改装工事が入り、次々と新店舗がオープンしだしたのだ。タクシーの運転手に聞いても「景気は良くなりましたね」という。明らかにマクロ数字とは異なる動きが出ているのだ。
従来、地方景気は「ジェット機の後輪」に例えられていた。離陸する時(景気が上向く時)は一番後に上がり、着陸時(景気の後退時)には最初に降りるからである。今回の好景気は8月がピークといわれているから、地方では開店より閉店が増えているように思えるが、ところによっては全く逆の現象が起きているのだ。
といっても福岡市の中心部、天神・大名地区の話ではない。むしろ市中心部は数年前からオーバーストアがかなり顕著になっている。それでもなおアメーバーのように、テナント料が安い周辺地区へとエリアを拡大しながら生き延びてきたが、それももう限度。中心部の空洞化が進み、大名地区は新ビルでも空きテナントが目立つようになっている。
今回、店舗のオープンが相次いでいるのは中心部を離れた住宅地。
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ところが、景気後退局面にもかかわらず狭いエリアに10店舗もの新規出店が相次ぐなど元気な地域もある。それらに共通するのは「安・近・短」ビジネスーー。
◆中心部を離れた住宅地で相次ぐ新規開店
だがこんな異変(?)に気付いたのは数カ月前。この数年、シャッターが降りたままの空き店舗・事務所跡に改装工事が入り、次々と新店舗がオープンしだしたのだ。タクシーの運転手に聞いても「景気は良くなりましたね」という。明らかにマクロ数字とは異なる動きが出ているのだ。
従来、地方景気は「ジェット機の後輪」に例えられていた。離陸する時(景気が上向く時)は一番後に上がり、着陸時(景気の後退時)には最初に降りるからである。今回の好景気は8月がピークといわれているから、地方では開店より閉店が増えているように思えるが、ところによっては全く逆の現象が起きているのだ。
といっても福岡市の中心部、天神・大名地区の話ではない。むしろ市中心部は数年前からオーバーストアがかなり顕著になっている。それでもなおアメーバーのように、テナント料が安い周辺地区へとエリアを拡大しながら生き延びてきたが、それももう限度。中心部の空洞化が進み、大名地区は新ビルでも空きテナントが目立つようになっている。
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