同じスポーツでこれほど差が出るのかというのが相撲協会と日本ボクシングコミッション(JBC)の対応である。
時津風部屋に入門間もない斉藤俊さんが相撲部屋のリンチで亡くなってから3か月後にやっと前時津風親方を解雇した日本相撲協会。それも文科省に呼ばれてやっと重い腰を上げ、トカゲのしっぽ切り宜しく部屋の親方の責任追及だけで済まそうとしているのが相撲協会である。
10月5日に処分を決めたとはいうものの北の湖理事長は自信の処分は減俸だけで済ませたばかりか、12日になってやっと新潟の斎藤さんの遺族に謝り行く体たらく。
しかも、遺族があれほど望んだ事件の経過やその後の防止対策については何一つ具体的に答えられない始末。
朝青龍問題といい今回の力士死亡事件といい、普通なら協会トップの辞任が当たり前だ。追い詰められた挙げ句に辞任では往年の名横綱の名前が泣くと思うが・・・。
一方、日本ボクシングコミッション(JBC)の対応は早かった。
内藤大助WBC世界フライ級王者に亀田大毅が挑戦したタイトルマッチで亀田選手が投げ技を連発し、とてもボクシングの試合とは思えないような反則技を次々に繰り出したことに対し、JBCはタイトルマッチ戦4日後の15日には倫理委員会を開き、亀田大毅にボクサーライセンス停止1年、セコンドについた父親の亀田史郎氏にセコンドライセンス無期限停止、同じくセコンドを務めた亀田興毅に厳重戒告、協栄ジムの金平桂一郎会長にクラブオーナーライセンス停止3カ月の処分を満場一致で決めたのである。
試合直後には大毅本人への処分に言及しなかったが、あまりの反響の大きさに反則技を連発した当の本人への処分もせざるを得なくなったのだろう。
日本相撲協会が朝青龍問題で弱腰な態度を取ったのも、JBCが本来禁止のはずの、親族のセコンドを認めてきたのも、朝青龍人気、亀田人気に依存してきたからだ。
しかし、JBCにはまだ健全な感覚が残っていた、というか前車の覆るを以て後車の戒めとしたのだろう。
子は親の背中を見て育つというが、亀田一家を見ているとその感を強くする。
親は暴力団顔負けの顔をしているし、リング上での態度も暴力団そのものだ。
もし、本当に大毅、興毅がボクシングを続けたいと思うなら、今回の親離れ処分はいいことだ。
時津風部屋に入門間もない斉藤俊さんが相撲部屋のリンチで亡くなってから3か月後にやっと前時津風親方を解雇した日本相撲協会。それも文科省に呼ばれてやっと重い腰を上げ、トカゲのしっぽ切り宜しく部屋の親方の責任追及だけで済まそうとしているのが相撲協会である。
10月5日に処分を決めたとはいうものの北の湖理事長は自信の処分は減俸だけで済ませたばかりか、12日になってやっと新潟の斎藤さんの遺族に謝り行く体たらく。
しかも、遺族があれほど望んだ事件の経過やその後の防止対策については何一つ具体的に答えられない始末。
朝青龍問題といい今回の力士死亡事件といい、普通なら協会トップの辞任が当たり前だ。追い詰められた挙げ句に辞任では往年の名横綱の名前が泣くと思うが・・・。
一方、日本ボクシングコミッション(JBC)の対応は早かった。
内藤大助WBC世界フライ級王者に亀田大毅が挑戦したタイトルマッチで亀田選手が投げ技を連発し、とてもボクシングの試合とは思えないような反則技を次々に繰り出したことに対し、JBCはタイトルマッチ戦4日後の15日には倫理委員会を開き、亀田大毅にボクサーライセンス停止1年、セコンドについた父親の亀田史郎氏にセコンドライセンス無期限停止、同じくセコンドを務めた亀田興毅に厳重戒告、協栄ジムの金平桂一郎会長にクラブオーナーライセンス停止3カ月の処分を満場一致で決めたのである。
試合直後には大毅本人への処分に言及しなかったが、あまりの反響の大きさに反則技を連発した当の本人への処分もせざるを得なくなったのだろう。
日本相撲協会が朝青龍問題で弱腰な態度を取ったのも、JBCが本来禁止のはずの、親族のセコンドを認めてきたのも、朝青龍人気、亀田人気に依存してきたからだ。
しかし、JBCにはまだ健全な感覚が残っていた、というか前車の覆るを以て後車の戒めとしたのだろう。
子は親の背中を見て育つというが、亀田一家を見ているとその感を強くする。
親は暴力団顔負けの顔をしているし、リング上での態度も暴力団そのものだ。
もし、本当に大毅、興毅がボクシングを続けたいと思うなら、今回の親離れ処分はいいことだ。