栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

パラダイムシフトが起きている(3)~金融ホスピタリティを目指す巣鴨信用金庫

2012-02-22 11:35:12 | 視点
 金融機関はサービス業である、といえば笑われるだろうか。
何をバカな、と怒られるかもしれない。
それほどサービスとは遠い位置にいるのが金融機関である。
そんな中にありながら「金融業はサービス業」と断言し、顧客サービスを実施しているところがある。
東京都豊島区巣鴨に本店を構える巣鴨信用金庫(田村和久理事長)だ。

◆午後3時以降も窓口サービス

 金融機関に最も要求したいサービスは営業時間の延長、と考えているのは私一人ではないだろう。
金融機関の主たる顧客は企業である。
そしてほとんどの企業が平日午後5時まで営業している。
にもかかわらず、顧客の便宜を考えずに、顧客より2時間も先に営業をやめる企業が他にあるだろうか。
 ところが、金融機関はそれを堂々と行なっているのだ(ゆうちょ銀行を除く)。
これで顧客サービス云々はないだろうと思うが、そのことで怒る人はあまりいないのも不思議だ。

 金融機関はかつて大蔵省(当時)により護送船団方式で保護されてきた。
それが崩れたいまもほぼ横並びで進んでいる。
アメリカでは営業時間を延長した銀行が現れたが、その後広がったという話は聞かない。
 やらない、やれない理由は色々あるのだろうが、顧客のことを考えるなら実行すべきだし、どこかが厚い壁に風穴を開けるべきだろうと思っていたら、巣鴨信金は窓口営業時間を延長していた。

          (略)

◆早朝サービスも

          (略)

◆来店者を茶菓でもてなし

          (略)

◆先義後利へパラダイムシフト

          (略)


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