栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

あだち珈琲が天神にやってきた。

2013-02-22 21:44:14 | 視点
 あだち珈琲(本店・大川市、支店・久留米市)が2月22日から福岡市天神にコーヒースタンドを常設していますので、寄ってみませんか。
いままでは大川か久留米の店に寄るか、同社の通販で買うしかなかったおいしいコーヒーが天神でも飲めますよ。

 場所は天神ソラリアプラザ6Fの「ちくご元気計画ショールーム」内。
「ちくご元気計画」は筑後の地域おこしで、その1つとして天神にパイロットショップをオープンしたので、その一角に出店するよう同社に声が掛けられたようです。
 期間は来年2014年1月31日までの約1年。
 営業時間は10:00~20:00

 あだち珈琲が扱っているのは「スペシャルティコーヒー」と呼ばれるトップクラスのコーヒーです。
これらは産地や品種、生産方法などによりそれぞれ特徴があり、際立ったおいしさを持っています。
 店主の安達氏はこうしたコーヒーを仕入れるため産地まで行き、農園を見、審査会に参加し、仕入れています。
2012年はグアテマラでCOE(カップ・オブ・エクセレンス)審査会が開催され、それに参加するなど、コーヒーに愛情を持ち、また品質にこだわっています。

 私が彼を評価するのは自分のビジネスのためだけを考えてコーヒーを販売しているのではないということです。
恐らく何度か現地を訪問するようになり、徐々に彼の中である考えが固まってきたのだろうと思いますが、わたしはそうした考えを支持します。

 それはパートナーシップということです。
コーヒー豆を買い付けるだけでいいのか。
生産者自身が豊かになる手伝いをすることも必要ではないか。
そのためには値切るだけ値切って買うのではなく、適正価格で買いたい。
(このことが彼らに誇りを持ってもらうことにつながります)
それだけでなく託児所建築等の寄付をしたり、肥料を買ったり人件費等の運転資金を時には先払いしたりという形で産地の応援もしています。

 あだち珈琲のコーヒー豆を買い、同店でコーヒーを飲むことで、そのことを少しでも感じて下さい。
 コーヒーは本当においしいですが、そういうことも感じることでさらにコーヒーがおいしく飲めるはずです。

 あだち珈琲の下記HPでコーヒー豆の通信販売もしています。
  http://www.adachicoffee.com