栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

山本太郎議員の手紙問題の背景を探る

2013-11-15 17:21:01 | 視点
 ついにこういう行動をする者が現れた--。

山本太郎参院議員が秋の園遊会で天皇に手紙を直接渡した件である。
手紙の内容は福島原発に関することで、「原発事故よる子どもの健康被害や事故の
収束作業にあたる作業員の健康状態を知ってもらいたかった」と本人は述べている。

 山本議員の行動に対しては「品位に欠ける」といったような批判が多いように感じるが、
最初にこの件をニュースで知った時、非常に危険な流れを感じた。
国会議員の品位とかマナーといった問題に矮小化して論じる問題ではないだろう。
懲罰動議云々も出ているが、個人的な観点から言えば、山本太郎氏には議員辞職を強く迫りたい。

 不思議なのは今回の行動に批判的な声が現政権と自民党など保守派側から多く、
革新系の野党や文化人からはあまり聞こえてこないことだ。
民主党議員から批判的な声がほとんどないか小さいのは察しが付くが。

目的のためなら手段は問われないか

 さて問題になるのは、なぜ手紙を渡す相手が天皇でなければならなかったのか、
また園遊会の席でなければならなかったのかということだ。

(中 略)

 目的が正しければ、手段は問われなくていいのか。
答えはノーだろう。
かつて大東亜共栄圏という目的を掲げ、日中戦争、欧米との戦争に突き進んでいった軍部や
2.26事件の青年将校達の例を引くまでもないだろうが、いずれも当時の絶対的権威の名を
借りて自らの目的までを正当化しようとしたのである。

 自らの目的のために他人の権威を利用しようとする動きには注意しなければならない。
一見、正義に見える目的の裏になにか他のものが隠されていたりすることはよくある。

(中 略)

なし崩し的に進む皇族の政治利用

 最大の問題は今回の動きが唐突に現れたわけではなく、一連の動き、
なし崩し的に進められている天皇の政治的利用の流れの延長線上に出てきたことである。

        (以下 略)


 ☆全文は「まぐまぐ」の下記ページで
  http://archive.mag2.com/0000138716/20131108165118000.html

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