栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

崩壊していくニッポン1~偽装列島

2013-11-23 12:06:21 | 視点
 かつてニッポンは安全・安心の住みやすい国だった。
ことさら「オ・モ・テ・ナ・シ」などと言わなくても、それが当たり前の社会だった。
商品は正札で販売され、チップを払わなくても誰もが均一の、質のいいサービスを受けられ、
中身の誤魔化しなどなかった。

 それがいつの頃からか変わってきた。
思うにバブル期以降ではないだろうか。
その頃から人々が拝金主義に走り、自分さえよければという利己主義に大きく傾いていった。
結果、理由なき無差別殺人や、目先の金品欲しさの衝動的殺人、自らの欲望を
満たすためだけの誘拐、強姦、殺人等々が増え、安全・安心できる社会ではなくなってきた。

 そして次から次に明らかになっていく偽装。
もはや新興国の偽装表示を笑えない状況が、この国で起きているのだ。
なぜなのか。なぜそうなったのか。真犯人は誰なのかを探ってみたい。

JAS法改正後も悪しき慣習

 食材偽装表示で驚いたのは次から次に連日のように名乗り出る会社の多いこと。
よくもまあこれだけ、と呆れてしまう。
有名デパートがほぼ軒並み名前を連ねていることもあるが、あらゆる業界に広がっていることにも驚く。
まさに「偽装列島」の様相

 偽装表示と言えば、直近では熊本産馬刺しの産地偽装を思い出す

今回の食材偽装表示が大体10年前から行われていたということから考えれば、
JAS法改正後もそれ以前の「慣習」をそのまま続けていた

デフレとコスト削減圧力

        (略)

消費者のブランド信仰が偽装を

        (略)


 ☆全文は「まぐまぐ」の下記ページで
  http://archive.mag2.com/0000138716/20131119123014000.html

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