栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

地球温暖化防止以上に健康被害がもっと怖い割り箸の使用

2007-07-20 17:41:37 | 視点
 最近テレビ等でも割り箸に関する報道が急増しているが、それらの報道を見て割り箸を使うのが怖くなった人も多いのではないだろうか。
そう、割り箸の問題は地球温暖化だけではなく、健康被害を含め様々な問題を含んでいるのだ。

 一つは森林伐採の問題である。日本人一人が年間使用する割り箸は平均200膳で、日本全体では250億膳の割り箸が使用されており、その90%が現在では中国からの輸入である。
なんと国内で生産されているのはわずか10%に過ぎないのだ。
 割り箸は間伐材を使用しているから環境に優しいと思っている人もいるが、この数字を聞けばそれは誤解だと気付くだろう。
もともと間伐材からのみ割り箸が作られていたわけではなく、間伐材の利用が叫ばれだし、一部で間伐材を利用した割り箸も作られていた(作られ出した)のである。

 もう一つは中国の国内事情の変化である。

 そしてなによりも問題なのは、TV番組でも現地業者が証言していたように「日本人が白い割り箸を好む」ことである。
 では、割り箸をマイ箸に替えれば健康が守られるのかという点である。
答えはノーだろう。

       (略)

 ところで中国製割り箸でも安全安心なものもあるし、地球温暖化防止に貢献しながら、安全性の問題にもきちんと取り組んでいる北九州のベンチャー企業、楽しい株式会社がある。
同社の内容と取り組みについては私の取材記事「竹製割り箸、リサイクル竹炭の販売を通し、中国での植林活動に取り組む北九州のベンチャー企業」に詳述(リエゾン九州のHP内の「九州の頑張る企業」に収録)しているので、そちらを一読して欲しい。

   リエゾン九州のHP http://www.liaison-q.com

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 7月29日(日)、8時25分から9時55分放映のNHK番組「経済羅針盤」で
Oisixで販売している野菜が紹介される予定。


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