栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

ガソリン価格、8週連続値下がり。なぜ下がらない、福岡のガソリン価格。

2010-07-22 22:27:49 | 視点
 「原油相場の下落傾向が続き、石油元売り各社も卸売価格を引き下げ、店頭価格は8週連続で値下がり」
 今日のニュースでそう伝えるのを聞き、「どこの話?」と思った。
というのも福岡市とその近郊では少なくともここ1、2か月、ガソリン価格が下がったことがないからだ。

 他県ではたしかに店頭価格は変動している。(岡山県ではハイオク136~139円)
しかし、福岡市とその近郊のガソリン価格は販売会社、ブランドが違っても、販売価格は判で押したように同じなのだ。(福岡市はレギュラー134円、ハイオク145円)
しかも、ここ数か月間、価格が変動したことがない。
いわゆる「高止まり」である。
これはどう考えてもおかしい。

 かつて福岡はガソリン価格の激安区に数えられていた。
いまでは信じられないかもしれないが、全国平均より安かったのだ。
それがいまでは逆に全国平均より高くなっている。
価格協定を結んでいる、と疑われても仕方ないだろう。
だとすれば、公正取引法違反である。
なぜ公取は調査に入らないのか。
その点も不思議だ。

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