追分市民の森に1ヶ月ぶりに行きました。
矢指市民の森に隣接した水路際を歩いたら、例年
見かけるサネカズラの赤い実が見当たりませんでした。
水路にかかった横幅10センチもない細長い鉄板を
おそるおそる渡って、矢指の森に入りました。
この森にはたくさんのサネカズラの幼木が横に這うように
伸びていました。
その中に赤い実をつけたサネカズラを見つけました。
別名美男葛(ビナンカズラ)と呼ばれ、赤い実は昔整髪に
使われていたそうです。
この森にサネカズラの幼木が多いのは、野鳥の落し物から
生えたに違いありません。
森の縁で小用中に、偶然目の前の木に巻きついたサネカズラの
成木を見つけましたが、実は淡い橙色でした。
サネカズラを詠んだ有名な百人一首があります。
名にし負わば 逢坂山のさねかずら 人に知られて
来るよしもがな