ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

市民の森で見たフユノハナワラビとヤブムラサキ

2011年11月24日 | 日記


ふだんあまり行けない市民の森に行きました。
ジャノヒゲ(別名リュウノヒゲ)の青い実を撮るためです。
ところがジャノヒゲは尾根筋にたくさんありましたが、
今年は裏年なのか実のついたものは見つかりませんでした。
薄暗い針葉樹林から明るい草地に出たら、
家内が”これがハナワラビよ”と教えてくれました。

最初見たときはハナワラビにカメラを向けませんでしたが、
この草地に群生しているのを見て興味をもちました。
野草図鑑になく、ネットでシダ植物のフユノハナワラビと
わかりました。
花のように見えるのは胞子をつけた葉で越冬して春になると
枯れるそうです。「冬の花蕨」と書くと語感がいいです。



駐車場に戻る途中、ヤブムラサキの葉の茶色に色づいた中に
紫色の実を見つけました。
手をいっぱいに伸ばしてカメラを近づけましたが、
ピントがなかなか合いませんでした。
ピントが合うまでここを動かないぞと粘って撮りました。
葉が全部落ちていたら、ヤブムラサキを見向きもしなかったでしょう。

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秋の追分市民の森を歩いて(7)・・・リュウノウギクと柿

2011年11月23日 | 日記


追分市民の森の萌芽更新のため自然林が伐採された場所を
丹念に見て歩いたら、見慣れない野菊が咲いていました。
10月にこの一帯に群生して咲いていたシラヤマギクとは
明らかに別の野菊でした。

柵の向くに咲く花に手をいっぱい伸ばして、カメラを向けました。
葉の縁に鋸葉があり、花の形からリュウノウギクではと思いました。
帰って図鑑を見たら、正しくリュウノウギクでした。
リュウノウギク(竜脳菊)の名前の由来は、葉に竜脳に似た
香りの油が含まれているからです。

こんど行くとき、葉の香りを確認しなけばと思いました。
それにしても8年くらいこの森を歩いていますが、
リュウノウギクに気づいたのははじめてでした。



駐車した車に戻ろうとしたら、ある民家の方からスズメが
7,8羽田んぼに飛んでいきました。
何気なく飛び立った民家の方を見たら、畑の縁に橙色に
色づいた柿が目に入りました。
近寄ったら青空の下で柿が映えて美しかったです。

柿を詠んだ芭蕉の有名な句があります。
柿古りて柿の木持たぬ家もなし

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カラスウリとマユミの実が色づいていました

2011年11月22日 | 日記


追分市民の森を歩いていたら、カラスウリ(烏瓜)の実が
真っ赤に色づいていました。
名前の由来を調べたら、カラスとは関係ないようです。
植物学者湯浅浩史氏の本に、役立たぬウリとしてカラスの
名を冠したのではなかろうかと書いてありました。

昨年、花の管理人から友達が庭先でカラスがカラスウリの
実を食べたところを見たという話を聞きましたが
たまたまでしょう。
カラスがカラスウリを好んで食べるなら、カラスウリの実は
とっくに山野になくなっているはずです。



花桃の林のそばに数本のマユミが色づき始め、ピンク色の
仮種子が裂けて赤い種子が露出していました。
多田多恵子先生はこの赤い種子を”朱赤のイアリングを
吊り下げる”と表現しています。
まだ黄葉していませんでしたが、落葉すると赤い種子が
目立ってメジロなどの野鳥が寄ってきます。

昨日はジョウビタキ(メス)を今年はじめて見ました。
近寄ってきてご挨拶するように、こちらを向いて声を出して
尾を振るのが可愛かったです。

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オトコヨウゾメが色づきました

2011年11月20日 | 日記




オトコヨウゾメはガマズミの仲間の落葉低木です。
10数年前に栃木に単身でいたとき、弟の庭で白い花
の咲く珍しい木を見て、名前を聞いたらオトコヨウゾメでした。
家内はこの木が気に入り、園芸店で探しましたが
ありませんでした。
あるとき実家の近くの山で家内が目ざとく幼木を見つけました。
そのときの喜びは大変なもので忘れられません。

今年は当たり年で、赤い実がたくさん成りました。
ヒヨドリがときどきやってきて実を突きますが、食べないのか
まだ半分は実が残っています。
この木は紅葉が美しいですが、今年は期待でそうもありません。
2枚目の画像は2年前の12月はじめのものです。

以前、山梨の山で実の成ったオトコヨウゾメを見たことがあります。
名前の由来は不明とされていますが、男たちは集って、
オトコ「用済み」ではないかと品のない冗談を言い合っていました。

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ツルウメモドキの実が美しく色づいていました

2011年11月19日 | 日記
散歩コースにある県営住宅跡地にツルウメモドキ(蔓梅擬)
の実が色づいていました。
先日まで黄色い仮種皮に覆われていましたが、実が熟して
裂けて赤い種子が現れ、赤と黄のコントラストが鮮やかに
なりました。
赤い種子はいろいろな野鳥を呼び寄せます。
つる性のツルウメモドキは生け花にもよく使われます。

ツルウメモドキは身近な山野でよく見かけます。
山を歩いていて、道にわずかに落ちた黄色い仮種皮を見て
この上につるを伸ばしたツルウメモドキがあることに気づく
ことがあります。
そういう発見の喜びを味わうのが自然観察の楽しみです。

県営住宅跡地のこの区画にはほかにセンダン、ムクジロが
ありますが、今年は実が少なく不作です。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。