リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

マンションでの問題はコロナ禍社会の縮図だったのか

2022年03月15日 | 日々の風の吹くまま
3月14日(月曜日)。🌧🌧。大雨警報発令中。やぁ~だっ。それでも、カレシのレッスンの前にとりあえずウォーキング。雨の日は、お気に入りのハンターのゴム長靴で子供みたいに水たまりをぴちゃぴちゃと歩くのが楽しい。いい年をしてと眉をひそめて小町にトピックを上げたくなる向きもあるだろうけど、この年だからこそ大手を振って楽しめることだってたくさんあるのよ。まあ、実際にその年になってみなければわからないだろうけど。

マンションのエレベーターは未だに故障中で部品待ち。金曜日に修理が予定されているそうだけど、どうなるかな。先週の金曜日からコロナ対策のマスク着用義務が解除されて、密回避の努力と共に個人の裁量ということになったので、暗黙のうちにエレベーターの人数制限も無視。ウォーキングに行くのにけさ乗ったら、ずっと貼ってあったマスク着用と人数制限の紙を誰かが裏返しに貼り直したらしい。でも、途中で乗って来るご近所さんたちはほとんどがまだマスクをしていて、顔を見合わせては口を揃えて「癖になってるもんで」と苦笑い。マスクなしで乗って来た人は何となく肩身が狭そうに隅っこやドアのすぐそばで小さくなっている感じ。まあ、「個人の裁量」なんだから、していなくても誰も何も言わないけどね。自分はマスクをしているから大丈夫という感覚なのかもしれない。

ランチの後で雨が小止みになったので、角の酒屋までひとっ走り。ムッシュ・ヘネシーのVSOPを2本とマティニに使うベルモットを1本。我が家の定番はビアンコなんだけど、品不足で民間の酒屋には回って来なくなったようなので、昔ながらのドライでがまん。バッグに3本はけっこう重くて、えっさえっさと道路を渡って帰って来たら、エレベーターの前で11月の末からずっとアリゾナ州にあるマンションに避寒に行っていた最上階のゴードンとばったり会って、おかえりなさぁ~い。管理組合ができてからずっと理事長だったのが、匿名の住人からの偽メールアドレスを使った苦情と中傷と嫌がらせの集中攻撃に腹を立てて、アリゾナに行く前に辞任してしまったんだけど、先々週の年次総会でマンション内でのハラスメントを禁止する規約改正案が出たことで、管理会社の担当エージェントのジョナサンに説得されて理事会に立候補。規約改正は賛成多数で通り、ゴードンも理事に当選。去年1年だけ理事をやった不在オーナー(賃貸ユニットを所有)は立候補しなかったようで、代わりに前に1期だけ理事を務めたエリックが当選したので、今年度の理事会はほぼ元の顔ぶれ。ゴードンが「トラブルメーカーは近々出て行くと思うよ」と言ったのでほっとした気分。改めて、おかえりなさぁ~いっ。

それにしても、このトラブルメーカーっていったい誰なんだろうな。どこにでも不満分子というのはいるもんだけど、管理人のカリードもハラスメントに遭っていたそうなので、おそらくは同じ人間だろうな。先月だったか、誰かが低層棟の非常階段の消火栓を緩めて廊下を水浸しにして、隣接のユニット1戸にも損害が出たんだけど、カリードに会ったときに内部のしわざじゃないのかなあと言ったら、「だいたい見当はついているんだよ」と言っていたから、もしかしたら犯人はこのトラブルメーカーかもしれないな。コロナのパンデミックでメンタルを病んで闇の部分をさらけ出す人間が増えたそうだけど、これもそうだったのかな。ま、一応の解決を見たということで、平穏が戻って来るとすれば、めでたし、めでたし。


時計の針を動かすのはほんとにこれで最後にしてほしい

2022年03月14日 | 日々の風の吹くまま
3月13日(日曜日)。☁🌥☁🌧。目が覚めたら9時10分前。あ、そっか、今日から「夏時間」になって、時計が1時間進むので、きのうの朝なら8時10分前に相当する時刻。私たちとしてはすごい早起きということになるけど、寝たのがいつもよりちょっと早めの真夜中ごろ(夏時間では午前1時ごろ)だったから、ま、普通に眠ったってことで、ちょこっと寝坊した日の朝ご飯という感じ。

標準時間と夏時間(正式には「日照節約時間」)の切替えは日曜日の午前2時と決まっていて、モニターの隅っこの時間を見ていると、午前1時59分からいきなり午前3時になる。昔は家中を走り回って20個以上もある「時計」を手でリセットしたもんだけど、今は暖房のサーモスタットを含めて自動的に切り替わってくれる機器の方が多いので、寝るときにキッチンの壁の時計とベッド脇の置き時計2個だけ切り替えておけは、残り(オーブンや電子レンジ、デスクの時計など)は朝起きてから気が付いたときにリセットすればいい。BC州はすでに切替えの廃止を決めていて、同じ時間帯で経済的な結びつきが強いアメリカの3州と足並みを揃えて実施することになっていたけど、隣のワシントン州が連邦議会の承認を待っている間にパンデミックの混乱で立ち往生。去年の3月の切り替えが最後になるはずだったのに、みんながっかり。秋にヨーロッパに行っていた私たちは、バルセロナから帰国する日の朝にEUの夏時間から標準時間に1時間戻して、帰って来て1週間後に北米の夏時間が終わってまた1時間戻すという経験をするはめになってしまったけど、いくつもの時間帯を越える旅だったせいか、幸いそれほどの影響は感じなかったのは勿怪の幸い。

でも、時間が1時間早くなった(日曜日は23時間しかない)からと言って、昔と違って2人とも特に体調に影響を感じていないのは、リタイアして時間に縛られなくなったせいかな。何でも医学的な研究によると、夏時間にシフトしてから2、3日の間に脳梗塞のリスクが8%(がん患者は25%、高齢者は20%)高まり、心筋梗塞は24%増えるそうで、さらに交通事故死が6%増えるというから、ほんとに(一部のビジネス以外には)百害あって一利なしなのに、北米では100年以上も続いて来た困った制度。もっとも、カナダでは州議会の立法で変更できるのに、アメリカでは連邦議会の承認を得ないどの州も変更できない法律があって、それがカナダ側での制度の変更を阻んでいるわけだけど、最近はその連邦法そのものを廃止しようじゃないかという動きがあるらしい。いずれにしても、今年こそは秋になっても家中の時計をリセットしなくてもいいことを祈るばかり。(通年で「DST」になると、冬の日の出は9時過ぎってことになるんだけど・・・。)

午前中に掃除を済ませて、午後一番でウォーキングに出かけて、帰って来たら財布を持って道路向かいのヴィクターの店に直行。衣料品などの繊維製品の寄付を受けてリサイクルしているチャリティ団体が特別に作ったトートバッグを売っていて、売上げはすべてウクライナ支援活動をしているウクライナ人カトリック聖堂(我が家の窓から十字架を頂く緑色のドームが見える)に寄付されると言うので、少しでも役に立てれば幸い。カナダではアルバータからマニトバにかけての農業地帯にウクライナ系の人口が多くて、州人口の比率ではBC州は5番目で、ニューウェストミンスター市は5%がウクライナ系。ヴィクターがたくさん売れたと言う通り、青と黄色の花を縫い付けてあるバッグの残りは6枚ほどになっていたけど、どれもすてきな中で特に気に入ったのを3枚選んで6千円の寄付。次の客が入って来たので長話はできなかったけど、ヴィクターはちょっと遠くを見る目で「ウクライナ人は勝ちますよ」。うん、ひまわりの花がウクライナ中に咲き誇る日が来るように祈ってるよ。



人間としての日常の生活作業を家事と呼ぶからもめるのかも

2022年03月13日 | 日々の風の吹くまま
3月12日(土曜日)。☁☁🌧。パッとしない天気だけど、マスク着用義務が廃止になって初めての週末。リビングの窓から見えるガソリンスタンドでは、レギュラーの値段がおとといは朝に210円、昼前に215円、夕方にはまた210円。で、きのうは朝から205円で変わらず、けさは200円だったのが夕方には195円。タンクが空っぽになったときに215円だったら真っ青、給油しとこうかとスタンドに乗り付けた時に200円だったらホクホクみたいな感じで、ガソリン給油はちょっとした宝くじの感じだな。私たちが2週間ほど前に給油したときは180円だったなんで嘘みたいだけど、あまり車を使わないので満タンで3、4ヵ月は持つから、次に給油するときにどんな値段になっているやら。

これまで土曜日にやっていた掃除を日曜日に移したので、土曜日の今日は洗濯日。掃除と同時進行しなくてもよくて楽なので、今日はベッドのシーツを剥がして2ラウンドの大洗濯。その前にシャワーをして脱いだものを全部洗濯機にポイっ。洗濯機が回っている間、カレシは役者のY君の英語レッスンで、ワタシはミニチュア工房でフレームの壁の絵具塗り。洗い上がったらシーツ類は乾燥機に入れて、衣類の洗濯。その間に朝ご飯の食器を食洗機に入れておいて、ランチは何にしようかな。午後は衣類を乾燥機に移して、乾いたシーツでベッドメーキング(けっこう重労働)。冬の間フリースの毛布の上にかけてあった純毛の毛布をぐっと軽いアクリルのに替えて、春の支度。最後に乾き上がった衣類をたたんでしかるべきところに収納して、洗濯日は終了。手順が決まっているから楽々だけど、リタイアした夫婦の暮らしはほぼ毎日3食おうちご飯で2人前だし、食後の後片付けも2人前、洗濯も2人前、買い物も2人前、掃除も2人前の汚れで、捨てに行くゴミも2人前。炊事洗濯掃除その他をひっくるめた家での業務が「家事」と言われるものだけど、独り暮らしの人のは何て呼ぶんだろう。

ワタシ自身は独り暮らしの経験はないけど、独り暮らしでも何人暮らしでも、生活する上でやらなければならないことは、1人前か何人前かという量的な違いはあっても、内容は変わらないんじゃないかと思うな。小町横丁では夫婦の「家事」の分担に関する相談事がよくあるけど、細々とした作業項目のどれをどっちが担当するかでもめるらしい。共働き夫婦では収入の比率が7対3なら家事分担は3対7なんてのもあって、作業項目の所要時間や作業量が絡んで来ると、どっちかが不公平感や不満感を膨らませてよけいに揉めている感じ。学校で教わったきわめて単純な「平等」観が、独り暮らしなら嫌でもすべて自分でやらなければならないことを、2人暮らしになったんだから半分こしなくちゃという思考につながっているのかもしれないな。

何だか会社の「担当業務一覧表」をみたいなものを想像してしまうんだけど、互いに納得しても、もし一覧表にはない業務が発生したらどうするんだろうな。業務会議みたいなものを開いて、どっちがやるかを協議して決めるのかな。まかり間違えば離婚の協議に発展してしまいそうな感じだけど、だいたい日々起きてから寝るまでの間に家の中でやっていることのどれとどれが「家事」なのか、住まいでやることのどこからどこまでが「家事」なのか、はっきりした線引きがあるんだろうか。要するに家事というのは、男女を問わず人間としての基本的な日々の営みのことじゃないかと思うんだけどな。

なぜか赤い葉が出て来たシャコバサボテン


ファンドレイジングのオークションに入札しようかな

2022年03月12日 | 日々の風の吹くまま
3月11日(金曜日)。❅☂☁☂。起き出して、寝室のブラインドを上げてみたら、あらら、何か白いものがひらひら、ちらちら。雪なんだか雪交じりなんだかはっきりしないけど、そんなの予報にあったかなあ。まあ、ルーフデッキは積もる気配がなくてびしょびしょだったし、朝ご飯が終わる頃には白いひらひらも見えなくなったのでほっとしたけど、冬はもういいってば。

朝のメールにArts Clubのファンドレイジングのオークションのお知らせがあって、今回は何があるのかなあと見ているうちに、はたと思い出したのが2年前にオークションで射止めた「パイロット教習」のパッケージ。アメリカとの国境近くにある飛行場のパイロット教習所で何時間かの教室での講義とシミュレータのコックピットで教官による30分の指導を受けるというもので、コロナのおかげで行けないでいるうちに有効期限が来てしまったので、教習所にお願いして1年間延長してもらったんだけど、その期限が今月末までなのをすっかり忘れていた。演劇ワークショップや新作のオープニングがあるので、今からじゃあ取れる時間がないや。あぁ~あ、シミュレータでもいいから飛行機を操縦してみたかったなあ。いつだったか、シカゴの科学技術館の簡易シミュレータで「着陸」の操作に夢中になったのを思い出すな。水平を保持するのがけっこう難しくて、うまく滑走路に着陸できたときは爽快な気分だった。(でも、飛行機のパイロットよりは、やっぱり海を行く大きな船の船長の方が魅力的だな。)

今回のオークションで興味を引かれたのはバンクーバー島の太平洋側にあるトフィーノへの一泊旅行。遠隔地をプロペラ機で結んでいる小さな地方航空会社の往復チケットとビーチリゾートでの宿泊券とレストランのギフトカードというパッケージで、後でオークションサイトを見たら、すでに3人が入札して現在価格は11万円(買取価格は20万円)。カレシは「トフィーノは一度行ってみたいなあ」。そうだねえ。マスク着用やワクチンカードが廃止になると、7月にはコロナのおかげで2年連続で中止になっていた我が家の下の道路での音楽フェスが復活するだろうから、逃げ出すのにいいかもね。何しろ3つのステージで昼から夜の9時までずんどこやられるので、とっても家にいられるもんじゃなくて、前回はサンフランシスコ、その前の年はバンクーバー島の友だちのところに避難の週末旅行。トフィーノは昔、ホタテ養殖の技術指導に来た北海道の漁師さんたちの通訳としてバンクーバー島に同行したときに行ったことがあって、おっとりとしていてけっこう文化的な小さな村という印象だったっけ。よし、きのうキャンセルしたクルーズの料金が戻って来るし、2、3日様子見をして、入札競争に出るか、思い切って買い取るかしようっと。

BC州では今日からマスク着用義務が解除になって、ウォーキングに出てすれ違う人たちの半分以上がマスクなし。まあ、元々道路では着用義務がなかったので、あっさりと外したってことかな。午後になって(マスクをして)買い物に行ったら、ほとんどの店で入口に貼ってあった「マスク着用」のサインがなくなっていたけど、スーパーの中ではスタッフはまだ全員がマスクをしていて、マスク姿のお客もまだけっこういる感じ。すっかり慣れたものを急に「してもしなくても、どちらでもいい」ということにされると、けっこう決断に迷いが出るもので、あんがいみんな習性になっていて、、すぐには外せないのかもしれないな。ワタシだって今までと変わらずで、靴を履いたら、キーフォブと一緒にフックにかけてあるマスクを迷わずに取って、着けてから玄関のドアを開けたもの。マンションのエレベーターにはまだ「マスク着用」の貼り紙があるし、乗って来るほとんどの人がマスクをしてるし、習慣ってすぐには変えられないってことだけど、コロナがなくなったわけじゃないから、それはそれでいいと思うね。

なぜかいつもとちょっと違う眺めのような・・・


ロシアは近くまでだけでも行くのはやめることにした

2022年03月11日 | 日々の風の吹くまま
3月10日(木曜日)。🌤⛅。ゆうべはまたちょっと夜更かししたけど、目が覚めたのは8時半。先に目を覚ましてもぞもぞしていたカレシが「オレ、考えてたんだけど」。はあ。カレシはよく目覚め一番にあれこれと考え事をする癖があって、起きて朝ご飯が済む頃にはたいていボツになっているんだけど、けさは「あのさぁ」とぐずぐず。寝ぼけ頭で次を待っていたら、「クルーズ、気が進まないんだ。何が起きるかわからないから、ロシアの近くには行きたくない」。おや、どうやら不安症が出て来たみたい。そうだよねえ、ポーランドもエストニアもフィンランドも、別に危険なわけじゃないけど、ロシアとベラルーシと国境を接しているし、こんな情勢ではあまり楽しめないだろうし・・・。

実のところ、ワタシも何となく行く気が萎えて来たような気分だったので、エージェントのジェフに、往復の飛行機をビジネスクラスに格上げしてあるし、ストックホルムではホテル2泊を予約してあるから、ペナルティを取られるのは覚悟で、寄港地が変更になった最終区間だけキャンセルしてその分の返金してもらうか、全体をキャンセルした上で、第4区間を将来のクルーズに適用できるクレジット、最終区間を返金としてもらうか、全体について返金してもらうかのオプションのうちで、どれが一番損失が少ないかメールで問い合わせ。ほぼ折り返しで電話が来て、明日以降は10万円近くになるけど、今日中なら6万円で済んで、しかも12ヵ月以内に別のクルーズを予約したら戻って来るから、最終的に損失はゼロ。マイアミにあるSilverseaのオフィスが閉まるのが30分後なので、今決めたらすぐに電話するというので、5秒くらい考えて、よし、全部キャンセルして返金ってことで決まりっ。

ソファに寝転んでスマホをいじっていたカレシに全部キャンセルして、ペナルティの6万円を差し引いた残りを全額返金してもらうことにしたよと報告。「クレジットでもよかったのに」というカレシに、今回は3週間のクルーズで金額が大きいから、私たちの年齢や健康を考えたらいったん返金してもらった方が得策だよと説明。そうこうしているうちにジェフから「キャンセルしたから、2週間くらいでクレジットカードに返金される」というメール。ということで、あっという間に1年以上も楽しみにしていたバケーションが吹っ飛んでしまった。狂人プーチンにはほんっとに頭に来るったらない。当のジェフは来週カナリア諸島に行くんだそうで、「この2年間フェースタイムでしか会えなかった息子と一緒なんだよ」とうれしそう。そっかぁ、あちこちでコロナの制限が解除になって、離ればなれだった家族が久々に会えるんだよね。うん、ゆっくり休んで来てね。

午後のニュース速報は、メディアが予想していた通り、マスク着用義務が明日から解除になって、ワクチンカードは4月8日から廃止。ボニー先生は「マスクをするかどうかは個人の選択です。自分の安全のため、周囲の人たちの安全のため、イベントなどの他人が大勢が集まるところではマスクをすることをお勧めします」。そう、自分の安全はまず自分で守ってねってことだな。カレシは当面はマスクをして歩くんだそうで、ワタシも暑くなるまではマスクをすると思う。医療用の使い捨てマスク、手元にまだ100枚も残ってるんだもの・・・。


ブログのテンプレートを変えるのは1日仕事

2022年03月10日 | 日々の風の吹くまま
3月9日(水曜日)。☀☀。ゆうべはけっこう早めに「店じまい」をしたので、あまり夜更かしをしなかったから、目が覚めたのもほぼ8時。おかげで朝ご飯を食べてからでも、午前中の時間はまだ余裕たっぷりの感じ。はて、この辺りが健康維持には一番なんだろうと思うけど、果たして続くのかなあ。

ブログのページを見ていたら、下の方に「一部テンプレート配布終了のお知らせ」。ええぇ~っと仰天して、クリックしてみたら、うは、使えなくなるものがずいぶんたくさんあって、あちゃ、ワタシのも終了だって。何ともすっとぼけたところが極楽とんぼ流のリタイア暮らしにぴったりな感じで、すごく気に入ってたんだけどなあ。でも、あと2週間で終了になっちゃうので、しょうがないから、新しいテンプレートを決めなくちゃ。はてさて、どういうのがいいかなあ。やっぱり、「脳内お花畑」的なのがいいんだけど、なかなかピンと来るものがなくて、あれこれと試しては、変更に次ぐ変更を重ねたけど、どれも今いち・・・。

一時は「ひまわり畑」のテンプレートが明るくていいなと思って、変えてみたけど、うぅ~ん・・・。自分の写真を使えると言う「ワイドテンプレート」で、夕焼け空の雲がちょうど上って来た満月をボールみたいに投げ合って遊んでいるような写真を使ってみたけど、サイズが合わなくて見えるのはお月さんだけ。これじゃあどうにもならないよと、また「ひまわり畑」に戻ってみたり、ずっと昔使ったことのある「ワイン」に変えてみたり、スタイリッシュな「木」に変えてみたりしたけど、やっぱり、うぅ~ん、テンプレートから選ぶなら「ひまわり畑」かなあ。でも、オレンジ過ぎちゃって・・・。



そんなこんなで1日を費やしてしまって、最終的には自分の写真を使うことにして、「ワイドテンプレート」に6年分で何千枚もある雲の写真から、上半分だけ表示されてもいい構図のモノを選んで採用。色をブルーにしたり、ブラックにしたりで、最後はオレンジに落ち着いて、タイトルと概要の色と位置を変更して、まっ、今日はこんなところでいいかな。何だかフォントが大き過ぎる気がするんだけど、そのうちいじってみればいいか。ああ、くたびれた。テンプレートのデザインやカバーの写真をしょっちゅう変える人もいるんだろうと思うけど、それもかなりタイヘンそう。あぁ~あ、おかげで今日は他に何にもできなかった。とりあえず、自分にご苦労さん。


ヴァレニキはウクライナの餃子でシュニッツェルはオーストリアのとんかつ

2022年03月09日 | 日々の風の吹くまま
3月8日(火曜日)。☀🌤⛅。目が覚めたらまた9時。なぜか元気いっぱいのカレシが「今日のオレたちの時間割」なるものをぶち上げて来たので、何で「オレたち」なのよと聞いたら、「だって、予定を知らないとキミが何かと不便すると思って」。あっ、そうなの。で、午前中は10時にウォーキング、帰って来てシャワーをして、11時にエスターのレッスン。ということで、10時にウォーキングに出たけど、いつもと違うルートを取ったので、帰って来たら11時10分前でシャワーの時間がない。おまけにエスターから家中が知っちゃかめっちゃかなのよぉ~とメールが来て、レッスンは明日に延期になって「時間割」は狂いっぱなし。昼前につい重くなった腰を上げてシャワーをしたけど、ワタシの方には不便は全然なし。あはは。

今日はトラベルエージェントのジェフから、北欧クルーズの後半の航路が変更になったけど、どうするかというメール。コペンハーゲン出港を1日遅らせ、サンクトペテルブルグでの3日はポーランドのグダンスク、デンマークのボルンホルム島、スウェーデンのゴットランド島に変更して、その後は予定通りにタリン、ヘルシンキと回って、終点のストックホルムで下船という日程で、Silverseaからは「お詫び」として船内でのお小遣い5万円と将来のクルーズの料金を10%割引するクレジット(船に乗っていた場合の話だけど)。プーチンのおかげで私たちのサンクトペテルブルグへの関心が萎んじゃったので、代わりにワルデマーが「ぜひ一度行ってみるといいよ」と大いに薦めていたグダンスクに行けるのは願ってもないから、さっそくジェフにノープロブレムと返信。うん、ワルデマーにグダンスクに行くことになったよぉとメールしてみようかな。

きのうの買い物は、肉類はスーパーで買わずに、気持だけでもウクライナを応援するつもりで道路向かいのFull Basketに寄って買って来た。ヴィクターがひとりで店番をしていて、ウクライナの親戚や友だちは大丈夫なのかと聞いたら、「今のところはみんな無事でいる」とのことで、大きな安堵のため息。前回ブーフブルギニョンを作って大感激したシチュー用牛肉の他にリブアイステーキとシュニッツェル用の豚肉を包んでもらったところで、ヴィクターが「新しい商品を入れたんだけど」と指さした冷凍庫にあったのはウクライナの伝統料理ヴァレニキ(北米ではどこ風に関わらず一括りにして「ペロギ」)。東ヨーロッパの水餃子といったところで、何種類かある中から試しに選んだのはジャガイモと玉ねぎのもの。茹で上がったのにたまたま冷蔵庫にあったツァツィキソースを添えたら、あっさりしてとってもおいしかった。カレシも大いに気に入ったようなので、この次は別の種類を買って来ようっと。

午後はきのう郵便箱に配達通知が入っていたプリンタを取りにヴィクターの店の隣にある郵便局へ。マンションのエレベーターは必要な部品がまだ届いていないようで、1週間を過ぎたけど「故障中」のまま。みんな慣れてしまって、人数制限なんかどこ吹く風で4人も5人も乗って、ダブルだ、トリプルだとワクチンの回数を披露し合うから愉快(BC州は12歳以上の56%が3回接種済み)。のんびりしていたらいつの間にか晩ご飯の時間になったので、マティニで乾杯した後で、シュニッツェル用にていねいに叩いて薄く伸ばしてある豚肉で思いつくままにとんかつ。そっか、豚肉のシュニッツェルはオーストリアのとんかつ、とんかつは日本のシュニッツェルってことか。油で揚げずにフライパンでこんがり焼いたのを、東京の「サボテン」で覚えて来た大根おろしと柚子醤油で食べたら、カレシも絶賛するおいしいさ。こうやってのんびり暮らしていられるのは何だか申し訳ないような気がしないでもないけど、ヴィクターの店からもっとおいしい肉を買って来ようっと。それがほんの少しでも彼の故国ウクライナ支援に役立てば二重にうれしいもの。


夕暮れの空を行くヘリコプター


忙しない1日ながら抗原検査のキットをもらって来た

2022年03月08日 | 日々の風の吹くまま
3月7日(月曜日)。☁☁。きのうと打って変わって、何ともしょぼい天気。なぜか朝寝坊で、起床は9時。朝ご飯が終わって、さぁてとなるともう10時近いから、何だか1日が忙しない感じだな。まずは、カレシには銀行のサイトにログインしてから証券会社のサイトに行って、所得税申告用の個人年金の支払い明細を取ってもらうことにして、ワタシは寝室のバスルームに「森の家」を飾るための棚を付ける作業。壁にマークを付けて、アンカーを埋めて、ネジをつけて、棚をはめるだけで、見たところ簡単、簡単。

いつも使う工具類が入っているバスケットから水準器、テープメジャー、ねじ回し、霧を集めて、作業にかかろうとしたら、オフィスから「ログインできない」というカレシの声。どれどれと行って見たら、メモしてあったパスワードのスペルが間違ってるじゃないの。バスルームに行って、トイレのタンク後ろの壁に水準器でマークを付けていたら、「送って来たパスコードが通らない」とカレシの声。銀行サイトにログインするときに、パスワードを入れた後で、ときどきパスコードを送るからそれを使えと言うメッセージが出るので、あれだなとオフィスに行って携帯を見せてもらったら、入力した数字はメールの番号で、パスコードはメッセージの中にある数字。何とか証券会社のサイトにアクセスできたので、電子書類のタブから税務用文書のページを開かせたら、「メールで送付済み」だって。来てないんだけどなあ。あとでトニーに聞いてみるからログアウトしていいよ。

まずは棚を付けることに専念して、ネジ穴の位置を決めて、アンカーをねじ込んで、ねじを取り付けたまでは良かったけど、棚の後ろにある穴にネジがはまってくれない。やっと何とかはまっても、棚はぐらぐら。調べてみたら、じねじの頭がラッパ型で、これじゃあきちきちでも棚はぐらついてしまう。しょうがないから、ネジ類を入れてある箱を出して来て、丸皿頭のに変更。ウォルマートで買ったもんだからねえ。棚をネジにはめて、ぐらつかないのを確認してから「森の家」を置いてみたけど、周りが寂しいなあ。森の中のログキャビンなんだから、木がたくさんないと漢字が出ないなあ。森の絵を描いて後ろに置いてみるか、ミニチュアの針葉樹を作って並べてみるとか、ちょっと考えてみようっと。



あっという間にランチの時間で、その後にカレシの銀行口座から証券会社にアクセスして、税務書類の送付をオンラインに替えてみたら、何だ7年分遡って書類があるじゃないの。メールというのは郵送じゃなくて、文字通りメールに添付して送るってことかな。メールアドレスの変更を保存できなかったので、オンラインのままにしておいて、カレシの去年の個人年金の払出しの明細をダウンロードして印刷したら、あっさり解決。なぁ~んだ。時計を見て大急ぎで買い物。政府が抗原検査のキットを無料配布し始めて、先週から70歳以上、今日から60歳以上が対象になったので、念のためのつもりで、スーパーの薬局で2人の医療保険証(運転免許証の裏側)を見せて2人分もらって来た。若い薬剤師くんが「症状があるときにだけ使ってください」。うん、無料なんだから興味半分で無駄に使わないでってことね。使った場合は28日間につきまた1箱もらえるそうで、受け取りながら、使わないで済めばいいけどねえと言ったら、薬剤師くんも「それが一番ですよね」。ほんと、使わないままで期限切れになりますように・・・。



CDプレーヤーを買いに行って大根を買って来た

2022年03月07日 | 日々の風の吹くまま
3月6日(日曜日)。☀☀🌤。今日もいい天気。暖かいので、初めから重ね着していたチュニックは省略して、まずはいつもの掃除。けっこうすいすいと終って、オフィスでひと息入れていたら、リビングでいきなり爆発のような音がして飛び上がってしまった。何のことはない、カレシがソーダストリームで炭酸水を作るのにガスを入れ過ぎたもので、ボトルを外したとたんに圧力でぶっ飛んだらしい。おかげでモップをかけたばかりの床がびしょびしょ。放っておくとフローリングが傷んでしまうので、雑巾を何枚も持って来て、大汗をかいて拭き掃除。カレシはもごもごと言い訳いっぱいだけど、ガスを盛大に入れればいいってもんじゃないの。ボトルが爆発したらけがをしかねないんだから、上の空でやったらダメっ。

アドレナリンが噴出したせいで何となくくたびれてしまったので、午後にスーパーに行くつもりだったのを明日に変更。その代わり、前から欲しいと思っていたポータブルCDプレーヤーを探しに道路向かいのLondon Drugsへ。コミュニティサービスでレジをひとつ撤去した後にリサイクルボックスを置いているので、レジ袋に溜まりに溜まっていた使用済み電池を持って行くことにしたけど、いやぁ重たいの何のって、トートバッグが肩にずっしり。肝心のCDプレーヤーは売り切れということで、モールにあるエレクトロニクスのThe Sourceに行ってみたら、ストリーミング用のスピーカーを薦められて目を白黒。あのぉ、ディスクを入れてヘッドフォンをつないで音楽を聴けるポータブルのキカイが欲しいんだけどといったら、今度はセールスのお兄ちゃんが目を白黒。そっか、今どきはストリーミングで音楽を聴くのがあたりまえで、誰もCDなんか買わないから、昔のディスクマンのようなCDプレーヤーは売れないんだろうな。

しゃあないからアマゾンで探して見ることにして、ついでにモールの中の青果店のKin’sに入ってみたら、あはっ、大根があるっ。なぜかもう1年くらい見かけなかった大根がある。せいぜい15センチくらいのミニ大根だけど、ぜんぜん萎びていない。よぉし、晩ご飯は買い置きのホッケを解凍して焼いて、たっぷりの大根おろしで食べようっと。付け合わせはまだ残っていたししとうにして、アサリの吸い物も作っちゃおうかな。小さいから2本買って、レジで秤に載せたら200円。近郊に中国系や韓国系の農場があるから、そこでまた作り始めたのかな。明日は豚肉のヒレを買って、とんかつの柚子醤油と大根おろしもいいなあ。大根おろしはほんっとに久しぶり。ついでのついでにウォルマートに行って、バスルームにミニチュアの「森の家」を飾るための棚を見つけて、印刷用紙500枚も買って、ずしんと重くなったトートバッグを担いで意気揚々と帰宅。



さっそくホッケを解凍して、玄米と麦のご飯を炊いて、大根おろしを作って(指の関節が傷だらけ)、ししとうを焼いて、茅乃舎の煮干しだしで作ったあさりとヤマブシタケの吸い物で晩ご飯。たまにはこういうメニューもいいもんだね。ご飯の後でCDプレーヤーを検索したら、アマゾンに何種類もあるじゃないの。中ほどの値段のGPXというブランドのが良さそうだったので、即行で注文。金曜日か土曜日に向かいの郵便局に配達してくれる予定。初めからアマゾンで探せばよかったってことだけど、それだと食べたかった大根にめぐり会えなかったわけで、どこで何がどう転ぶかわからない。


せっかくミニチュア作りにやる気を出したのに

2022年03月06日 | 日々の風の吹くまま
3月5日(土曜日)。☀☀。あったかぁ~いっ。きのうはウィスラーに行く途中のスコーミッシュで何と14度を記録したんだって。週末だから、ウィスラーは春スキーで賑わっているだろうな。行くまでのガソリン代がすごいだろうけど。今日はニューウェストも最高気温が2ケタになるらしいその代わり夜間はちょっと冷え込むけど、晴れいているんだから文句は言いっこなし。外を歩いていると、街路樹の枝にもつぼみが膨らみつつある気配がたっぷり。春の訪れを肌身に感じるのは幸せだなあと思う。だって、ワタシは春に生まれた子なんだもの。

定例の土曜日の掃除を日曜日に移したので、今日は洗濯をするだけ。まあ、2人家族の洗濯物の量なんてたかが知れているので、洗濯機に放り込んで普通のサイクルにセットすれば、後は終わったら洗濯機の上に重ねてある乾燥機に移すだけだから、いたって楽なもの。カレシが午前中の英語レッスンをやっている間、日が入ってぽかぽかしているミニチュア工房で、キットの壁枠を床板に嵌めてみて、イメージ作り。オリジナルはガラス張りのサンルームとバルコニーという設定だけど、説明書の表紙の写真を見ると、サンルームの中が屋外のようで、バルコニーは室内のような感じになっていて、何だかしっくりしないなあ。中国製のミニチュアキットにはええぇ~っと言うような奇想天外なデザインが多くて、ときには笑ってしまうこともあるんだけど、西洋のイメージを適当に具体化したのか、デザインした人の想像力が逞しいのかは、今もってわからない。とにかく、全体を屋外のバルコニーにしてしまうか、それともサンルームにしてしまうか、それとも、自分流でまったく別のシーンにしてしまうか・・・。



もっとも、全体を自分流でやるとなると、シーンに合わないパーツは使えないから、自分で考えて作るものが(思う浮かぶストーリーによって)いろいろと出て来るし、壁紙や壁に飾る絵、床のタイルやフローリングは自分で調達して印刷しなければならないけど、ネットで検索すれば無料でダウンロードできる「材料」が何でも見つかる便利な時代で、コンピュータには材料ごとに仕分けしたフォルダがいくつもある。そういう材料から想像力を野放図に膨らませて、物語性のあるシーンを作るのがワタシのミニチュア趣味のだいご味。オフィスに戻って、壁紙のフォルダでこれはというのを見つけたけど、レーザープリンタがカラーで印刷しようとするとまるで乱視になったみたいに色がずれまくって使い物にならないので、来週新しいプリンタが届くまで作業はストップ。

しょうがないからあとは1日オフィスでだらだら。不具合を起こしたHPのプリンタは十何年も使っていたもので、白黒まで広がらないうちにと、去年の暮れに新しいのを買ったんだけど、カラーのレーザープリンタはすべて「在庫なし」の状態だったので、買ったのは白黒のプリンタ。カラーが必要な時は印刷サービスに持って行けばいいと考えてのことだったけど、やっぱり必要な時にすぐカラー印刷できる方がいいなあということになって、先週一番小さくて一番安くて「即発送」のインクジェットプリンタを注文。HPでカラーのレーザープリンタが軒並み在庫切れなのはちょっと不思議。サプライチェーンの問題なのか、半導体不足が生産に影響しているのか・・・。


高層マンションのエレベーターが故障して1台だけになると

2022年03月05日 | 日々の風の吹くまま
3月4日(金曜日)。🌤🌤☀。春らしい天気で何ともいい気持。午前中いっぱい日が当たるルーフデッキに出てみたら、寒波にも雪にも負けず無事に冬を越したプランターのハーブや野菜が蠢いている感じで、何となく春っぽい匂いがするような、しないような。でも、窓から見えるガソリンスタンドの価格表示はコンマ9を繰り上げれば1リットル200円。すごいなあ。タクシーやウーバーや宅配サービスとか、いろんなものがさらに値上がりしそう。

先週末からマンションの高層棟(168戸)のエレベーター2台のうちの1号機がまたもや故障中。管理会社からのお知らせによると、駆動装置が壊れたせいでヒューズが3個も飛んでいたそうで、取替え部品が来るのを待っているところだとか。引っ越して来てこの夏で7年になるけど、エレベーターの故障は年に何回もあって、一度は本社のあるフィンランドから部品を取り寄せるまで1ヵ月も(もっと長かったかな)止まったことがあった。その間1台のエレベーターに定員ぎりぎりのすし詰めで乗っていたけど、みんなけっこう和気藹々だったな。あのときは、もう1台にも不具合が起きて、短時間ながら2台とも止まってしまった日があって、たまたま買い物から帰って来たワタシは重いトートバッグを担いで、非常階段をふうふう言いながら23階まで上がったっけ。階段は、実は上る時の方が降りるときよりも膝への悪影響がずっと少ないと言うことを発見したのもあの日だったな。

でも、コロナパンデミックの今は、この2年ずっとエレベーターの中に「3人まで/距離を置くこと」というお達しが貼ってあって、2台とも動いていても何かと不便な場面に遭遇することが多い。制限解除が始まった今は、ロビーからの上りの場合は途中で降りて行くので、マスクをしていれば「いいですかぁ」、「どうぞどうぞ」と、時には5人くらい四隅に縮こまって乗り合わせるようになったけど、下りだとロビーまで誰も降りないし、途中で乗って来る人がいるので、低層階に行くまでに4人になっていたら、その先は待っていた人に「ごめんなさぁ~い」。(それでも強引にねじ込んで来る輩がいて、ときにはちょっと険悪な空気になる。)一番困るのは引越しがあるときで、今日は午後に「専用直通」の予約があるんだけど、1台しかないエレベーターを4時間も止めるわけには行かないだろうから、どうなることやら。まあ、念のため、朝のうちにウォーキングに行って、買い物は幸い切らしているものがないから取りやめ。ほんとにもう、何とか早く直してほしいもんだな。

というわけで、今日はせっかくいい天気なのに午後からずっと巣ごもり。Arts Clubから、オミクロン株による人数制限を受けて延期されていたシーズン2作目『Made in Italy』の23日のオープニングで、ADCのレセプションへの招待が来て、さっそく出席の返事。また親しい仲間とワイン片手におしゃべりできるなあとわくわくしていたら、夕方には今年最初のファンドレイジングイベントになる「Signature Dinner」のお知らせ。レセプションの1週間後の3月31日で、会場は私たちのお気に入りレストランHawksworthとのことで、さっそく2人分を予約。みんな春気が差して一斉に冬眠の穴から出て来たと言う感じだな。It’s about time(そう来なくちゃ)。



値上がり、値上がり、また値上がりの春

2022年03月04日 | 日々の風の吹くまま
3月3日(木曜日)。☁🌥☂。起床9時。うわ、朝寝坊。ゆうべは久しぶりに車で遊びに出かけたもので、わくわくし過ぎて疲れていたのかもしれないな。まあ、今日は電気料金の支払いと演劇ワークショップの4回目以外は特にすることがないので、ゆっくり行こうっと。

電気料金は12月中旬から2月中旬の2ヵ月間の請求額が何と7万4千円の新記録。ニューウェストミンスターでは市が130年前に州のどこよりも早く街灯を電化して以来、独自の配電事業をやっていて、電力会社から(卸値で)買った電気を供給しているので、料金も市が予算の一部として決める。今年は料金引き上げ(2.8%)と気候変動対策税(3.5%)導入などの上に12月下旬の猛烈な寒波があったおかげで、一般家庭はどこも請求書を見て悲鳴を上げていると言う話。マンション住まいの我が家は非効率的な電気暖房で、1日中在宅で雨の日は昼間でも照明を点けているし、けっこう遅くまで起きていて、コンピュータが2台も3台も動いているから、真冬は真夏の数倍になるのが常。それでも、1日当たりの使用量が昨年同期と同じ約91kWhだったのは、改装のときにリビングに付けたシーリングファンが大寒波の時の暖房費を抑える効果があったからだと思う。


でも、政策金利の引き上げでプライムレートが上がって、ローンの金利も上がるだろうし、金利が上がっても住宅価格は下がらないと言う予想だし、固定資産税も上がるだろうし、ぎりぎりの頭金で目いっぱいローンを組んでマイホームを買った家庭はもっと厳しくなるかもしれないな。物価は何もかもが右肩上がりだし、どこでも家計は厳しいだろうと思うな。ガソリン価格などはロケット並みの上り方で、月曜日に給油したときはリットル180円だったのに今日はもう192円になっていて、200円に達するのは時間の問題だそうから、郊外から通勤する人にはさらなるパンチ。住宅バブルも弾ける気配がさっぱりなくて、戸建てはちょっと遠い郊外でも1億円を超えたそうだし、そうなるとマンションも値上がりしそうだから、これから買おうという人たちには手が届かなくなりそうだし、賃貸を借りるにしても、バンクーバーの家賃は北米で一番高いんだそうで、独身者向けの小さなアパートでも月20万円はするらしい。それでも空室率が極端に低くて、家賃云々よりも住む(住める)ところそのものがなかなか見つからないと言う二重苦。

そこへして、月曜日にあった管理組合の(オンライン)年次総会で、月々の管理費の引き上げと予備費を補填するのための特別徴収の提案が規定通りオーナーの4分の3の賛成で可決されて、我が家の管理費は月1万円ちょっと上がって8万5千円、所有面積に応じて割り当てられる特別徴収の額は4万8千円。さらに4月末は所得税の申告期限で、今年はワタシの個人年金も満額が世帯所得に加わるので、どんっと追加の納税がありそうだから、いやはや、4月、5月はえらい物入りな月になりそうだなあ。えらいこっちゃ。まあ、家計はまだ2人の公的な年金だけで何とか賄えていて、2人の個人年金はそっくり共同名義の投資口座に回せているけど、株式市場は大波乱。ワタシの老後の虎の子は今のところはほんの少し下がった程度で済んでいて、トニーに預けた元手を割るまでは行っていないけど、この先どうなるかは五里霧中。やれやれ、こんなところで春はライオンのごとくやって来るのかあ。


テレビと舞台とではやっぱり同じには行かないね

2022年03月03日 | 日々の風の吹くまま
3月2日(水曜日)。⛅☁⛅☁。週の中日。ときどき青空がのぞく穏やかな日。近頃はよく眠れ過ぎているのか、起床が8時半過ぎとか9時すれすれとか。就寝時間が12半ごろとか、前よりも遅くなっているせいもあるけど、それでもけっこうすっと眠りに落ちているようなので、時たま夜中に起きることはあっても、必要な睡眠はしっかり取れているってことかな。

今日は楽しみにしていたArts Clubの『Kim’s Convenience』のオープニングナイト。トロントのとある街角のコンビニを舞台にしたコリアン一家のコメディ調のファミリードラマで、韓国系のインス・チョイ作。何年か前にArts Clubが上演したときに観て大感動して、その後ツアーでニューウェストに来た時も観に行って大感動。テレビシリーズ化されてヒットしていたけど、我が家はほとんどテレビを見ないので、テレビ版は一度も見たことがない。テレビ化を経ての再演でどれくらい変わっているか興味のあるところ。観た後でオリジナルの脚本を読み返して比べてみたらいい勉強になりそう。ワタシは芸術監督サークル(ADC)のメンバーとして個人スポンサーになっているんだけど、劇場での収容人数制限が解除になったのがプレビューが始まる1週間前で、今回はレセプションがないから、記念にもらえるキャストのサイン入りポスターはしばらくお預けかな。

晩ご飯のしたくまでのんびりしようと、久しぶりにミニチュア工房のスツールに陣取って、去年秋から出したままの「夢のバルコニー」のキットを前に、去年の秋と同じく思案投げ首。なぜって、ワタシは花以外のピンク色が好きじゃなくて、ミニチュアの模型であってもピンク色のモノはまっぴらごめん。で、オリジナルのキットの目玉らしいのが(完成写真で)バルコニーに置いてあるピンク色のアームチェア。まあ、全体のデザインもあまりにも小さい女の子が好みそうなこてこてアジア的なかわいいぃ~夢の何とかというイメージが強すぎて、いくら逆立ちしたってそのまま組み立てる気にはなれそうにない。去年は2つしか作らなくて、どっちもほぼ100%ワタシのオリジナルだったので、これも組立てマニュアルは捨てちゃって、かわいいの「か」の字もないものにしてしまおうっと。ミニチュアのキットだって、クリエイティブに利用しないと飽きが来ちゃうもの。

芝居の開演は午後7時半なので、ちょっと早めに晩ご飯を食べて6時過ぎに出発。去年あたりより車の数が増えているのは確かで、ラッシュアワーなので間に合うかどうかひやひやしたけど、高速をぶっ飛ばして余裕で到着。スタンリー劇場の外の行列に加わって、スマホに入れてあるワクチンカードをスキャンして身分証明と照合してもらって、入り口でチケットをスキャンしてもらってロビーに入ったら、支援開発部の部長のキャシーが額縁入りのポスターを用意して待っていた。うれしぃ~っ。芝居そのものは、コメディに傾き過ぎていて、テレビ版を舞台に移したような感じで、端的に言うとテレビ化される前にあった胸にぐっと響いて来る何かがなくなっていた気がしたな。もっとも、それでも楽しめたし、ほぼ満員の客席にはテレビ版を見ていたんだろうなというタイプの人たちが多いようだったから、まずは成功。



今度はプーチンのおかげでクルーズが中止になるかもって

2022年03月02日 | 日々の風の吹くまま
3月1日(火曜日)。☁🌥🌤。今日から3月。諺ではライオンのごとく猛々しくやって来て、子羊のごとく静かに去ることになっているけど、時世があまりにも荒れ模様だから遠慮しちゃったのか、何だかそろぉ~っとやって来たという感じだな。何だか寒くて雨の多い春になるようなことを言っているけど、公式の春はまだ3週間先の話で、その前に夏時間への切り替えがあって、「夏」の方が1週間早く来るというねじれ現象。時計の針を進めたり戻したりするのはこれで最後にしてほしいもんだけど、パンデミックの次はプーチンのぶっち切れで、ヨーロッパも北米もそれどころじゃないからなあ・・・。

ニュースサイトを見ていたら、何ともヘンな写真。プーチンが閣僚会議か何かをやっているところで、5、6メートルはありそうな長い、長いテーブルの端にひとり座っているのがプーチン、反対の端に固まって座っているのが閣僚か官僚で、その間には椅子がひとつもない。写真の下に「プーチンの健康を守るため」と説明があるけど、こんなに離れていたら、互いに叫ばないとまともな話なんかできないだろうになあ、と眺めているうちにふと浮かんだ名前が「ハワード・ヒューズ」。ビジネスに成功して大富豪になって華麗な生活を送っていたのに、ばい菌恐怖症が高じて、晩年は引きこもりになってしまった人。聞くところによるとプーチンもかなりのばい菌恐怖症だそうで、閣僚の間にコロナ感染者が出たとたんにさっさと自己隔離に入ったらしいし、閣僚でも誰でも(特別な通路で)消毒してからでないと会ってもらえないらしい。何かが怖いと言うのは誰にもあるけど、それが高じると強迫神経症というメンタルの病気になるわけで、プーチンもそうなんじゃないかな。狂気の独裁者ほど迷惑な人間はないよ。

午後にトラベルエージェントのジェフから、もしかしたらSilverseaが北欧のクルーズを中止するかもしれないという電話。リスボンから始まって5区間をつないだ全行程54日のクルーズで、私たちが乗るのは後半2区間の3週間。そのうちの最後の区間がタリン、サンクトペテルブルグで3日、ヘルシンキ、そしてストックホルムという日程なので、少なくともサンクトペテルブルグを寄港地から外すんじゃないないかと思っていたところ。乗客定員600人のクルーズの全行程を中止するのは経済的な損失が大きいし、サンクトペテルブルグに停泊予定の3日を別の寄港地に振り替えるの容易じゃないのも確かで、もしかしたら4区間目(私たちの行程の前半)の終点コペンハーゲンで打ち切りになることもあり得るな。ウクライナ情勢がどうなるかによるけど、見通しはあんまり良くない気がする。でも、もしも中止になったら払い込んだ料金は戻って来るだろうから、前に中止になって行けなかった秋のニューヨーク→モントリオールに乗り換えるのもありかな。

カレシとそんな話をしていたら、Silverseaから「コロナ関連の規則を変更した」というお知らせメール。あ、プーチンの戦争に関心が行っちゃってるけど、コロナとの戦争もまだ続いていたんだっけ。すでに3回目接種が条件になっているけど、さらに乗船前の抗原検査を廃止し(その代わり各自で乗船前2日以内にPCR検査)、船の上ではマスクの着用は劇場、カジノ、ジム、出航前の避難訓練以外では任意、密回避も任意努力、船外では各寄港地での規則に従うというお達し。EUでは規制撤廃が進んでいるから、わりと平常に近い環境になりつつあるという感じだけど、プーチンと言う戦争ウィルスの変異株が暴れているから、現時点では「中止にならなければ」の話か。


家庭運営に当たってはリスク管理も考えなくちゃ

2022年03月01日 | 日々の風の吹くまま
2月28日(月曜日)。☁🌧☁。はあ、2月も今日でおしまいで、早くも1年のうちの2ヵ月が過ぎてしまった。過ぎてしまったと言うよりは、どこかへ行ってしまったと言う方が気分的にぴったりするかもしれないな。やりたいことがいっぱいあるのに、たいしたことはやってないなあという感じ。ゆうべはパイナップル特急第2号の通過で、じゃぶじゃぶと呆れるくらいよく降っていたけど、けさは静かなもの。フレーザー川からバラード入江の方に向かって、霧なのか靄なのか雨雲の残りなのか。もしかしてこれがほんとの「大気の川」とか。まだ風が少しあって、大雨警報が出ているけど、今夜通過する特急第3号はそれほどではないらしい。気温は高めで、あしたなんか予想最高気温が12度で、百花繚乱になりそうな陽気。



カレシは11時からドイツのエスターとのレッスンがあって、まずは現在のヨーロッパの状況の話。エスターは入院中のハンガリー人のお母さんを見舞いに、このところ月に何度かドイツとハンガリーの間を往復。ハンガリー国籍も持っているので、政府からNATO軍の受け入れとウクライナ向けの武器の通過を拒否しているのはウクライナ西部のハンガリー人コミュニティの安全を確保するためで、EUのロシア制裁には協力し、人道的救援物資の輸送は行うという方針を説明した手紙が来たそうな。エスターの反応は「仲良しのプーチンに遠慮しているのよ。似た者同士なんだから」。オルバン政権は強権主義で独裁色を強めつつあると言われていたから、なるほどね。

雨が降り出したので、午後になって、ウォーキングに出かける代わりに車にガソリンを入れて、切らしているブードルスを買いに行き、運動は軽い筋トレにしたらどうかと、カレシに提案。案の定、「タンカレーが今日の分残っているから、まだいいよ」とか何とか。あのさあ、今日の分はあるから良くても、もし明日何かの事情で買いに行けなかったら、明日の分はないってことでしょ。カレシはいつも「(今は)まだある」と高をくくっては肝心な時に必要なものがないと慌てる習癖があるので、ここで家庭運営の「リスク管理」についてひと言。まず、日常生活には常備しておくものがいろいろあって、円滑な家庭運営のためには常に何日か先までの在庫状況を見通しておくべきであること。現状の一歩先を行くってことで、まだあるから大丈夫だなと思ったときに補充すればいいだけなんだから、そんなに難しいことじゃないでしょ。

反論して来るかと思ったら、「それもそうだな。同感だよ」と思いのほか神妙な顔つきのカレシ。よし、気が変わらないうちに出かけようじゃないの。まずはガソリンスタンドで給油。リットル180円になっているから、上限を8千円か1万円にセットして入れてね。「1万円は多過ぎだろ」とカレシ。請求されるのは実際の給油量の金額だから大丈夫。次は州営の酒屋でブードルズ3本と料理用にブランディを1本。ウォッカの棚に隙間ができていたので、ロシア産のを撤去したのねとレジの人に言ったら、「そうなんです」。(親指を立てて「いいね」をしちゃった。)これで何とか「任務遂行」ということで、明日から3月。ワタシの家庭運営業務のカレンダーはこんな具合・・・。