昨日の雨も上がって今日は、
快晴の空となりました。
しかし・・いつもより寝坊してしまい、
夜の明けるのが早い今の季節は、
太陽はとっくの昔に頭の上です。
「チ、チチ・・」 と午後の遅い、
もう夕刻と言ってもおかしくない
今の時間になっても小鳥の声。
それに混じって、時折、
「ホー、ホケキョ」 と、
ちょっぴり間延びした、
美しい鶯(うぐいす)の声も聞こえて来ます。
本当に長閑(のどか)な緑の午後。
でも、気分は最悪です。
と、言いますのも私の最後の砦
(とりで)と言ってもいい、歯。
その歯の痛みに、
とうとう襲われてしまったからです。
そう言えば、アンの物語にも
こんな件(くだり)がありました。
“この厄日は実際には
前の晩から始まっていて、アンは歯痛のため、
眠れぬ一夜を明かした。・・・ 略 ・・
しみじみ人生が馬鹿々しく、
生き甲斐のないものに思えた。”
【「アンの青春」 第12章】
元気印の象徴のようなアンでさえ、
こうなのですから、痛みは嫌ですね。
それより何より、生まれて初めて、
治療しに歯医者さんに行ったという事が、
私にはショックだったのです。
まさに 「歯だけが命」? だったのですもの。
それでも帰り途、こんな可愛い、
野の花の写真を撮って来ました。
そんな気分ではなかったのですが、
愛らしい小さな野の花を見ていると心が癒されました。
お陰様で、この時間になると、あの痛みも治まって来ました。
痛みがいかにストレスになるか、改めて知った思いです。