【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

風薫る五月なのに・・

2007-05-07 18:17:02 | 路傍の花~道草
 




   昨日の雨も上がって今日は、
  快晴の空となりました。

   しかし・・いつもより寝坊してしまい、
  夜の明けるのが早い今の季節は、
  太陽はとっくの昔に頭の上です。

   「チ、チチ・・」 と午後の遅い、
  もう夕刻と言ってもおかしくない
  今の時間になっても小鳥の声。

   それに混じって、時折、
  「ホー、ホケキョ」 と、
  ちょっぴり間延びした、
  美しい鶯(うぐいす)の声も聞こえて来ます。



   本当に長閑(のどか)な緑の午後。
  でも、気分は最悪です。

   と、言いますのも私の最後の砦
  (とりで)と言ってもいい、歯。

   その歯の痛みに、
  とうとう襲われてしまったからです。

   そう言えば、アンの物語にも
  こんな件(くだり)がありました。

   



   “この厄日は実際には
  前の晩から始まっていて、アンは歯痛のため、
  眠れぬ一夜を明かした。・・・ 略 ・・
  しみじみ人生が馬鹿々しく、
  生き甲斐のないものに思えた。”
 
                            【「アンの青春」 第12章】

 



   元気印の象徴のようなアンでさえ、
  こうなのですから、痛みは嫌ですね。

   それより何より、生まれて初めて、
  治療しに歯医者さんに行ったという事が、
  私にはショックだったのです。
  まさに 「歯だけが命」? だったのですもの。

   それでも帰り途、こんな可愛い、
  野の花の写真を撮って来ました。

   そんな気分ではなかったのですが、
  愛らしい小さな野の花を見ていると心が癒されました。

   お陰様で、この時間になると、あの痛みも治まって来ました。
  痛みがいかにストレスになるか、改めて知った思いです。