【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

音のある涼やかな風景

2007-08-12 18:53:45 | 四季のスケッチ
   今日も快晴となりました。
  暑さも相当厳しいのですが、
  昨日と違うのは、結構強い風が、
  家の中を吹き抜けていました。

   昨日は、家の中の風鈴は、
  全く鳴る気配さえ見せず、
  静かなものでしたから。

   ただ、そうは言っても熱風です。
  昨日以上のうだるような
  暑さになりました。

   今日は、硝子(江戸風鈴)と、
  貝殻の風鈴に衣替えです。

   右の硝子の風鈴の笠には、
  青色の朝顔の絵が、描かれていますね。

   それにしても、本当に風鈴と朝顔は良く合います。
  その青い朝顔に一番合う風鈴と言えば、
  やはり、こんな硝子の風鈴でしょうか。



   南部鉄の重厚な物もいいけれど、
  見るからに涼しそうで、
  「カラン、コロン、・・」 
  と鳴るそれは、嫌が応にも
  “日本の夏の音”という気が
  してなりません。

   貝殻の方は、
  「シャラ、シャラ・・」 でしょうか。

   こちらも海を連想し、
  涼しげで爽やかな音です。

   ところで、先の硝子の風鈴の音。
  この音を聞いていると、なぜか、
  早朝の牛乳配達の瓶の触れ合う音、
  そんな古き良き時代の光景を連想してなりません。
  そして、なぜかかき氷も・・。

   “音のある光景” として、風鈴の他には 
  「鹿威し(ししおどし)」 なんて言うのもありますね。

   庭園などに良くある、竹筒から水が流れると、
  ポンと音のする・・。

   こんな事を書き込みながら、私は・・と言えば・・。
  エアコンの効いた室内で、その前に吊るした人工の風で、
  風鈴の音を聞いているのですから、
  何をか言わんと、言った所ですね。

   昨日、吊り下げていた、陶器のパイナップルの風鈴が、
  こちらは、「カラ、カラ・・」 と、鳴っています。

   昔の人の、知恵を絞った何とも風流な涼を
  感じる心に比べ、手軽に涼を取る事の出来る現在。

   身体は涼しくても、
  心は決して涼しくはないでしょうね。

   そうそう、カラカラの庭に、
  暑さにも負けず、ラベンダーセージが花開いていました。
  そしてたった今、「鈴虫」 の一際美しい声も・・。