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エアコンのない夜でした。
今朝もその余韻で?
涼しい朝・・。
果てしなく続くと思われた夏も
一段落着いた事で訳もなく
ホッとしたのですが・・。
そうは問屋が
下ろさないのでしょうね。
まだまだ “夏” と “秋”
のせめぎあいは続くようです。
鉢植えの朝顔は開花以来、
ずっと爽やかな青色だったのですが、
今日はこんなに綺麗な藤色になりました。
ただ、葉っぱは昨日のバッタに食べられ、
穴が空いています。仕方ないですね・・。
前置きが長くなりました。
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今日は、今の季節に丁度ぴったりの映画、
『怪談』 を観て来ました。
『オーシャンズ 13』 と、
どちらにしようか直前まで迷いに迷い・・。
『オーシャンズ 13』 は、
前回が、私にしてはもう少しだったのと、
今ではその内容さえも思い出せない・・
とあっては、自ずとこちらになりますね。
それは良かったのですが・・。
案の定、背筋も凍り付くような怖~い映画でした。
ちょっと 『四谷怪談』 を連想。
時代背景も、同じ江戸後期。
尤も原作が幕末から明治にかけて活躍した、
噺家・三遊亭円朝の落語、「真景累ヶ淵」(しんけいかさねがふち)
だそうですから、『四谷怪談』 と違って、
こちらは町人のドラマです。実話だそうですが・・。
あらすじは敢えて記しませんが、日本のこの手の物、
ましてや時代劇となれば、そのおどろおどろしさは、
際立っているような気がしてなりません。
怖い映画を観て寒くなっている上に、
冷房も効き過ぎていて。
終わった後、戸外に出た時の妙な違和感。
それでいて、カンカン照りの外の景色や
街の喧騒がなぜか懐かしく、普段通りの日常が
淡々と営まれている事に、ほっと安心もし・・。
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私もどうやらあの時代に
タイムスリップしていたようです。
それが完全に現実に引き戻されたのは、
午後4時丁度。
明日からの世界陸上のために置かれた
時計の上の扉が開いて、オルゴールの
荘厳な音色が 「カン、コン・・」
と鳴り響いていました。
「開催まで後、1日・・」
示された電光掲示板の文字。
まさに現実の世界ですね。
19世紀の “江戸時代” から
21世紀の “今” を全速力で駆け抜けていました。