【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

空気を飾る宝石

2007-08-16 19:02:24 | ハーブと香り雑学
   先月の今頃、8月が、
  こんなに暑くなるなんて、
  一体誰が想像したでしょう。

   今日も、昨日同様・・
  いいえ、それ以上の
  暑さとなりました。

   体感的には、今年一番の
  ような気がするのですが、
  果たしてどうなのでしょう。

   “8月の黄色い午後” は、
  人っ子一人通らない静寂の中にいました。



   それでも庭に出ると・・。
  我家もそうですが、
  お隣も微かにモーター音。

   この暑さでは、エアコンでも付けて
  家の中にいる以外には、
  暑さの対処法はないのかも知れません。

   こうなりますと・・。
  高いこげ茶色の天井、
  開け放たれた、だだっ広い日本間。

   プライバシーも何もないそんな家が、
  嫌でたまらなかった田舎の家が、
  妙に懐かしく思い出されます。
  ~懐古趣味はこの位にして・・。

   最近、【ポプリ作りの輪】 が、
  広がって来た事をとても嬉しく思います。



   一口にポプリと言いましても、
  花を育て、そのままですと
  茶色になって枯れてしまう花びらを
  一枚、一枚、丹念に広げて乾かす・・。

   そして、自分好みの香り付けを
  すると、お部屋はいい香り・・。

   そんな一見、めんどうに見える
  作業も心楽しく、それ以上に
  花びらに囲まれるという、
  何とも優雅な雰囲気に浸る事が
  出来るのも、心をくすぐります。

   そして、そこには思わぬ喜びも・・。
  花も嬉しく思うのか、こぞって咲いてくれるのです。

   




   「盲目で年寄りのマーガレット・ボイド伯母でさえ、
  良い匂いのする砂丘の草で
  小さな籠を編んでやりました。
  学校の先生の奥さんは、それをハンケチ入れにして、
  何年も使ってましたっけよ。」
                 
                                        【「アンの夢の家」 第7章】







   良い匂いのする砂丘の草とは、
  ここでは甘草(カンゾー)の事ですが、
  ハーブでなくても昔は、まだまだ
  花本体に香りがあったようです。

   今は、一部の花を除いて香りは、
  ほとんどなくなっていると言います。

   そこで香り付けする訳ですが、
  スーパーのスパイスコーナーなども私には、
  見過ごす事の出来ない空間になっています。

   ポプリは、写真のようにお気に入りの硝子の器に入れたり、
  レースなどで作ったサシェ等に入れてもいいですね。