
こんなに暑くなるなんて、
一体誰が想像したでしょう。
今日も、昨日同様・・
いいえ、それ以上の
暑さとなりました。
体感的には、今年一番の
ような気がするのですが、
果たしてどうなのでしょう。
“8月の黄色い午後” は、
人っ子一人通らない静寂の中にいました。

我家もそうですが、
お隣も微かにモーター音。
この暑さでは、エアコンでも付けて
家の中にいる以外には、
暑さの対処法はないのかも知れません。
こうなりますと・・。
高いこげ茶色の天井、
開け放たれた、だだっ広い日本間。
プライバシーも何もないそんな家が、
嫌でたまらなかった田舎の家が、
妙に懐かしく思い出されます。
~懐古趣味はこの位にして・・。
最近、【ポプリ作りの輪】 が、
広がって来た事をとても嬉しく思います。

花を育て、そのままですと
茶色になって枯れてしまう花びらを
一枚、一枚、丹念に広げて乾かす・・。
そして、自分好みの香り付けを
すると、お部屋はいい香り・・。
そんな一見、めんどうに見える
作業も心楽しく、それ以上に
花びらに囲まれるという、
何とも優雅な雰囲気に浸る事が
出来るのも、心をくすぐります。
そして、そこには思わぬ喜びも・・。
花も嬉しく思うのか、こぞって咲いてくれるのです。
「盲目で年寄りのマーガレット・ボイド伯母でさえ、
良い匂いのする砂丘の草で
小さな籠を編んでやりました。
学校の先生の奥さんは、それをハンケチ入れにして、
何年も使ってましたっけよ。」
【「アンの夢の家」 第7章】

ここでは甘草(カンゾー)の事ですが、
ハーブでなくても昔は、まだまだ
花本体に香りがあったようです。
今は、一部の花を除いて香りは、
ほとんどなくなっていると言います。
そこで香り付けする訳ですが、
スーパーのスパイスコーナーなども私には、
見過ごす事の出来ない空間になっています。
ポプリは、写真のようにお気に入りの硝子の器に入れたり、
レースなどで作ったサシェ等に入れてもいいですね。