【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

一筆の風雅

2011-05-01 16:50:38 | リラのお気楽ユメ日記




駒鳥たちは高いこずえで歌い、
金色の空中を歓喜に溢れた声で満たしていた。
吹き寄せられた日光や雨により、
種が生命の躍動を始めている畑を越えて
沼や池の辺りから銀の笛のような
かえるの歌声が流れて来た。
赤い木苺の茂みの野性的な甘い、
清々しい匂いが空気を満たしていた。
ひっそりしずもる窪地に白い霧が立ち込め、
小川の縁にはすみれのような星が青く輝いていた。
                 【「アンの愛情」 第11章】


   起床時こそ弱い雨が降っていましたが、
  早い時間にその雨は上がりました。
  
   ただ、なかなかスッキリという
  訳には行きません。

   今にも泣き出しそうな重い空と、
  今日は少々の風も。
  
   そのせいか肌寒さも相変わらずです。
  この季節のこの寒さ・・
  「若葉寒む」 とでも言うのでしょうね。

   こんな天気なものですから、
  うっかりする処でしたが、
  今日から風薫る5月ですね。
  
   5月と言えば薔薇の季節。
  拙庭でも、今年は例年以上に
  薔薇が沢山の蕾を付けています。
  
   この薔薇に関しては、
  昨年のあの暑さが幸いしたような
  気がしてなりません。



   さて先日、求めた 【硝子ペン】
  まだまだ水茎の跡、麗しく・・とまでは参りませんが、
  このペンを手に持つ時の心の時めきは、他のペンにはないものです。

   そしてそんな気持ちは、久しく立ち寄る事のなかった、
  便箋売り場にも足を向けさせたり。

   結局、求めるものがありませんでしたので、
  後にする羽目になりましたが、これからの楽しみです。

   頂いたパンフレットのキャッチフレーズは、
  「あの人に手紙を書きたくなりました」  いいですね~!

   心と心を繋ぐ手書きの文字。
  こんな珠玉の時間、ちょっと忘れていたような気がします。