【「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」】
「勿論、あまり興奮する事はなかったわ。 この1年、グレン村で起こったたった一つ、 はらはらした出来事と言えば、 ミードのおばあさんが教会で気絶した事だけよ。 たまには何か 劇的 な事が 起こればいいと思う事があるわ」 「そんな事を願ってはだめよ。 劇的 な事は必ず誰かしらに苦痛を与えますからね」 【「アンの娘リラ」 第1章】 |
こちらは快晴・・と言いたい処ですが、
今日は黄砂がかかっています。
白いと言うより、ぼんやり薄黄色の空。
従って日射しはあるのに、
太陽は見えません。
さて早速ですが、【先日】 は蕾だった
「西洋十二単(セイヨウジュウニヒトエ)」
が今、満開です。
最初は、たった1輪だけだったこの花。
年と共にその数を増やし、
いつの間にか辺りを席巻(せっけん)。
繁殖力も旺盛なら、スクッと伸びた
その姿は大層、頼もしく感じられます。
このお花を見ていますと又々、
私は “祈り” を感じてしまうのです。
それは、「復興の祈り」。
折しも花言葉でさえ、
「強い結びつき」、
「達成」 ですから、ぴったりですね。
こんな風に、花に “祈り” の姿を感じたのは2度目。
申すまでもなく前回は、【水仙】 でしたね。
深く頭(こうべ)を垂れたその姿には未曾有(みぞう)の大災害に
膝を着き、ただただ一身に祈る姿に思えたものです。
一方こちらの花。毅然としたその姿には、沸々と漲(みなぎ)る力強い生命力も。
こうした花には癒やしならず、勇気さえも貰っています。花の効果って素晴らしいですね。
【「小手毬(コデマリ)」】
そしてこちらは白い花。癒やしの色ですね。
青と白、白と青。どちらも大好きな色の花です。