【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

薔薇時間のお茶

2011-05-09 16:55:55 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編






マウントフォード夫人の店の奥の客間は、
居心地のいい部屋だった。
テーブルクロスの掛かった 丸いテーブル があり、
古風な肘掛椅子 がいくつかと、
堅い感じはするが意外にクッションの効いた
ソファが壁際にあった。
マントルピース の上には唐獅子からじしなどの置物や、
額縁に入ったエリザベス女王と
マーガレット・ローズ王女の
色彩肖像画が置いてあった。(中略)
その他にも色々あったが、どれ一つとして
美とか高尚な生活をてらうものはなかった。
しかしその結果はまさに誰もが
時間さえあれば座って楽しめるような、
楽しい気持ちのいい部屋になっていた。
         【A・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】 






   五月晴れが続きます。
  そんな天気の中、堅く閉ざしていた
  薔薇の蕾が、ほっこりした瞬間。

   この春、最初の薔薇が開花しました。
  今、こぞって蕾を付けていますので、
  これから順番に開花して行くでしょう。

   まさに 「5月の薔薇」。
  薔薇の季節。楽しみです。

   その1番最初に咲いた薔薇を
  待ち切れずに庭から採って来ました。
  その薔薇が1輪増えただけ。

   テーブル周りは昨日のままですが、
  それだけに私は、まだまだ昨日の
  「クリスティーの館」 におります。
  こうなりますと・・。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』
  の開店と致しましょう。

   お通しするお部屋は、
  「古色蒼然とした上記のようなお部屋になっております。
  そのまま奥へどうぞ~!」 ~なんて。







     そうそう、カップは・・つい、うっかりしていましたが、
    先日京都で求めた硝子物がありましたっけ・・。
    手描き風の花の絵が涼やかです。

     今日は良いお天気ですから本当は外で頂きたかったのです。
    でも今年は薔薇が増え、枝がせり出して来て、
    嬉しい事にテーブルの目の前で薔薇が咲きそうです。

   しかも、それはバニラ色の薔薇。
  どうせなら、(マネだったかモネだったか・・いつか見た絵のように)
  その薔薇が咲いてからと・・。

   薔薇に包まれた、ロマンティックなお茶タイムは、
  その時までお預けです。