【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

野の花の艶(あで)姿

2011-05-07 16:00:18 | 路傍の花~道草

【「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」】

暖かな黄金色こがねいろの雲の浮かぶ心愉しい午後だった。
(中略)
扉口から吹き入る快い微風そよかぜは、
庭から幻想的な匂いと、
リラやミス・オリバーが笑ったり喋ったりしている
蔦の垂れ下がった一隅の楽しそうな
にぎやかな声のこだまを運んで来た。
リラ・プライスがいる所にはどこでも笑いがあった。
                   【「アンの娘リラ」 第1章】




   朝の早い時間こそ真珠色の空でしたが、その後、青空に。
  大層、良いお天気になりました。気温も、ぐんぐん上昇。
  それは暖かいを通り越して暑く。一気に夏日の到来です。

   今日は微風があり、窓越しには涼しげな青い花を付けた、
  「蔓日々草(ツルニチニチソウ)」 が右に左に大きく揺れているのが見えます。

   見るともなしに見ていますと・・。
  1枚の花びらが、ひらひらと舞ったかと思うと、どこからか1頭の白い蝶・・。
  留まったり離れたりを繰り返しています。
  
   かと思えば・・目の前をのっそ、のっそと、これも白い猫が。
  そう言えば、最近しばしば目にする猫です。

   こちらをじっと伺い、私が立ち上がると急いで逃げる・・。
  いつもの光景です。

 
【「鬼田平子(オニタビラコ)」】・【「傍食(カタバミ)」】

   さて、雑草という種類の花はありませんが、
  一口にそんな風に言われている野の花に心、惹かれます。

   冒頭の写真の 「長実雛罌粟」、何ともユニークな名前の 「鬼田平子」 等など。
  “なぜにあなたは、そんなに華奢(きゃしゃ)なんですの・・?”
  思わず、問いかけたくなるような楚々とした風情。

   写真は拙庭に咲いた、それらの花ですが、
  長実雛罌粟に至っては、去年まではせいぜい1輪か2輪程度だったものです。
  
   今年になって、あっちにもこっちにも・・一気に増えて来ました。
  増えたと言えば、「アカザ」 も。
  
   「僕、夜のうちに伸びる アカザ草 のように大きくなるって、
  リンドのおばさんが言うよ」
 
          【「アンの青春」第27章】
  ~だそうですから楽しみです。アカザって、食用にもなりますものね。 

   それにあやかって、いつの間にか消滅してしまう、カモミールも再度植えました。
  今度こそ・・という気分です。