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【朱鷺色の薔薇】
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「いつも 6月 ばかりの世界に住んでいたら、 どんなでしょうね」 薄暮の果樹園の香気と花の間を抜けて 正面階段へ現れたアンは、こう言った。 (中略) 「そうだったら飽きちまうだろうに」 と言って、マリラは吐息をついた。 「そうでしょうね。 でも今のところは、今日のような 美しい日なら当分飽きそうもないくらいよ。 どんなものでも 6月 を好きなのね」 【「アンの愛情」 第28章】 |
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早いもので今日から6月ですね。今日も快晴。
爽やかな五月晴れから一気に夏がやって来ました。
日本各地、早くも猛暑日の所があったようですね。
こちらも15時の最高気温は、何と33度とか。
実に盛夏並みの気温ですが、幸い湿度がありません。
木陰や家の中にいる限り、
あまり暑さを感じないのは、こういう訳なのですね。
6月と言えば、『アンの世界』。
少々、暑いですが今が一番、『アンの世界』 に近い6月ですね。
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【朱鷺色から珊瑚色に変わった薔薇】
さて、例の薔薇は蕾の紅色から、
正確に言えば、「真朱(まそお)」 でしょうか・・?
「朱鷺(とき)色」、「珊瑚(さんご)色」 と・・
開花するに従って、本来の色(ラベルの写真)に近付いて来ました。
オレンジがかったピンク・・。
これって、まさに珊瑚色ではありませんか。
それにしても 「朱鷺色」・・何と美しい言葉なのでしょう。
この色だって、一言で言えば 「ピンク」 なのでしょうが、
ピンクと呼ばれる色には幅がありますものね。
牡丹色、撫子色、石竹色、紅梅色、桜色、(青味、紫味系)から、
桃色、珊瑚色、朱鷺色、曙色(黄味系)等など・・。
こんな色の名前で呼ぶと、色の微妙な差が一目瞭然です。
これからは、知る限りの日本の伝統的色の
名前を使う事にするとしましょう。
それには色の感性も磨かなければなりませんね。
それにしても変化する薔薇の色から、
こんな奥義(おうぎ)を学ぶなんて。
「たかが薔薇、されど薔薇・・」 といったところですね。