


【再びブラックベリーの花】

【ブラックベリーの実】

「庭の塀の所に波のように揺れている あの芥子をご覧なさいな、コーネリアさん。 今年はスーザンも私も家の芥子が 大自慢なんですのよ。 何一つ手を掛けて やらなかったんですけれどね。 (中略) 毎年、何かしら、あのような嬉しい びっくりする事がありますのよ。 【「炉辺荘のアン」 第16章】 |


続きます。
今日も薄日が射す、
概ね晴れの天気と
なりました。
今回も幸いな事に雨は、
夜になってからとの事。
お陰様で庭から
採取したどくだみ、何とか
カビなくて済みそうです。
尤も既にお茶として
一番茶は頂いていますが、
採取はまだまだ道半ば。
しっかり採って
置きませんと年内すら
持ちませんものね。
ところで、
このどくだみの薬効。
素晴らしいものがありますね。
(10種の薬効がある事から、
「十薬」 と言われているのは有名です。~貝原益軒)
2千年以上も前から民間薬として使われて来たそうですから、
歴史も古く、今ではどこの薬局にも置いてありますね。
話が前後しますが、冒頭の写真。
連日、紫陽花ですけれど。
今日の 『アンの世界』 もそうですが、
毎年不作だった花が咲くなんて、やはり嬉しいものです。
もうすっかり諦めていましたから、
取り立てて何をしたという訳でもありません。
ただ、この紫陽花には毒性が。
勿論、今日のタイトルには合いませんし、
ハーブどころか、口に入れると大変な事になります。
お気を付け遊ばせ~。
例外ついでにもう一つ。
紫陽花の花言葉は、「移り気」 「浮気」。
当然、結婚式にはタブーの花とされて来ましたね。
しかしながら、最近は様相が違うようです。
それどころかこの紫陽花、人気なのだそうですね。
小さな花が集まって、大輪の花に見える事から、
「家族団欒」 という花言葉もあるようです。
しかも1本でも花束に見え、リーズナブルな花でもあります。
豊富な色も選べ、ジューンブライドの季節にも
ぴったり・・という訳です。
又、「辛抱強い愛情」 という結婚生活にふさわしい花言葉も。
長い人生を共に歩み、二人の門出を演出してくれる花だとか。
時代が変われば・・ですね。
そうそう、ブラックベリーも例年以上の実を付けています。
今年は、一体、どうしたのでしょう・・?

【「紫蘇(シソ)」】

【「藜(アカザ)」】

本来の話題に戻りましょう。
すぐ上の写真、紫蘇も藜も
わが家の庭に、勝手に生えて
くれた・・自然の贈物です。
藜の事は昨日も記しましたが
専ら、目隠し効果と晩秋の
かそけき風情を楽しむのみ。
藜にも薬効がある事を
知っていましたが、
ほとんど無視状態。
食した事もありますし、
お茶として飲んだ事も。
尤も1度きりですが。
この藜の代表的な薬効は、
「高血圧」 「動脈硬化」
の予防、後、利尿効果。
残すもの以外は
捨てていましたが、
これからはちょっと考えてしまいます。
紫蘇はこれからの季節、薬味などにも大活躍ですが、
解毒、鎮痛、利尿、精神安定等など・・。
これにも様々な薬効があるようです。
(~東城百合子著 「薬草の自然療法」 より)