【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

青と白の夢衣

2014-06-16 18:11:08 | 香る庭の花綴り















「ここは風が当たらないいい場所ですよ」
岩の所に着くとジム船長が言った。
「わしはよくここに座るですが、
ただ座って夢を見るのに
素晴らしい所ですて」  
               【「アンの夢の家」 第12章】






   こちらは今日も晴れとなりました。
  ただ夏さながらの日射しはありますが、空は真珠色。
  これも大気汚染のせいなのでしょうね。

   それでも、たった今空を見上げましたら、淡い水色の空が。
  でも悲しい事に、それさえも澱(よど)んで見えます。
  抜けるような青空・・久しく見ていないような気がします。







【今年も 「半夏生(ハンゲショウ)」】



   今年は、あまり雨が
  降らない梅雨ですが、
  雨が一番似合う紫陽花が、
  日毎にその青さを
  増しています。

   再三、お伝えして
  いますが去年は
  全滅だった紫陽花。

   今年はご覧のように、
  しかも2種類のそれが
  律儀に咲いて
  くれています。
  

   一方、半夏生。
  こちらは、どこでどう
  スイッチが入るのか、
  毎年この季節になりますと、
  忘れずに姿を見せくれます。

   尤も、蝶が舞っている
  かのように見える葉っぱは、
  やっと白くなり始めたばかり。

   これまで庭を席巻していた、
  どくだみの白い花と入れ替わるように咲いてくれる半夏生に感謝。
  青もそうですが、白い花は、気分が清(すが)しくなりますものね。

   そんな紫陽花や半夏生をボ~ッと眺めていられる場所・・。
  庭の片隅の、いつもの場所。そう、私だけの東屋? です。

   それにしても本来の場所より余程、気に入っている私。
  秘密基地のような感じがするのがいいのかも知れません。

   例の目隠しになる藜(アカザ)の背丈は、
  まだ30センチ程度ですからお話になりませんけれど。

   それが盛夏には紅葉の高さにまで繁るのですから、驚きます。
  おまけに晩秋には、かそけき風情の姿にと・・。
  毎年の事ながら、ささやかな楽しみは続きます。