




「ここは風が当たらないいい場所ですよ」 岩の所に着くとジム船長が言った。 「わしはよくここに座るですが、 ただ座って夢を見るのに 素晴らしい所ですて」 【「アンの夢の家」 第12章】 |

こちらは今日も晴れとなりました。
ただ夏さながらの日射しはありますが、空は真珠色。
これも大気汚染のせいなのでしょうね。
それでも、たった今空を見上げましたら、淡い水色の空が。
でも悲しい事に、それさえも澱(よど)んで見えます。
抜けるような青空・・久しく見ていないような気がします。

【今年も 「半夏生(ハンゲショウ)」】

降らない梅雨ですが、
雨が一番似合う紫陽花が、
日毎にその青さを
増しています。
再三、お伝えして
いますが去年は
全滅だった紫陽花。
今年はご覧のように、
しかも2種類のそれが
律儀に咲いて
くれています。
一方、半夏生。
こちらは、どこでどう
スイッチが入るのか、
毎年この季節になりますと、
忘れずに姿を見せくれます。
尤も、蝶が舞っている
かのように見える葉っぱは、
やっと白くなり始めたばかり。
これまで庭を席巻していた、
どくだみの白い花と入れ替わるように咲いてくれる半夏生に感謝。
青もそうですが、白い花は、気分が清(すが)しくなりますものね。
そんな紫陽花や半夏生をボ~ッと眺めていられる場所・・。
庭の片隅の、いつもの場所。そう、私だけの東屋? です。
それにしても本来の場所より余程、気に入っている私。
秘密基地のような感じがするのがいいのかも知れません。
例の目隠しになる藜(アカザ)の背丈は、
まだ30センチ程度ですからお話になりませんけれど。
それが盛夏には紅葉の高さにまで繁るのですから、驚きます。
おまけに晩秋には、かそけき風情の姿にと・・。
毎年の事ながら、ささやかな楽しみは続きます。