【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

奪われ癒され乱されて

2014-06-28 17:57:37 | 薔薇の追憶














家の後ろは鬱蒼うっそうとしたもみの森になっていた。
家の前の小さな庭は
きちんとした芝生になっていて、
花が一つもなかったが、
低い玄関の入口の上には繁茂はんもした
早咲きの薔薇の蔓が絡み、
血のように赤い花を咲かせているのが
殺風景な周囲と妙な対照を成していた。
それは陰気な古い家を体当たりで攻撃し、
異なった生活の喜びを
持って行こうとしているかのようだった。           
                【「果樹園のセレナーデ」 12.】










【明日を待つ蕾の薔薇】



   今日も真珠色の空で
  明けました。

   ただ、庭の木々は
  濡れていましたので、
  どうやら眠っている間に
  雨は降ったようです。

   今日も安定不安定な
  空に変わりありません。

   それにしても、
  ここまで雨が降りません。

   案の定と言いますか・・
  降雨量は例年の3分の1
  なのだとか。

   大雨は困りますが、
  降らなければ降らないで
  水が心配ですものね。

   でも、まだ梅雨は続きます。
  大雨にならない程度に空の神様に
  お願いするしかなさそうです。
  随分、虫が良いかもしれませんけれど。













   早いもので、6月も
  今日を含めて後、3日。

   そして 「6月の薔薇」
  と言えば、まるで
  『アンの世界』

   最盛期を過ぎても
  今年は続々と咲いてくれ、
  嬉しい限りです。

   一つには先日の
  【オッペン化粧品薔薇園】 で、
  プロのアドバイスを受けた
  事もあるかも知れません。

   これまで私は、
  花が終わっ後、思い切り
  枝を切っていましたから。

   ところがこれは全く駄目で、
  春の枝をいかに残すかが
  二番花や秋の花を上手く
  咲かせるコツなのだとか。

   切り花にする場合も、あまり葉っぱを多く付けて切り取ると、
  ひいては株を弱らせる原因になるそうです。

   とは言え、剪定はしっかりしなければなりません。
  8月の終わりから9月初めにかけて。
  この時期にしっかり剪定しないと次の花が小さくなるそうです。

   それにしても、変な所でいい加減な私。  
  こんな時代ですから、その気になって調べればすぐ分かりますのに。

   そうそう今日の薔薇は、リラ版 「公爵夫人の薔薇」。
  薔薇は古今東西、高貴な女性たちの共通語でもあり、
  同時に淑女の教養でもあったそうですね。

   兎にも角にも薔薇は、その姿に魅せられた女性たちによって、
  より輝きを増し、「花の女王」 の名を欲しいままにして行ったようです。