

【開花した 「ヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)」】

炉辺荘の安楽椅子に 喘ぎながら身を沈めた 途方もなく肥った婦人は溜息を着き、 春も私の若い頃のようには 素晴らしくないと悲しげに言った。 「ねえ、ミッチェルさん、 変わったのは春ではなく・・・・・ あたしたちだとお思いになりませんか?」 と、アンは微笑した。 【「炉辺荘のアン」 第22章】 |

今日は何と目まぐるしく変わる空だったのでしょう。
起床時こそ曇り空でしたが、程なくして太陽も。
起き抜けも、ちっとも寒くありません。
寧ろ、“暖かい!” と、感じた程。
しかしながら、その後、パラパラ・・と音を立てて、
雹(ひょう)が降り出したではありませんか。
やがて、みぞれに変わり・・。
いずれにしても、たいした時間ではありませんでしたが。
その後は暫く小康状態。
お昼前から今度は雪になりました。
3月の雪。一体、いつ以来でしょう。
ちょっと記憶にありません。
そして今は、雲一つない青空が広がっています。



庭の片隅をピンクの
花が席巻しています。
そう、いつも静かに
笑っている花、
(なぜか私にはこんな
風に思えてなりません)
「ヒマラヤ雪の下」。
【前回】 の蕾から
丁度、1ヶ月です。
とりわけ大きな葉と
可憐な花が特徴ですね。
雪の降る前と
降ってからのもの。
それにしても丈夫な花。
繁殖力も旺盛です。
石や岩の隙間から、
日陰でも何のその。
思えば、和風の庭に
ぴったりですね。
ただ、この花、ヨーロッパなどでは人気ですが、
生憎、日本での人気はもう一つだとか。
私などは花は勿論、秋の紅葉した葉っぱにも
魅かれるのですが・・。
最後に。春水仙の蕾が膨らみました。
本格的な春ももうすぐです。