【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

庭の静かな主役たち ~ その2

2015-03-10 17:30:57 | 香る庭の花綴り



【開花した 「ヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)」】









 炉辺荘の安楽椅子に
あえぎながら身を沈めた
途方もなく肥った婦人は溜息を着き、
春も私の若い頃のようには
素晴らしくないと悲しげに言った。
「ねえ、ミッチェルさん、
変わったのは春ではなく・・・・・
あたしたちだとお思いになりませんか?」
と、アンは微笑した。   
                  【「炉辺荘のアン」 第22章】






   今日は何と目まぐるしく変わる空だったのでしょう。
  起床時こそ曇り空でしたが、程なくして太陽も。

   起き抜けも、ちっとも寒くありません。
  寧ろ、“暖かい!” と、感じた程。

   しかしながら、その後、パラパラ・・と音を立てて、
  雹(ひょう)が降り出したではありませんか。

   やがて、みぞれに変わり・・。
  いずれにしても、たいした時間ではありませんでしたが。

   その後は暫く小康状態。
  お昼前から今度は雪になりました。

   3月の雪。一体、いつ以来でしょう。
  ちょっと記憶にありません。
  そして今は、雲一つない青空が広がっています。














   さて、いつの間にか
  庭の片隅をピンクの
  花が席巻しています。

   そう、いつも静かに
  笑っている花、
  (なぜか私にはこんな
  風に思えてなりません)
  「ヒマラヤ雪の下」。

   【前回】 の蕾から
  丁度、1ヶ月です。

   とりわけ大きな葉と
  可憐な花が特徴ですね。

   雪の降る前と
  降ってからのもの。

   それにしても丈夫な花。
  繁殖力も旺盛です。

   石や岩の隙間から、
  日陰でも何のその。

   思えば、和風の庭に
  ぴったりですね。

   ただ、この花、ヨーロッパなどでは人気ですが、
  生憎、日本での人気はもう一つだとか。

   私などは花は勿論、秋の紅葉した葉っぱにも
  魅かれるのですが・・。

   最後に。春水仙の蕾が膨らみました。
  本格的な春ももうすぐです。