【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

美しき生活の佇まい

2015-03-14 19:10:18 | 心の宝石箱











   
   こちらは又々、雨の週末となりました。ごく弱い雨。
  今の季節、一雨ごとに暖かくなるのでしょうね。

   その後お天気は、ゆっくり回復。
  午後には曇っていた空が、
  だんだんと明るくなって来ました。

   薄暗かった部屋もレースの反射で、
  より明るさを増して来たような気がします。

   早春の微妙な光線の具合で、
  敏感に変化して行くレースの繊細な陰影。
  こんな時、“レースっていいな” と思う瞬間です。   








幸せは又、自分が幸せに感じた
瞬間にあるものです。
何にでも幸せを感じる人は
その瞬間が沢山ある人、
本当に幸せな人と言えます。

さほど美しい人ではなくても、
澄んだ目の人に向かって話している時は
何となく心愉しいものです。
(中略)
春になりました。
明るい春の空は
澄み切った硝子窓から眺めるために
今すぐ硝子拭きを始めて下さい。
                   【中原淳一 「幸せの花束」】





   さて、久し振りに
  取り出したこの本。

   改めて昭和の
  凛とした精神に
  触れた気分です。  

   そう言えば最近、
  読書からすっかり
  遠ざかっている私。

   いいえ、読書と
  までは行かない、
  それこそパラパラと・・
  拾い読みするだけで、
  何とも言えない清々しさを感じる、そんな本。

   そもそもこの本は、エッセイ画集ですから、
  大層、読みやすい本です。

   それにしても、日本人が本来備えていたであろう、
  謙虚さや奥深さ、礼儀正しさ等など・・。

   優しく噛み砕くように教え、諭しています。
  昔は、親だって躾(しつけ)に厳しかったものですものね。

   どうしてなのでしょう、この本は、
  背筋をピンと伸ばして正座で読みたくなります。

   正座と言えば・・。
  最近のテレビ CM などでは女性がソファーに
  胡坐(あぐら)をかいて座るシーンが、頻繁に。

   初めは、“エッ” と思い、
  それからは意識して見るようになったものです。

   胡坐も然る事ながら、ドラマなどでも
  椅子に座って、片足を立てているではありませんか。   

   勿論、日本でも、横座りや体育座りはあります。
  でも、胡坐や片足立ては・・経験がありません。
  しかも女性が人前で。これって、韓ドラの影響・・?

   もしかして私が知らないだけで、
  巷ではそんな風潮が・・? 
  だとしたら嘆かわしい事です。

   お辞儀もそうですが、日本の文化が壊されて行くようで、
  暗澹(あんたん)たる気持ちになります。

   礼儀作法などは、古いとか新しいではない筈ですが。
  第一、胡坐や片足立ては、見た目にも
  決して美しいとは言えませんから。