近くの、小川が流れている谷間には、 雨で暗緑色となったえぞ松の若木が 一面に立っていた。 その上を灰色の雲が重く垂れ込めている。 一瞬、魔法のように西の雲間から 日光が射し出た。 たちまち丘のクローバー畑は 鮮やかな緑色で燃え上がり、 三角形の海はすみれ色に光った。 【「エミリーはのぼる」 第13章】 |
【黄昏の空 ~ 午後5時50分】
こちらは雨となりました。たいそう暖かい雨。
最近、木曜日と言うと、雨が降るような気がします。
「木曜日って、何だか雨ばかりですね」
商品を届けて下さった、生協の方に言うと、
「朝から皆さんにそう言われます」 と。
どうやら皆さん、思う事は同じようです。
その雨も午後になって上がりました。
写真は、雨の上がった黄昏の空です。
さて、昨日は久し振りに道草です。
歩くと汗ばむほどの陽気。
そもそも 「道草」 とは・・。
馬に乗っていればガソリンはいらない。
その代わり飼い葉が必要になるが、
馬は道端の草でもエネルギーを補給出来る。
ただ手綱を緩めて馬を休ませていると、
進行が遅れてしまう。
「道草を食う」 とはそこから生まれた日本語とか。
含蓄(がんちく)のある言葉ですね。
そんな道草の途中、どこの家からでしょう、
昨日は初めて沈丁花の香りを嗅ぎ、
鶯(うぐいす)の鳴き声も聞きました。
そうそう、冒頭の写真。
私の中では、きんぽうげなのですが、
葉っぱが違うような気も。
でも、「きんぽうげの咲く野」 っていいですね。
そしてこの季節の風物詩、大相撲の幟(のぼり)。
法照寺は、江戸時代からの由緒あるお寺。
今場所も白鴎の優勝で終わるのでしょうか・・。