声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

舞台の袖で

2015-11-19 11:10:46 | アナウンサー 話し方 企業研修 ビジネス
昨日の県福祉大会の

ゲストは、元NHKで現在フリーでご活躍中の
宮本隆治さん、


とても器用な方で、有名人の形態模写なども披露しながら、
随分と会場を湧かせてくださいました。

宮本隆治さんといえば、紅白歌合戦の総合司会や、のど自慢でもお馴染みの方ですが


昨日の講演では、

お客様の年齢や出身地などをどんどん質問しデータを集めた上で、

その場で話を組み立てて行く、

会場からモデルになってくれそうな観客をステージに呼び、手伝ってもらう、

話す内容まで、
3つ程度のテーマをホワイトボードに書き

リクエストの多いものから話す、


という聴衆を惹きつけるために

様々な工夫を凝らした
講演というより、まさにフリートーク…


実は、宮本隆治さんの「聞き手への気配り」は開演前のMCの私との打合せでも感じられました。

プロフィール紹介の原稿に目を通し

「西暦を昭和と平成に言い直してください、
それから“先生”って呼ばないでくださいね!」

これらは、
いかに年配層の参加者にわかりやすく

会場のお客様との距離を縮めるか…
という宮本隆治さんの気配りなのです。

90分間、飽きさせずに惹きつける…
と言うのは、実はとても大変な事です。

舞台の袖で観ていると、講師の方々の奮闘ぶりがよくわかります。

宮本アナウンサーも、現役時代に

おそらく多くの著名人をゲストとして紹介し
その“講演”を舞台の袖でお聴きになっていたはずです。

それだからこそ、ご自身が講師として舞台に立ってときに、

観客を楽しませ飽きさせないためのポイントがわかっているのです。

宮本隆治さんのような面白いフリートークはなかなかできませんが、


とても勉強になる講演でした。







コメント (4)
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