まったく…
世の中が全てサッカーで回っているような騒ぎ。
きっと、朝からおんなじ話題ばかりだろうと、
ワイドショーは敢えて見ない事にした。
前半から解説者は日本の方が優位だという見方をしていたけれど、
私のようなド素人には、
コスタリカはテクニックはイマイチかもしれないが、
のびのびと楽しそうにサッカーをしていた。
その分、前半からコスタリカが優位に思えた。
森保監督も選手もドイツ戦終了時に
「一喜一憂せずに」と言っていたが、
コレでは、まさに「一喜一憂」だ。
昔から《勝って兜の緒を締めよ》と言うけれど、
人間ってそんなに気持ちの切り替えが得意じゃないし、
アタマではわかっていても、つい、どこかで気が緩んでしまうものだ。
試合では毎回、人生の縮図を見せてもらっている。
うまくいかなくて当たり前、
仕事でも何でも褒められたりした後が一番怖い。
有頂天になっていると必ずしっぺ返しがあるのだから。
スポーツ観戦においては幾つもの学びがある。
昨日の大相撲千秋楽も見どころ満載だった。
阿炎のインタビューもよかった。
「優勝を家族にどう伝えたいか」と訊かれ、
「ずっと見てくれているので特に言うことはないが、一緒にいたいです…」
とのコメントを聞いた瞬間、心がほんわかと温かくなった。
高安も貴景勝も満身創痍で、本当によく闘ったと思う。
巴戦という素晴らしい見せ場を作ってくれた事にも感謝だ。
28年ぶりの巴戦らしいが、
私が幼い頃にもあった…
柏戸が巴戦を闘って優勝した瞬間、
実母が飛び上がって大喜びしていた事を思い出す…
あの頃の母は、当たり前だが若くて元気だった。
私は、あの頃の母の歳をとうに超えてしまったが、
スポーツ観戦で一喜一憂し大騒ぎする性格は母親譲りだ。
だけどホンマに疲れる。
ほどほどにしなくては…。
(-。-;