一昨日、
公園を散歩中に、夫が暴走するMに引っ張られて池に落ちそうになった。
昨日は公園のトイレに入った夫が出てくるや否や、
夫をめがけて突進するMに引っ張られた私が、
身体から首が外れるかと思うほどの衝撃を受けて仰向けにひっくり返った…
私の場合、これで2度目だ。
今日は肩と首にシップをしている…散歩のたびに満身創痍である。
ダルメシアンにしては小柄なMのどこからこんなパワーが出てくるのか、と思うが
それより痛感するのは、彼女のパワーを制御できないほど私の体力が落ちてしまっいる…という事実だ。
Mが保護犬なら間違いなく《高齢者不可》の要件に入るだろう。
大型犬の6歳といえば、そろそろ落ち着いてもいい頃だが、
Mに関しては全く当て嵌まらない。
昨日の散歩では、いきなり池に飛び込んで泥だらけになり、
帰宅後にシャワーで洗ってやったが、
Halと違って水に慣れているのか悠々としたもので、ドライヤー中も嫌がらないでジッとしている。
ダルメシアンにしては毛抜けも少なく見た目も、若い。
ドッグランで知り合った人たちに「6才です」というと驚かれるのは、そのせいだろう。
人間で言えば50手前。
そんなMと毎晩、一緒に寝ている私は
彼女に気持ちを伝えるべく諭すように話しかける。
「Mちゃんはもう若くないんだからね」
「もう少し落ち着こうね」
…と。
そうするとMは、
鼻先を近づけて私の顔をペロペロと舐める。
Mにしてみれば、私が何か悩みごとを相談しているように思えるのだろう…
私を慰めようとしてくれているのだ。
しかし、
「もう若くないんだから…」というたびに
Mが哀しい顔をするように見えるのは、…なぜなんだろう。
気のせいか…?