先週、
10月の初めに予定されていた下田でのコンサートの中止が決まった。
私にとっては唯一の歌手活動で、楽しみではあったが、
ここ最近の静岡の感染者数の多さをみるとやむを得ない感がある。
中止になったコンサートでは
昭和の懐メロを数曲歌う予定だった。
楽団員の方達と会うのも楽しみだった。
貸切バスでの移動で帰りは都内近郊で降ろして貰い、
息子のマンション近くのビジネスホテルで一泊し、
翌日、息子とランチしてから帰るというのが3年間続いた。
昨年はコロナ禍で中止になり、
今年の春に主催者から連絡をもらった際も、
コロナ次第だな…と思いつつも微かな希望を持っていたが、
残念ながら、希望は叶わなかった。
コンサートが中止になった事を息子に電話で伝えると
「もうコロナ前には戻れないんだよ、
そろそろ切り替えないと…」
とあっさり言われてしまった。
(ー ー;)
ああ、そうだ…そうなのかもしれない。
コロナ禍の前にやっていた自分の音楽活動を振り返ってみると、
老人施設での音楽ボランティアも
下田市での昭和の懐メロコンサートも
全て高齢者を対象としたイベントである。
たぶん、
そういうものはコロナ禍では、なくなる運命なのだ。
ニューノーマルとか、
新しい生活様式とか…今の状況を指す言葉はあるけれど、
結局は、
割り切って前に進むしかないのだ。
いつまでも、
失くなったモノを探したって何も始まらない、という事だ。
何事も諦めが肝心か。