ツイッターの情報を見て 興味をもち 数年ぶりに 漫画雑誌を買いました。@バンチはなんと新潮社発行の月刊誌でした。なかなか見つからず 本屋の店員さんが駅構内のショップで見つけてきてくれました。なんて親切なんでしょう。
家まで待ちきれず立ち読みしました。最初の感想は 絵は大島弓子さんというより竹宮恵子さん? なんて乱暴な展開 ネームが雑....でした。 でもなんだかわからない不思議な魅力がありました。二度三度読み返すと 主人公ガブリエルの心の声がものがたりのウラをしっかりささえていることに気づきました。 思い切りのいいコマ割です。初回と言うこともあるのでしょうが 伏線が網の目のようにざくざく張り出されていました。謎を解きながら進むストーリーのようです。ネタをわらずどこまで読者をひっぱってゆけるかな いったいどんなテーマなのかな.....
ライプチヒの聖トーマス合唱団をモデルにしたような全寮制合唱団
.....ガブリエルという10歳の少年が入団してくる。その日はあたかも一人の合唱団員の葬儀の日でもあった。最高の声を獲得したとき その少年は死を賜り 天使になるという合唱団の言い伝えとおり 少年は天使になった..... 高い空から天使の梯子が合唱団の庭園に樹影を縫って差し込んでいた..... TOPクラスにはガブリエルもいれ 8人の少年がいた 先生の支持に従い ガブリエルの高く澄んだ歌声が流れる.....少年たちの驚きの顔.........
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疑問がいくつか スコア(楽譜)が読めてなぜ字が読めないのか 母からの手紙の文面 兄に別れを告げる妹の奇妙なあかるさ すべて伏線かな...
いちばんの問題は コマをとおして うたごえのうつくしさがつたわってこないこと.... 表情 背景 ネームにもう一工夫がほしい きっとできるはず。
大島さん 萩尾さんは デビュー直後から際立ってネームがうまかったように記憶します。漫画は絵から受ける印象が強いけれど ものがたりに力を与えるのは「ことば」です。売野さん 台詞をあとすこし磨かれるといいなと思います。山岸さんの場合 最初はぽっきりぽっきりでした それがほんとうに変身しました。
で......次回も買ってしまいそうです。650円は高いけど。 本屋で一色まことさんが気になった.....またはまると困るな.....