福島県女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に
『のう胞』か『結節』1名に小児甲状腺ガン
これは山下俊一氏らが2000年に放射能非汚染地域の長崎の子どもたちを甲状腺検査した結果(0.8%)、チェルノブイリ事故の5~10年後にチェルノブイリ地域の子供たちを調査した結果(0.5%)と比べて途方もない数字です。
本年4月の発表で3万8千人の子どもの35%に「のう胞」が見つかった時ですら、これを知った被曝問題に詳しいオーストラリアのヘレン・カルディコット博士は次のように警告しました。
「この子どもたちは追跡調査をしている場合ではありません。のう胞や結節などの全ての異常は直ちに生体組織検査をして悪性であるかを調べ、もしも悪性なら、甲状腺の全摘出が必要です。 こういった甲状腺異常が現れるには普通は5~10年かかります。1年も経たないうちに現れるというのは、子供たちが大変高線量の被ばくをしたことを意味します。子供たちに甲状腺結節やのう胞があるのは、普通のことではありません」
さらに、前回3万8千人の中からついに1人が甲状腺ガンと診断されました。通常なら子どもの甲状腺ガンは100万人に1人です、明らかに福島の子どもたちに異変が発生しています。
このままいくと、福島は健康な子供が2割しかいないという今日のベラルーシやウクライナのようになってしまいます。これは政策問題ではなく、危機に瀕している命を救うのか見殺しにするのかという人権の根本問題です。
チェルノブイリの教訓があるのに、なぜ政府は、福島の子どもたちをもっと安全な地域に避難させないのでしょう。ソ連政府ができたことが なぜ日本政府にできないでしょう?
福島のおとうさんおかあさんが起こした子どもを疎開させる裁判を知っていますか? 昨年12月、福島地方裁判所郡山支部で子どもを見殺しにする判決が下りました。そのニュースは12/16 野田総理の唐突な「事故収束宣言」と同時刻ころにセットで出され、国民のほとんどが疎開裁判の判決を知りません。今回も福島県は、県内の子どもの甲状腺検査結果の発表に9月11日を選びました。女子の50%以上にのう胞!こんなたいせつなことをマスコミは発表しませんでした。
10/1(月)に、仙台高裁で疎開裁判の二審があります。みなさまの「今すぐ子どもたちを疎開させよ」という声が、裁判所を動かします。福島の子どものためにどうか署名をおねがいします。
(上記文面は福島集団疎開裁判 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2012/09/blog-post_929.html の内容をもとに編集しました)
もう だまってはいられません。遅ればせながら わたしも動くことにしました。ちらしをつくりました。署名をあつめます。知人友人をたずね 街頭にも立ちましょう。
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