ワールドカップに優勝すると40億円の経済効果だそうです。
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以下抜粋
まずは選手たちによくやってくれたと伝えたい。皆さんが苦しいときも応援してくれたのが力になった。試合の内容は主導権を握っていたし、勝利してもおかしくなかったと思う。勝利への気持ちが前に出た試合だったと思う。わたしが日本に来て、課せられた使命は、W杯出場に導くことが最低限の宿題だった。それを果たせてホッとしているが、世界を驚かすためにも今後やらなければならないことはたくさんある。日本とオーストラリアは主役を演じられるチーム。その2チームがこういう試合を演出することになったが、われわれが本物の主人公だった。
皆さんがプレッシャーをかけてくれました(笑)。勝利できなかったのは残念ですが、W杯出場が決定してよかったです。少しアンラッキーな形で失点してしまって、(香川)真司と話し、強引にスペースを作りながら攻撃しようと。ラッキーなPKでしたが、決められてよかった。けっこう緊張していたんで、真ん中に蹴って取られたらしゃあないと思っていました。6月はコンフェデレーションズカップもあるので、皆さんあまり期待していないと思いますけど、優勝するつもりでいきます。
スタジアムが素晴らしい雰囲気でした。本当にW杯予選を勝ち抜けたのは皆さんのおかげだと思っています。もう、最高でした。ここ2試合勝っていなくて、チームの雰囲気も上がってきませんでしたが、応援してくれたみなさんのおかげだと感謝しています。
いやぁ、最後までハラハラしました。決めるところで決めないとこういう試合になることを痛感しました。もっとレベルアップしないとダメですね。僕は南アフリカのW杯は出場できなかったので、活躍できるようにしたいです。今日は素晴らしい雰囲気の中で、決めることができた。これから1年、レベルアップできるように頑張ります。
うれしいですけど、僕らは本気でW杯優勝を狙っているので通過点です。個人としてもレベルアップできるように努力したいです。PKに関しては(本田)圭佑はメンタル強いんで、あいつなら決めてくれると思いました。さすがです。こうやってW杯出場を決められたのはユニホームを洗ってくれたり、マッサージをしてくれたりする裏方さんのおかげです。これからも皆さんのサポートが必要なので、応援よろしくお願いします。
みなさん、ありがとうー!! みなさん、ありがとうー!!
オレたちには、世界一しか頭にない。日本代表DF長友佑都(26=インテルミラノ)が3日、チームに合流したMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)と2人きりで密談。「周りに笑われても関係ない。圭佑と目指すところはまったくブレないんで」と熱く語り、2人の目標を「W杯優勝」として意思統一したことを明かした。W杯出場がかかるオーストラリア戦に備え、チームにある精神面の「緩み」を引き締めた。
長友は無表情だった。決戦のピッチ、談笑しながら体を動かす選手もいる中で、長友は黙々と最終調整に取り組んだ。ミックスゾーンでは、顔を少し高揚させていた。呼び掛けられ、立ち止まって笑みを浮かべたが、話し出すと語気はみるみる強くなった。「もう言い訳は許されないんで」と切り出すと、今日のオーストラリア戦に向けた胸中を語り出した。
長友 (本田)圭佑とは、夢や目標というところで目指す方向性が一緒なので。周りに、あいつら熱すぎなんじゃないかとか、笑われても関係ない。目指すところはまったくブレないんで。僕らが引っ張らないで、誰が引っ張るんだという気持ちでいます。
この日帰国した本田とは、宿舎で再会。昼食の席で一緒のテーブルに座ると、2人きりで熱く意見を交わし合ったという。それは、他の選手を寄せ付けないほど白熱したものだった。「夢」「目標」については、長友はあえて口にはしなかったが、それは本田が普段から公言する「W杯優勝」にほかならない。「込み入った話をしたかったけど、疲れてるようだったんで」と本田を気遣った。
長友は、本田も感じていたチームの「気の緩み」をずっと抱いている。5月30日の親善試合ブルガリア戦でも、その不安は0-2という結果になって現れた。長友は怒りの表情で試合後のミックスゾーンを無言で通り過ぎた。この日も「多少は引き締まったと思うけど、ぬるい空気は流れている」と言った。
チームに、心の底から世界制覇を目指す意思を浸透させたい。独り善がりだ、とチーム内で冷たい視線を浴び、内部分裂する恐れもある。それでも構わない。長友の言葉には強い決意が込められていた。
W杯予選後には、W杯本番を見据えたコンフェデ杯が控える。万全な形で迎えるためにも勝ってW杯出場を決める必要がある。「世界で勝つには、まずは明日勝たないといけない」。並々ならぬ決意でピッチに立つ。【由本裕貴】
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