宿場の歴史は古く、室町時代に伊勢参宮の宿として設けられたのがはじめと言われている。水口城の城下町の中心であった。宿に入ると東海道が三つに分かれ、また一つに戻る面白い構造をしている。水口曳山祭も有名である。
街道の外れには、水口の名所、大池寺があり、庭園の370年前に植えられたさつきが季節には見事と聞く。野洲川に沿って、京の旅人が最初に泊まった宿場が、次の石部宿である。宿の手前に「道標」が見える。
大沙川トンネルをくぐると石部宿に入る。
話は前後するが、元禄二年、伊勢の国(四日市市)生まれの伊兵衛は日本橋に鰹節問屋を開業した。その後屋号を「伊勢屋伊兵衛」とした。「鰹節のにんべん」の前身である。屋号の「にんべん」は「伊」の「人偏」からと言われる。
石部宿迄は13.7kmの道程である。
広重の絵は「水口・名物千瓢」である。図は、名産の干瓢づくりを描いたものである。左側の女性は夕顔(ウリ科)の果肉を細長く帯状に削り、そして、1人はそれを干して並べている。この干しあがったものが千瓢である
1月に咲いている花「梅」
開花時期は、 1/25頃~ 4/ 5頃。
1月下旬から咲き出すもの、3月中旬から
咲き出すものなど、さまざま。
桜とちがって、咲き方も散り方もゆっくり。
梅が咲き出すと、なんとなく春の訪れを感じる。
・漢名でもある「梅」の字音「め」が変化して
「うめ」になった。
・ふつう、白梅の方が
紅梅より早く咲き出すようです。
・いろいろな園芸種がある。
・とてもよい香りの5弁花。
「馥郁(ふくいく)たる梅の香り」の”馥郁”
とは、「とてもよい香り」の意味です。
(そういえばこの言葉って、梅の香りにしか
使われないような気がします)
(季節の花300より)