鴨川に架かる三条大橋は、京の表玄関でもあり東国への出発点でもある。橋の始まりは早く室町時代初期には、簡素な構造ですでに架けられていた。その後、1592年に大々的に改造され、現在も京都市の内の重要な橋の一つである。
橋のたもとには弥二喜多の銅像がある。
東海道全長500kmの旅はここ三条大橋がゴールである。
次回からは、日光・奥州街道を巡ってみたい。
広重の絵は「京師・三条大橋」の図である。江戸より124里半(約492km)、鴨川にかかる三条大橋を渡れば京都である。当時、江戸・京都間を普通に歩けば十数日の行程であった。図は三条大橋を八朔御馬献上の行列が渡っている様子で、遠くには東山三十六峰と比叡山が描かれている
春の七草「御形」
開花時期は、4/20頃~ 5/ 末頃。
・春の七草のひとつ。
(春の七草では「御形(ごぎょう、または、
おぎょう)」と呼ぶ。)
・柔らかいうす緑色の葉の先に、
黄色の花がつぶつぶになってかたまって咲く。
・名前は「母」と「子」の人形(ひとがた)に
由来する、との説がある。
・昔は草餅の材料だったが、明治頃から次第に
「蓬(よもぎ)」が材料にされるようになった。
・別名「ほうこぐさ」
茎も葉も白い細かな毛におおわれているために
「ほうけた」ように見えるところから。
・「老いて尚 なつかしき名の 母子草」
高浜虚子
(季節の花300より)