人生日訓(303)
「智者は秤(はかり)を手にす」
法句経二六八番に出る言葉。ここで「智者」と言っているの
を、何も無理に聖人のこと、学者のことと限定する必要はな
い。普通の成人と受け取ってもいい。大人と未成年と比べて
みても、なかなか一口ではいえないが、なぜ「大人」のことを
「おとな」と訓ずるのであろうか。おとなしいのは大人の一つ
の要素であろう。幼少のものは、とかくうるさい、騒ぎ廻る。わ
めきたてる。なぜであろうか。「はた」もこと、他人の事、自分
以外のことを考えないからである。つまり、自分に秤を持って
いないからである。大人になれば。「こんなに騒いでいたら、
さぞはたにうるさかろう」と反省する。自分の頭の中にある秤
にその声をかけてみる。何かものを食べるにしても、「こんな
に一度に食べたら、あとでお腹を悪くするであろう」と自分の
秤にかけてみる。現在の自分のあくなき食欲とあとでの腹痛
というものを秤にかけてみる。つまり、この自制力である。
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4月から咲く花「君子蘭(くんしらん)」
開花時期は、 4/ 1 ~ 5/25頃。 ・原産地は南アフリカの 雨の少ない樹林地帯。 ・濃い緑色で長く固い葉っぱ。 孔雀のように 羽根を広げたような姿。 ・「高貴な花」とのイメージから 「君子蘭」の名前になった。 ・茎の先に橙色の きれいな花をたくさんつける。 晩秋頃から赤い実をつける。 ・開花するには 温度が10度まで下がる日が 60日間ほど必要、とのこと。 ・よく見かけるのは、おそらく 「達磨(だるま)君子蘭」 という品種。 ・3月15日、4月13日の 誕生花(君子蘭) ・花言葉は 「情け深い、誠実」(君子蘭) ・別名 「クリビア」(学名から)
(季節の花300より)
